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第八話 通達-2
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そのモーダルタ兵は荒ぶっていた。鍛冶屋が剣の修理を受けないと言う。ハイデンにて自警団が立ち上がったとの噂が流れた頃から町の住民が反抗的になったと兵士は考えている。このまま舐められるわけにはいかないと、脅しに剣を抜いて振り上げた。
冷や汗を流しながらも鍛冶屋は兵士を睨み付ける。
「これはまた、物騒でございますね」
声が割り込み、兵士の腕が捻り上げられた。彼の呻き声に合わせるように、その手から剣がこぼれ落ちる。カランと音を響かせて床に転がった。
兵士は苦悶の表情を浮かべながら、腕を捻り上げているスーツ姿の老人に叫ぶ。
「は、放せ!」
「このままモーダルタへ帰ると約束していただけるなら、放しましょう」
「はあ? 帰れる訳がないだろ! こっちは仕事で来てるんだ!」
「おやおや、幾ら領主が処刑されたとは言え、モーダルタは連絡がなってなさ過ぎでございます」
「処刑だ? 出任せ言ってんじゃねぇよ!」
「出任せかどうかは貴方がモーダルタへ帰ってから確認すれば宜しいでしょう」
「だから、帰れねーっつってんだ!」
老人は顔を顰めた。
「堂々巡りになるだけでございますね。時にご主人、揉めていた理由をお聞かせ願えますかな?」
突然話を振られた鍛冶屋は一瞬戸惑うが、話し始める。
「は、はい。そちらのお客さんには前回のツケが残っていまして、今回の依頼をお断りさせていただいたのです」
「ほお、それに激高して剣を抜かれたと言ったところですかな?」
スーツ姿の老人の目がキラリと光る。その凄みに兵士は竦み上がった。
「お、俺は、ちょっと脅すだけのつもりで……」
「まあ、それは追々聞くといたしまして。ご主人、剣を一振り所望するつもりでしたが、先に用事が出来ました。ここは一旦失礼させていただきます」
「は、はい……」
兵士の腕を捻り上げたまま店を出て行くスーツ姿の老人を、鍛冶屋は呆気にとられて見送った。
「ヘンドリック? あのヘンドリックか!?」
モーダルタ軍の隊長は名を名乗った目の前の老人を驚愕の眼差しで見た。
「『あの』が何のことか存じかねますが、私はヘンドリックでございます」
答えたヘンドリックは一〇名ほどの兵士に囲まれていながら、一人の兵士の腕を捻り上げたままで平然としている。床では二人の兵士が呻き声を上げている。ヘンドリックに掴み掛かった結果だ。
ヘンドリックは捕らえた兵士に案内させてモーダルタ軍が宿舎としている宿に訪れていた。
そのヘンドリックの周りを数人の兵士が囲む。彼らは我が物顔で歩くヘンドリックを見掛け、後を付けたのだ。当然ながらぼんやり後を追い掛けたのではない。途中で仕掛けようと考え、隙を窺ってのことだ。だが、ヘンドリックにそうできるだけの隙を見い出せない。いよいよ隊長室としている部屋の直前、一か八か仕掛けた兵士二人も片足だけで伸されてしまった。
それでも包囲だけは解かない職務に忠実な兵士らである。
隊長は一度だけ周りの兵士を見回すと、難しい顔をしながらヘンドリックへと向き直る。傍若無人は許し難くとも、自身の聞き及んでいるヘンドリックであれば、この場の全員で掛かっても傷一つ付けることが叶わないのだ。
だからと、謙るつもりはない。
「用件を聞こう」
ヘンドリックが兵士の妄動に対する苦言を呈すると共に、モーダルタ子爵の処刑について語る。
前者はともかく後者については信じられない思いの隊長だったが、派遣されて以来何の指示もされないのも確かなのだ。モーダルタでは指示の変更が無い場合には連絡も無いのが常のため、特に不思議に思わなかったのである。
それでもヘンドリックが嘘を吐くようには思えない。
「判った。あんたを信じよう」
「それではもう揉め事を起こさないようにお願いいたします」
ヘンドリックが捕まえていた兵士の腕を放しながら言った。
隊長はその場で撤退準備の指示を出す。兵士達は呻き声を上げていた兵士を助け起こし、それぞれの作業に向けてその場から立ち去る。腕を捻られていた兵士は、痺れて動かない腕を押さえて逃げるように立ち去った。
「だが、どうしてあんたがこんな所に居る?」
「ちょっとした罪滅ぼしのようなものでございます」
