16 / 21
16.息抜きの夏休み
しおりを挟む
7月21日(木)から8月31日(水)まで学校は夏休み。圭さんの会社の夏休みは8月8日の週で土日を加えると9日間になる。圭さんから、混雑を避けて6日(土)から10日(水)までの5日間帰省したいと相談された。
夏休みは受験勉強の天王山だけど、私にどうすると聞くので、気分転換したいから、連れていってほしいと頼んだ。
それで、圭さんは、折角だから行きは軽井沢で1泊してから金沢に入って、実家で3泊して帰ってくる計画を立ててくれた。私に異存はない。もちろん勉強道具を持参する。
【8月6日(土)】
8月6日(土)、私の作ったお弁当を持って出発。軽井沢で下車。駅に荷物を預けて自転車を借りてサイクリングしながら軽井沢見物。夏の軽井沢は涼しい。気分爽快。植物園でお弁当を食べた。
3時に上田に移動して話題の真田城を見物。上田は土地勘があると言って、夕食は信州そばのおいしい店へ連れて行ってくれた。
宿泊は駅前のビジネスホテル。軽井沢のホテルは予約が直前だったため満室でようやく上田にホテルを見つけて予約したとのこと。上田は会社の工場があって、入社時に2か月ほど研修でいたところで、軽井沢や小諸には何度もいったことがあると言っていた。ただ、10年前とは随分変わったと驚いていた。
私は夏休みに入る前から受験の準備をはじめていたけど、学校が休みになると家事をしても勉強時間は十分あった。今日は気分転換になってよかったと圭さんにお礼をいった。
部屋はセミダブルでかなり狭いけど枕が二つ並んでいる。私は狭いベッドでもかまわない。圭さんとくっ付いて寝られるから。そういえば、ベッドははじめて。今日くらいは勉強を忘れても良いでしょうと、しがみ付く。
受験勉強が始まってから圭さんは遠慮していたみたい。今日は良いかといって思いっきり可愛がってくれた。その後、二人は爆睡。
【8月7日(日)】
次の日、上田から新幹線で金沢へ。11時には実家についた。この時間でももう結構な暑さになっている。
昼ごはんはまた近くのうどん屋さんへ。冷やしうどんがおいしかった。暑いので冷房を入れて、部屋を軽く掃除。私は2階の寝室で4時までお勉強をさせてもらう。圭さんは隣の自分の部屋で片付け。
圭さんのおじいさんが電器関係の仕事をしていたそうで、すべての部屋にクーラーがあった。でも、今の冷暖房兼用タイプではなく、クーラーのみの古いタイプだった。圭さんは省エネと冬のために機会を見て買い替えると言っていた。
4時ごろ日差しが少し和らいだので、二人で歩いて12~3分のスーパーへ食料の買い出しに。この店は野菜、果物、魚、肉類が中心ですごく安い。特に野菜と果物は東京の1/3位の値段。
このあたりは少子高齢化でお客はお年寄りばかり。限界集落に近づいていて、あと20年もするとこの辺りは住む人がいなくなるかもしれない、都市一極集中の弊害だと圭さんは嘆いていた。
夕食は夏向きの和食を作った。夕食の後片付けを済ませて私はまたお勉強。圭さんが今晩はゆっくり寝ようねとパスの合図。私も「はい」と了解。圭さんは、昨晩張り切り過ぎたから休養もしないといけないと言ってたけど、私はやっぱり少し寂しい。
【8月8日(月)】
今日は朝の涼しいうちに二人の結婚の報告もかねてお墓参り。タクシーを呼んで、近くの山の墓地へ向かう。途中、墓地の入口にある店で花と蝋燭と線香を買ってから、再び坂を上って行く。
中腹にお墓がある。おじいさんが見晴らしが良いと言って、ここに自分でお墓を建てたそうだ。圭さんの両親と妹さんが自分より先に入ることになって、とっても悲しんでいたと圭さんはいった。タクシーを待たせて二人でお参り。金沢は新盆でお墓参りは7月と圭さんが教えてくれた。
おじいさんが選んだだけあって、見晴らしが良いところだった。この辺りは古戦場だったとか。心地よい風が吹いている。これで二人の結婚の報告が終わって、ほっとして帰宅した。
