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22の扉 生成の場
精神 2
しおりを挟むその「光」を抜けて。
私が降り立ったのは
「橙が広がる煙突の上」
そして迎えてくれたのは「白く浄められている煙」、
そう
なんでか 今日のせかいは。
私を「稼働中の煙突の上」に送り出して
煙と共演させたいらしい。
「 うっ、 なに? 煙くはないんだけど。 感覚としてなんか 「煙い」。 」
確かにそれは「せかいの悪戯」だからして
私は煙に燻されている訳ではないが
なんとなく煙い気がしてくるので風向きを見てきちんと 煙を背にする。
うん?
するとちゃんと、「私と煙という構図」が 出来上がって。
なんだかそれが背凭れの様に感じられ、この高い場所でも妙に 落ち着けるんだ。
「 成る程? まあ、確かに今日の高さは、油断すると震えちゃうもんね。」
ここには 沢山の煙突があって
いつも私が風に吹かれるのは「中くらいの高さ」、「居て心地よい大きさ」の煙突で ある。
だが今いる煙突は 絶賛稼働中の一番高いもののうちの一つで、
煙だってモクモク出ているし
なにしろ、高いのだ。
だけど
そう ここは「世界の中」
それがわかっていれば「恐怖」は湧いてこないし 落ち着いてのんびり座っていることができる。
だがしかし、「何かの拍子に ふと」、思い出してしまう時があって
その循環が来たら「上手くポイしないと」。
体も ブルブルと震えてきて、面白いけど
面白くないのだ。
「 ね。 その「意識ひとつ」、 あ。 これが「精神」よね。」
そこへくるりと 還ってきた ことで。
「自分が「精神」について 巡らせていたこと」を思い出すけれど
「精神世界」なんて言っちゃうと「なんだろうそれ」になるけれど
本来「それ」は「裏側」のことで「なかみ」
実際シンプルに言えば「自分の頭の中のこと」で
「とても簡単」「シンプル」「単純なこと」なんだ。
「 まあ 「精神世界を研究してる人」とかからすれば 全然違う解釈なんだろうけど。 実際 世界は「せかいと私」で 出来てるからな。」
そう「せかいの理」は あるが
「私の理」は ない、というか自由
そこがややこしい理由でもあり、面白いところでもある。
その「自由なのに」「あーだこーだ言ってるところ」、それが「古い世界」であり
「縛りのあるところ」だ。
そしてこれから「自分の理」を見つける為に 今みんなスタート地点に立っているし
それが「さっき観た スペースの構図」、世界の俯瞰図で ある。
なるほど だから
「今からスタート」だから。
えっ それって どんくらいかかる?
いや、それも 人によって違う
「それをやりに来た」?
確かに ふむ
それは そう
「なんのために生まれて」を思い出す為に辿るから
なるほど 確かに
まあ
そうね
しかも「生まれた地点」と「スタート地点」は
違う しなぁ
ふむ
成る程しかし
これから「よーい ドン」って ことで。
ふむ。
「年齢」
「経験」
それも関係なく
「魂が持っているいろにより 創られてゆく道」
それが 橙の空をバックに 展開し始めて。
「いろんな光」が 「銘々に動いてゆくところ」
その「光が散ってゆく様子」を花火を眺める様に 観る。
ふむ 。
確かに ここから観ると
「年齢を重ねてからスタートする光」と
「生まれた時からスタートしている光」
そんな風な「いろんな違い」が観えて とても興味深い。
そしてそれを「記憶」に照らし合わせて みると。
確かに
どんなに歳をとっている人でも「そこ」を経ていない魂は
「まだスタートしていない光」で「なかみ」が若く
「その意味」へは 触れることができていない。
言葉も会話も行動も 上滑りして
「ほんとうのところ」へは 触れられないからだ。
「 なるほど ねぇ 」
そして ここに来たからまた、ようく視えるけれど
そこへ辿り着くにはやはり「「実践」」、「積む」「実際やる」ということが必要で
それがここに在る「存在の意味」であるし
私達が進む方法、その唯一の手段で あるのだ。
そう、「わかっちゃいるけど やっていないこと」
それは「わかっていないこと」を意味するし
実際「できる」のに「やっていない」ということは「存在の意味を理解していない」、そういうことに なるからだ。
「 なんか。 また真面目な話になってきたな。」
これはしかし「その時」が来なければ
「わかることも」
「わからせることも」できないことで
「精神の道を歩む」、ということを決めて、
スタートせねば「理解へは辿り着けないこと」である。
「 ああ そうか。」
そこでまた 納得が降りてきたけれど。
「そこ」へ辿り着かせない為に、私達は「バーチャルを用意した」のであり
それが「物語」や「映画」や「ゲーム」
即ち「現実逃避先」である。
「この世界でバーチャルをやっていること」
それに私は昔から違和感があった。
「なんで 現実の中でわざわざ幻想をやるんだろう」
そう思っていたけれど
それは「この世界の理を上手く使って」、「本質を幻想と思わせる為の仕組み」なんだ。
「 なーるー ほーどー 」
少し、複雑になるけれど
「物語」も「映画」も「ゲーム」も それはほんとうだし
「あっち側をこっちに持ってきた表現」、それは事実だ。
勿論、そうでないものも混在しているが
最初はそうだろうし
そうでなければここまで続かず みんな飽きる。
だけど「それを」「今」「ここで実践しようとしても」、
それは発動しないから「幻想だと自分で結論付けている」のだ。
「この世界」には「時間」が存在する。
その「時間」という概念が広く曖昧だから
「すぐ」「出来ないと」「それは 無いもの」となり
興味は他に移って 私達の目はすぐ逸れる。
だけど「時間を上手く使える者」は
きちんとそれを手にし 得てきている筈だ。
「 成る程?」
過去の偉人や研究 発明者は
きっと時間を上手く使えたか 天と上手くバランスを取れていた人で
「せかいを発現するのが 上手かった」。
だから私達は便利なものを創り 楽に生活することができている訳で
私達もここからそれに倣い、「時間を上手く使って」「天とバランスを取る」けれども。
ここから何も「不便に戻る」、という訳ではない。
もっと 上手く ストレートにせかいを発現して。
より調和の取れた、世界を創ってゆくのだ。
「 なるほど。 うん。 あれ?「精神」、どこ行った 」
しかしそれには「精神的進化が必要」
即ちそれは「スタート地点から進んでゆくこと」であり
「混沌から生まれ出て 光を積んで行くこと」
そう、
「その先の世界」を創る土台創りを皆 始めているところであるし
私はその間「時間を上手く使って」。
より 良い環境を整え 楽しんでいればいいのだ。
「 ふむ。 」
だから 結局 オールフリー
そう浮かんだ 煙のかたちに 笑いながら。
ゆっくりと空の中 立ち上がって
橙の風を 大きく 受け取っていたので ある。
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