投げかけた疑問にそう答えると、ヘンドリックもその場から立ち去った。
「一体誰なんです?」
その場に残っていた副官が疑問を口にした。
「昔は名の知れた傭兵で、今はボナレスの剣術と体術の指南役だった筈だ。どう言う訳か本職は執事らしいがな」
副官の顔には困惑が浮かぶばかりであった。
宿舎を出たヘンドリックは鍛冶屋をまた訪れる。
「先程は失礼いたしました」
そして今度こそ剣を一振り注文し、合わせて自警団設立について囁いた。
その後、事実関係を確認したモーダルタ軍は順次モーダルタへと帰還した。
◆
レミアは細長い背負い袋を脇に置き、腰掛けたハイデルフト領主館跡の庭石から廃墟をぼんやり見詰める。陽の光は強く照らしているが、たまたま焼け残った木の葉の陰に入っていて比較的涼しくもある。
「これからどうしようかしら」
ボナレスの駐留軍第三大隊隊長を討ち取った後、隣町でほとぼりが冷めるのを待った。それからハイデンに戻ってみれば、ボナレス領軍は撤収した後だ。恒久的なものかどうかがこの時点ではまだ判らなかったため、いつボナレス軍が現れても良いように準備は続けた。
関連の続報として先行したのは噂だ。ボナレス伯爵の死亡を伝えていた。それは日を追うにつれて次第に詳細になり、真実だったことが判明する。最後まで噂の域を出なかったのはエカテリーナ・ハイデルフトがボナレス伯爵を殺害したと言うものである。
そしてレミアは途方に暮れる。
恐らくだが、ボナレス軍は再度の進駐などしない。死因はどうであれ、ボナレス伯爵が死亡したことに変わりがなく、同時に起きた軍の分裂騒ぎを治めることと合わせ、当面は領の内政に掛かりきりになると思われる。他領に進駐する余裕など無いだろう。
とどのつまり、盗賊としての標的が居なくなってしまった。元々ボナレス軍への反抗が目的だったのだから、標的を変えることはできない。そして同時に目的も失った。
気分を改めて勤め口を探せれば良いのだが、このご時世では伝手が無ければなかなかに難しい。全く無い訳ではない。無い訳ではないが生活できない程に低賃金なのだ。隣町に潜伏していた時など、日雇いでは一日働いても賄い三食を得られるだけだった。
エカテリーナを追おうにもボナレスから何処へ向かうのかはっきりとしない。今をただ食い繋ぐだけなら娼婦に戻るのが手っ取り早いが、できることなら避けたい職業だ。
勿論のこと、こうしてぼんやりと考えていても何も得られない。それでもこんな時間を持ちたい時も有るものである。
徐に背負い袋に手を差し込み、今度は素速く抜き放って斜め後ろの木へ向けて構える。手にするのは銃だ。
ボナレス軍が撤収したらしたで、傭兵崩れや小悪党がのさばり出ていて治安は良くない。何が起きても良いように、武器の携帯を欠かしていない。
「誰?」
「待て待て、俺だ、俺」
誰何に答えて両手を上げた男が木の陰から頭を覗かせた。
「俺なんて人は知らないわ」
「ちょ……、俺だ、ゴダードだ」
焦り声で名乗られてからやっと、レミアは見覚えのある男だと気が付いた。ずっと暗がりだったことや、外の様子が気になっていたことから彼の顔をよく見ていなかったのだ。
レミアが銃を下ろすと、ほっとしたようにゴダードが手を上げたままで木の陰から全身を現した。
「手はもういいわよ。何か用?」
「仲間になってくれないかと思って探してたんだ。会えて良かったよ」
ゴダードは手を下ろしてぷらんぷらんと振る。
「ボナレスは居なくなったんだから今更じゃない?」
「いや、ほら、置き土産みたいに小悪党が彷徨いてるだろう? 自警団でもやろうかと思ってるんだ。存在を知られたあんたにはその旗頭を頼みたい」
「嫌よ。名も姿も出してないんだから、のこのこ出て行っても頭のおかしい女と思われるだけよ」
「そこはそれっぽく声だけ出せばいいからさ」
「何よ。それなら私じゃなくたっていいじゃない」
「そこはそれ、本物がやったら信憑性が高いだろ?」
「そうかも知れないけど……」
レミアは暫し考えた。よくよく考えれば断る理由も特に無い。一方で自らには差し迫った問題が有る。
「ねぇ、三食のご飯は保障してくれる?」
「あ、ああ、それは頑張らせて貰うよ」
ゴダードは一瞬呆気に取られながらも、ほぼ即答した。
「ならいいわ。仲間になってあげる」
「色よい返事で有り難い。これから宜しく頼む」
ゴダードが右手を差し出すが、レミアは「馴れ合うつもりはないの」とパチンと軽く叩くだけであった。