1時間でお墓参りが済んで暑くなる前に帰れてよかった。まだ、9時を少しまわったところ。それから、私は昼までお勉強をさせてもらう。
圭さんは庭の草とり。5月の連休は二人で草取りをしたが、もう草が一面に生えていた。ドクダミが満開。
昼食はソーメンにした。圭さんは、大学生のころ、休日の昼食がソーメンだと、これじゃ力がでないとおばあさんに言っていたけど、今はこれくらいの軽さの昼食が丁度良いと言っていた。確かに、もう育ち盛りでもないし、暑い時はソーメンが一番と2人で食べた。
午後も私はお勉強。圭さんは草取りに疲れたのかお昼寝。
夕食は、ソーメンじゃ力が出ないと思って、肉野菜炒めとソーメンの残りのだし汁で作った澄まし汁を作った。簡単で済みませんと謝ったら、勉強しながらありがとうとお礼を言ってくれる。でも今日もゆっくり寝ようねとパスの合図。夜も勉強します。
11時ごろ、2階の寝室兼勉強部屋へ圭さんが様子を見に来たので、勉強終わったと抱きつく。圭さんはどうしようかと迷っていたみたい。一瞬その気になったようだったけど、思い留まったみたい。
明日は海水浴へ行くけど、朝早くからお弁当を作るのは大変だから早く寝ようといわれた。残念だけどしかたがない。そっと抱いて撫でてくれた。おやすみ。
【8月9日(火)】
朝、暑くなる前にお弁当を持って出発。金沢駅まではバスで15分、それから浅野川線北鉄金沢駅から電車で終点内灘駅までは20分足らずで到着。駅から徒歩20分くらいで内灘海岸へ、家から約1時間で海水浴場に到着。東京と比べると海がとっても近い。
私はどうしても日本海で泳いでみたかった。学校へ戻ったら日本海で焼いて来たと自慢したいから。家からこんなに近くて早く着けるとは思わなかった。
海の家(浜茶屋)で着替えを済ませて、波打ち際へ向かう。10時ごろだというのに、もう日差しが強くて気温もかなり高くなっている。足の裏が焼けるように砂が熱い。最初はゆっくり歩いていたが、耐えられず駆け足で波打ち際へ。幸い波は穏やかだった。
私はスクール水着。圭さんが頭に手ぬぐいを巻いてくれた。かっこ悪いけどしていなさいと言われてしぶしぶ従う。圭さんは実家においてあった学生時代の海水パンツ。海に入り身体を海水に浸す。水温は高くない。
少し泳いでから波打ち際で砂遊び。私はきれいに焼くために用意してきたオイルを塗ってもらった。圭さんが余り焼き過ぎると後が大変だからと言ってくれたけど、聞き入れずにじっくり肌を焼いた。これが目的だったから。
海を見ていると落ち着くねと言うと、圭さんはもう顔が真っ赤になっているからほどほどにしてという。東京よりも空気が澄んでいるためか日差しが強く感じられる。でも気持ちが良い。
海水浴なんて何年ぶりだろう。海水浴は両親と小学生の時に行ったきりだった。両親のことを思い出して涙ぐんでしまう。
お昼になったので、海の家へ戻ってお弁当を食べた。お茶も持参したもの。私の手足は日に焼けてもう真っ赤になっている。圭さんが「大丈夫?」と聞いてくるけど「大丈夫、せっかく来たのだから午後も焼かなくちゃ」と無視。
圭さんはしかたなさそうに「もうかなり焼き過ぎだから、あと少しだけだよ」といって、付き合ってくれた。二人砂浜を走って波打ち際へ、
少し日に当たると、海に浸かって身体を冷やそうと、無理やり海水に浸からせられた。海水に浸かると肌が少しピリピリする。圭さんが「もう上がった方がよい」というのでしぶしぶ海の家へ戻って着替えをした。
圭さんは、「まだ1時過ぎだけど、これ以上いると疲れるからもう帰ろう」という。二人駅へ向かう。駅前で、電車を待つ間にかき氷を食べた。冷たくておいしい、頭にキンとくるけど最高。
帰りの電車では疲れていたのか、すぐに眠ってしまった。金沢駅で駅弁を二人分買って、タクシーで帰る。日焼けはかなり疲れるみたいで、タクシーでも眠ってしまった。
3時前には家に着いた。私はもうぐったり。圭さんがクーラーを効かせた寝室で休ませてくれる。今日はもう勉強どころではないみたい。
6時ごろ目がさめたので、寝室から降りていった。身体がほてる、日焼けし過ぎたみたいだけど、もう後の祭り。
