【完結】公爵令嬢は勇者への恩返しを試みる〜サブヒロインとして頑張ります〜

マロン株式

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光落ちする男 ユウフェside

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 ー光落ちとはー

 当初敵だと思っていたけれど、後々味方になると言う熱い展開を繰り広げけくれる人の事。このお方は勇者との激闘の末に物語の展開を盛り上げてくれる上に心強い戦闘力になる。

 つまり後々困難な状況に遭遇した時良い感じのタイミングで勇者及びヒロインを助けてくれるのだ。

 それは全力で戦ったからこそ得られる男の友情と捉えている。

 だからこの光落ち男のストーリーに、下手に水を差すような事をするのは、その後の展開を捻じ曲げてしまい最悪、心強い仲間になってもらえるものもそうで無くなる可能性を危惧して対策すべきかは保留にしている人物でもある。




 そして今、私と勇者様はその光落ちする男とバッタリ遭遇してしまった。

 名前はダーク。人でありながら魔王の手先。
 彼はこの時点では読者からするとあまりの感じ悪さに怒りのあまり〝ぶっ殺してしまえこんなやつ〟と思われている。

 勇者からすると正体不明の悪いやつ。きっともう既に何処かのダンジョンで出会ったのだろう。

 勇者様は私の肩を掴んで背に隠すように後ろへと引き寄せると、反対側の足を一歩前へ出した。



 
「おまえ、あの時の…まさか此処で何か企んでるんじゃないだろうな?」


 すごむ勇者にダークは両手を広げてヘラリと悪役顔で笑いながら、小馬鹿にしたような口調で答える。

「ははっ、どうかなぁ?」


 その視線は、勇者の背に隠されながらも。そっと様子を覗き見ているユウフェにうつった。両手を前で握りしめているユウフェの指にはめられている指輪を見て一瞬目を細めたが

 次の瞬間にはまた笑顔になって敵意はないと表明するようにふった。



「いやぁ。本当に平和なもんだね。

各地で魔王被害が多発していると言うのに、王都はいつでも勇者を呼び寄せられるからこその余裕なのか…」



「………」



「おいおい、まったく君の彼女も怯えてるだろう?怖い顔するなよ。
今日は呑気な顔をして過ごしている王都の連中を見にきただけさ。





今日は…ね」


 


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