◆
その頃、ベグロンドへ向かっていた筈のエカテリーナは道に迷っていた。
「もう! ここは何処よ!」
冷や汗を流しながらも鍛冶屋は兵士を睨み付ける。
「これはまた、物騒でございますね」
声が割り込み、兵士の腕が捻り上げられた。彼の呻き声に合わせるように、その手から剣がこぼれ落ちる。カランと音を響かせて床に転がった。
兵士は苦悶の表情を浮かべながら、腕を捻り上げているスーツ姿の老人に叫ぶ。
「は、放せ!」
「このままモーダルタへ帰ると約束していただけるなら、放しましょう」
「はあ? 帰れる訳がないだろ! こっちは仕事で来てるんだ!」
「おやおや、幾ら領主が処刑されたとは言え、モーダルタは連絡がなってなさ過ぎでございます」
「処刑だ? 出任せ言ってんじゃねぇよ!」
「出任せかどうかは貴方がモーダルタへ帰ってから確認すれば宜しいでしょう」
「だから、帰れねーっつってんだ!」
老人は顔を顰めた。
「堂々巡りになるだけでございますね。時にご主人、揉めていた理由をお聞かせ願えますかな?」
突然話を振られた鍛冶屋は一瞬戸惑うが、話し始める。
「は、はい。そちらのお客さんには前回のツケが残っていまして、今回の依頼をお断りさせていただいたのです」
「ほお、それに激高して剣を抜かれたと言ったところですかな?」
スーツ姿の老人の目がキラリと光る。その凄みに兵士は竦み上がった。
「お、俺は、ちょっと脅すだけのつもりで……」
「まあ、それは追々聞くといたしまして。ご主人、剣を一振り所望するつもりでしたが、先に用事が出来ました。ここは一旦失礼させていただきます」
「は、はい……」
兵士の腕を捻り上げたまま店を出て行くスーツ姿の老人を、鍛冶屋は呆気にとられて見送った。
「ヘンドリック? あのヘンドリックか!?」
モーダルタ軍の隊長は名を名乗った目の前の老人を驚愕の眼差しで見た。
「『あの』が何のことか存じかねますが、私はヘンドリックでございます」
答えたヘンドリックは一〇名ほどの兵士に囲まれていながら、一人の兵士の腕を捻り上げたままで平然としている。床では二人の兵士が呻き声を上げている。ヘンドリックに掴み掛かった結果だ。
ヘンドリックは捕らえた兵士に案内させてモーダルタ軍が宿舎としている宿に訪れていた。
そのヘンドリックの周りを数人の兵士が囲む。彼らは我が物顔で歩くヘンドリックを見掛け、後を付けたのだ。当然ながらぼんやり後を追い掛けたのではない。途中で仕掛けようと考え、隙を窺ってのことだ。だが、ヘンドリックにそうできるだけの隙を見い出せない。いよいよ隊長室としている部屋の直前、一か八か仕掛けた兵士二人も片足だけで伸されてしまった。
それでも包囲だけは解かない職務に忠実な兵士らである。
隊長は一度だけ周りの兵士を見回すと、難しい顔をしながらヘンドリックへと向き直る。傍若無人は許し難くとも、自身の聞き及んでいるヘンドリックであれば、この場の全員で掛かっても傷一つ付けることが叶わないのだ。
だからと、謙るつもりはない。
「用件を聞こう」
ヘンドリックが兵士の妄動に対する苦言を呈すると共に、モーダルタ子爵の処刑について語る。
前者はともかく後者については信じられない思いの隊長だったが、派遣されて以来何の指示もされないのも確かなのだ。モーダルタでは指示の変更が無い場合には連絡も無いのが常のため、特に不思議に思わなかったのである。
それでもヘンドリックが嘘を吐くようには思えない。
「判った。あんたを信じよう」
「それではもう揉め事を起こさないようにお願いいたします」
ヘンドリックが捕まえていた兵士の腕を放しながら言った。
隊長はその場で撤退準備の指示を出す。兵士達は呻き声を上げていた兵士を助け起こし、それぞれの作業に向けてその場から立ち去る。腕を捻られていた兵士は、痺れて動かない腕を押さえて逃げるように立ち去った。
「だが、どうしてあんたがこんな所に居る?」
「ちょっとした罪滅ぼしのようなものでございます」
投げかけた疑問にそう答えると、ヘンドリックもその場から立ち去った。
「一体誰なんです?」
その場に残っていた副官が疑問を口にした。
「昔は名の知れた傭兵で、今はボナレスの剣術と体術の指南役だった筈だ。どう言う訳か本職は執事らしいがな」
副官の顔には困惑が浮かぶばかりであった。
宿舎を出たヘンドリックは鍛冶屋をまた訪れる。
「先程は失礼いたしました」