「肌がピリピリする」
「だから言っただろう、焼き過ぎると大変だよって」
「これほどとは思わなかった。日焼けを甘く見ていた」
「とりあえず、お弁当を食べよう」
「食べ終ったら、冷たいシャワーを浴びたい」
「こういう時は温いシャワーにした方が良い。冷たいシャワーだと返って火照るよ」
「分かりました。そうします」
「今日はお勉強をお休みにするから抱いて下さい」
「いいよ、よろこんで」
私はシャワーを浴びてバスタオルを身体に巻いて寝室に入った。圭さんが待っていてくれた。そのまま抱きつく。
「だめ、日焼けしたところがひりひりして集中できない」
「水着を着けていたところは大丈夫だろう」
「肩と腕がお布団に触れるとひりひりして、腿も触られると、ひりひりしてだめ」
「残念だけど今夜は諦めるとするか。濡れタオルで冷やしてあげる」
圭さんは冷蔵庫からアイスノンを取り出して、水を入れた桶に沈めて、手ぬぐいを冷やしている。そして冷えた手ぬぐいで肩、腿、額を冷やしてくれた。
「冷たくて気持ちいい。ありがとう」
「僕も腿がひりひりする」
「楽しみにしていたのに今夜は諦めます」
日焼けを甘く見ていた。久しぶりだったのに悲しい。
【8月10日(水)】
一晩寝て時間が経ったのと冷やしたので、ひりひりは幾分収まったみたい。7時に起きて、朝食と昼のお弁当を作った。今日はもう最終日で午後には東京へ向かう予定。
朝食後、9時から12時まで私はお勉強、圭さんは家の片付け。
お昼のお弁当を家で食べて、1時にタクシーで駅へ。外はかなりの暑さ。2時前の「はくたか」で東京へ。
家には6時前に無事帰着。夕食は金沢で買ってきたお弁当。
日焼けも落ち着いたので、お勉強の後、久しぶりに可愛がってもらった。幸せ、良い夏休みだった。でもやっぱり家が一番落ち着いてできる。
夏休みは受験勉強の天王山だけど、私にどうすると聞くので、気分転換したいから、連れていってほしいと頼んだ。
それで、圭さんは、折角だから行きは軽井沢で1泊してから金沢に入って、実家で3泊して帰ってくる計画を立ててくれた。私に異存はない。もちろん勉強道具を持参する。
【8月6日(土)】
8月6日(土)、私の作ったお弁当を持って出発。軽井沢で下車。駅に荷物を預けて自転車を借りてサイクリングしながら軽井沢見物。夏の軽井沢は涼しい。気分爽快。植物園でお弁当を食べた。
3時に上田に移動して話題の真田城を見物。上田は土地勘があると言って、夕食は信州そばのおいしい店へ連れて行ってくれた。
宿泊は駅前のビジネスホテル。軽井沢のホテルは予約が直前だったため満室でようやく上田にホテルを見つけて予約したとのこと。上田は会社の工場があって、入社時に2か月ほど研修でいたところで、軽井沢や小諸には何度もいったことがあると言っていた。ただ、10年前とは随分変わったと驚いていた。
私は夏休みに入る前から受験の準備をはじめていたけど、学校が休みになると家事をしても勉強時間は十分あった。今日は気分転換になってよかったと圭さんにお礼をいった。
部屋はセミダブルでかなり狭いけど枕が二つ並んでいる。私は狭いベッドでもかまわない。圭さんとくっ付いて寝られるから。そういえば、ベッドははじめて。今日くらいは勉強を忘れても良いでしょうと、しがみ付く。
受験勉強が始まってから圭さんは遠慮していたみたい。今日は良いかといって思いっきり可愛がってくれた。その後、二人は爆睡。
【8月7日(日)】
次の日、上田から新幹線で金沢へ。11時には実家についた。この時間でももう結構な暑さになっている。
昼ごはんはまた近くのうどん屋さんへ。冷やしうどんがおいしかった。暑いので冷房を入れて、部屋を軽く掃除。私は2階の寝室で4時までお勉強をさせてもらう。圭さんは隣の自分の部屋で片付け。
圭さんのおじいさんが電器関係の仕事をしていたそうで、すべての部屋にクーラーがあった。でも、今の冷暖房兼用タイプではなく、クーラーのみの古いタイプだった。圭さんは省エネと冬のために機会を見て買い替えると言っていた。
4時ごろ日差しが少し和らいだので、二人で歩いて12~3分のスーパーへ食料の買い出しに。この店は野菜、果物、魚、肉類が中心ですごく安い。特に野菜と果物は東京の1/3位の値段。
このあたりは少子高齢化でお客はお年寄りばかり。限界集落に近づいていて、あと20年もするとこの辺りは住む人がいなくなるかもしれない、都市一極集中の弊害だと圭さんは嘆いていた。
夕食は夏向きの和食を作った。夕食の後片付けを済ませて私はまたお勉強。圭さんが今晩はゆっくり寝ようねとパスの合図。私も「はい」と了解。圭さんは、昨晩張り切り過ぎたから休養もしないといけないと言ってたけど、私はやっぱり少し寂しい。
【8月8日(月)】
今日は朝の涼しいうちに二人の結婚の報告もかねてお墓参り。タクシーを呼んで、近くの山の墓地へ向かう。途中、墓地の入口にある店で花と蝋燭と線香を買ってから、再び坂を上って行く。
中腹にお墓がある。おじいさんが見晴らしが良いと言って、ここに自分でお墓を建てたそうだ。圭さんの両親と妹さんが自分より先に入ることになって、とっても悲しんでいたと圭さんはいった。タクシーを待たせて二人でお参り。金沢は新盆でお墓参りは7月と圭さんが教えてくれた。
おじいさんが選んだだけあって、見晴らしが良いところだった。この辺りは古戦場だったとか。心地よい風が吹いている。これで二人の結婚の報告が終わって、ほっとして帰宅した。
1時間でお墓参りが済んで暑くなる前に帰れてよかった。まだ、9時を少しまわったところ。それから、私は昼までお勉強をさせてもらう。
圭さんは庭の草とり。5月の連休は二人で草取りをしたが、もう草が一面に生えていた。ドクダミが満開。
昼食はソーメンにした。圭さんは、大学生のころ、休日の昼食がソーメンだと、これじゃ力がでないとおばあさんに言っていたけど、今はこれくらいの軽さの昼食が丁度良いと言っていた。確かに、もう育ち盛りでもないし、暑い時はソーメンが一番と2人で食べた。
午後も私はお勉強。圭さんは草取りに疲れたのかお昼寝。
夕食は、ソーメンじゃ力が出ないと思って、肉野菜炒めとソーメンの残りのだし汁で作った澄まし汁を作った。簡単で済みませんと謝ったら、勉強しながらありがとうとお礼を言ってくれる。でも今日もゆっくり寝ようねとパスの合図。夜も勉強します。
11時ごろ、2階の寝室兼勉強部屋へ圭さんが様子を見に来たので、勉強終わったと抱きつく。圭さんはどうしようかと迷っていたみたい。一瞬その気になったようだったけど、思い留まったみたい。
明日は海水浴へ行くけど、朝早くからお弁当を作るのは大変だから早く寝ようといわれた。残念だけどしかたがない。そっと抱いて撫でてくれた。おやすみ。
【8月9日(火)】
朝、暑くなる前にお弁当を持って出発。金沢駅まではバスで15分、それから浅野川線北鉄金沢駅から電車で終点内灘駅までは20分足らずで到着。駅から徒歩20分くらいで内灘海岸へ、家から約1時間で海水浴場に到着。東京と比べると海がとっても近い。
私はどうしても日本海で泳いでみたかった。学校へ戻ったら日本海で焼いて来たと自慢したいから。家からこんなに近くて早く着けるとは思わなかった。
海の家(浜茶屋)で着替えを済ませて、波打ち際へ向かう。10時ごろだというのに、もう日差しが強くて気温もかなり高くなっている。足の裏が焼けるように砂が熱い。最初はゆっくり歩いていたが、耐えられず駆け足で波打ち際へ。幸い波は穏やかだった。
私はスクール水着。圭さんが頭に手ぬぐいを巻いてくれた。かっこ悪いけどしていなさいと言われてしぶしぶ従う。圭さんは実家においてあった学生時代の海水パンツ。海に入り身体を海水に浸す。水温は高くない。
少し泳いでから波打ち際で砂遊び。私はきれいに焼くために用意してきたオイルを塗ってもらった。圭さんが余り焼き過ぎると後が大変だからと言ってくれたけど、聞き入れずにじっくり肌を焼いた。これが目的だったから。