そして今度こそ剣を一振り注文し、合わせて自警団設立について囁いた。
その後、事実関係を確認したモーダルタ軍は順次モーダルタへと帰還した。
◆
レミアは細長い背負い袋を脇に置き、腰掛けたハイデルフト領主館跡の庭石から廃墟をぼんやり見詰める。陽の光は強く照らしているが、たまたま焼け残った木の葉の陰に入っていて比較的涼しくもある。
「これからどうしようかしら」
ボナレスの駐留軍第三大隊隊長を討ち取った後、隣町でほとぼりが冷めるのを待った。それからハイデンに戻ってみれば、ボナレス領軍は撤収した後だ。恒久的なものかどうかがこの時点ではまだ判らなかったため、いつボナレス軍が現れても良いように準備は続けた。
関連の続報として先行したのは噂だ。ボナレス伯爵の死亡を伝えていた。それは日を追うにつれて次第に詳細になり、真実だったことが判明する。最後まで噂の域を出なかったのはエカテリーナ・ハイデルフトがボナレス伯爵を殺害したと言うものである。
そしてレミアは途方に暮れる。
恐らくだが、ボナレス軍は再度の進駐などしない。死因はどうであれ、ボナレス伯爵が死亡したことに変わりがなく、同時に起きた軍の分裂騒ぎを治めることと合わせ、当面は領の内政に掛かりきりになると思われる。他領に進駐する余裕など無いだろう。
とどのつまり、盗賊としての標的が居なくなってしまった。元々ボナレス軍への反抗が目的だったのだから、標的を変えることはできない。そして同時に目的も失った。
気分を改めて勤め口を探せれば良いのだが、このご時世では伝手が無ければなかなかに難しい。全く無い訳ではない。無い訳ではないが生活できない程に低賃金なのだ。隣町に潜伏していた時など、日雇いでは一日働いても賄い三食を得られるだけだった。
エカテリーナを追おうにもボナレスから何処へ向かうのかはっきりとしない。今をただ食い繋ぐだけなら娼婦に戻るのが手っ取り早いが、できることなら避けたい職業だ。
勿論のこと、こうしてぼんやりと考えていても何も得られない。それでもこんな時間を持ちたい時も有るものである。
徐に背負い袋に手を差し込み、今度は素速く抜き放って斜め後ろの木へ向けて構える。手にするのは銃だ。
ボナレス軍が撤収したらしたで、傭兵崩れや小悪党がのさばり出ていて治安は良くない。何が起きても良いように、武器の携帯を欠かしていない。
「誰?」
「待て待て、俺だ、俺」
誰何に答えて両手を上げた男が木の陰から頭を覗かせた。
「俺なんて人は知らないわ」
「ちょ……、俺だ、ゴダードだ」
焦り声で名乗られてからやっと、レミアは見覚えのある男だと気が付いた。ずっと暗がりだったことや、外の様子が気になっていたことから彼の顔をよく見ていなかったのだ。
レミアが銃を下ろすと、ほっとしたようにゴダードが手を上げたままで木の陰から全身を現した。
「手はもういいわよ。何か用?」
「仲間になってくれないかと思って探してたんだ。会えて良かったよ」
ゴダードは手を下ろしてぷらんぷらんと振る。
「ボナレスは居なくなったんだから今更じゃない?」
「いや、ほら、置き土産みたいに小悪党が彷徨いてるだろう? 自警団でもやろうかと思ってるんだ。存在を知られたあんたにはその旗頭を頼みたい」
「嫌よ。名も姿も出してないんだから、のこのこ出て行っても頭のおかしい女と思われるだけよ」
「そこはそれっぽく声だけ出せばいいからさ」
「何よ。それなら私じゃなくたっていいじゃない」
「そこはそれ、本物がやったら信憑性が高いだろ?」
「そうかも知れないけど……」
レミアは暫し考えた。よくよく考えれば断る理由も特に無い。一方で自らには差し迫った問題が有る。
「ねぇ、三食のご飯は保障してくれる?」
「あ、ああ、それは頑張らせて貰うよ」
ゴダードは一瞬呆気に取られながらも、ほぼ即答した。
「ならいいわ。仲間になってあげる」
「色よい返事で有り難い。これから宜しく頼む」
ゴダードが右手を差し出すが、レミアは「馴れ合うつもりはないの」とパチンと軽く叩くだけであった。
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その頃、ベグロンドへ向かっていた筈のエカテリーナは道に迷っていた。
「もう! ここは何処よ!」
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