海を見ていると落ち着くねと言うと、圭さんはもう顔が真っ赤になっているからほどほどにしてという。東京よりも空気が澄んでいるためか日差しが強く感じられる。でも気持ちが良い。
海水浴なんて何年ぶりだろう。海水浴は両親と小学生の時に行ったきりだった。両親のことを思い出して涙ぐんでしまう。
お昼になったので、海の家へ戻ってお弁当を食べた。お茶も持参したもの。私の手足は日に焼けてもう真っ赤になっている。圭さんが「大丈夫?」と聞いてくるけど「大丈夫、せっかく来たのだから午後も焼かなくちゃ」と無視。
圭さんはしかたなさそうに「もうかなり焼き過ぎだから、あと少しだけだよ」といって、付き合ってくれた。二人砂浜を走って波打ち際へ、
少し日に当たると、海に浸かって身体を冷やそうと、無理やり海水に浸からせられた。海水に浸かると肌が少しピリピリする。圭さんが「もう上がった方がよい」というのでしぶしぶ海の家へ戻って着替えをした。
圭さんは、「まだ1時過ぎだけど、これ以上いると疲れるからもう帰ろう」という。二人駅へ向かう。駅前で、電車を待つ間にかき氷を食べた。冷たくておいしい、頭にキンとくるけど最高。
帰りの電車では疲れていたのか、すぐに眠ってしまった。金沢駅で駅弁を二人分買って、タクシーで帰る。日焼けはかなり疲れるみたいで、タクシーでも眠ってしまった。
3時前には家に着いた。私はもうぐったり。圭さんがクーラーを効かせた寝室で休ませてくれる。今日はもう勉強どころではないみたい。
6時ごろ目がさめたので、寝室から降りていった。身体がほてる、日焼けし過ぎたみたいだけど、もう後の祭り。
「肌がピリピリする」
「だから言っただろう、焼き過ぎると大変だよって」
「これほどとは思わなかった。日焼けを甘く見ていた」
「とりあえず、お弁当を食べよう」
「食べ終ったら、冷たいシャワーを浴びたい」
「こういう時は温いシャワーにした方が良い。冷たいシャワーだと返って火照るよ」
「分かりました。そうします」
「今日はお勉強をお休みにするから抱いて下さい」
「いいよ、よろこんで」
私はシャワーを浴びてバスタオルを身体に巻いて寝室に入った。圭さんが待っていてくれた。そのまま抱きつく。
「だめ、日焼けしたところがひりひりして集中できない」
「水着を着けていたところは大丈夫だろう」
「肩と腕がお布団に触れるとひりひりして、腿も触られると、ひりひりしてだめ」
「残念だけど今夜は諦めるとするか。濡れタオルで冷やしてあげる」
圭さんは冷蔵庫からアイスノンを取り出して、水を入れた桶に沈めて、手ぬぐいを冷やしている。そして冷えた手ぬぐいで肩、腿、額を冷やしてくれた。
「冷たくて気持ちいい。ありがとう」
「僕も腿がひりひりする」
「楽しみにしていたのに今夜は諦めます」
日焼けを甘く見ていた。久しぶりだったのに悲しい。
【8月10日(水)】
一晩寝て時間が経ったのと冷やしたので、ひりひりは幾分収まったみたい。7時に起きて、朝食と昼のお弁当を作った。今日はもう最終日で午後には東京へ向かう予定。
朝食後、9時から12時まで私はお勉強、圭さんは家の片付け。
お昼のお弁当を家で食べて、1時にタクシーで駅へ。外はかなりの暑さ。2時前の「はくたか」で東京へ。
家には6時前に無事帰着。夕食は金沢で買ってきたお弁当。
日焼けも落ち着いたので、お勉強の後、久しぶりに可愛がってもらった。幸せ、良い夏休みだった。でもやっぱり家が一番落ち着いてできる。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
幼馴染みのメッセージに打ち間違い返信したらとんでもないことに
家紋武範
恋愛
となりに住む、幼馴染みの夕夏のことが好きだが、その思いを伝えられずにいた。
ある日、夕夏のメッセージに返信しようとしたら、間違ってとんでもない言葉を送ってしまったのだった。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる