透明の「扉」を開けて

美黎

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22の扉 生成の場

私の眼(レンズ)

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  そうして一度

   目を瞑って 深く呼吸を繰り返し

  眼を 開けて「自分の位置」を きちんと感じる。

  
 そして 更にずうっと高く昇って。

 「その視点」からせかいを俯瞰してみると、
いつでも自分が引っ掛かっていた 最大のポイントが 観えてきた。


「   ふむ、 」

  そう
  結局
 
   「この想いの チカラ」
   「記憶いろ」を どう役立てるのか って。

 「想像力」、その「自分が思い描いているだけのこと」が
 どう形になるのか
 どう世界に影響を及ぼすのかが 見えなかった自分にとって
それはずっと疑問、疑いの範疇であった。

 だけど
ここに来て「一番高い視点」と「幾重にも纏っている私」、
 「その他の私」もはっきりと視えるから
きちんと「自分の役割全貌」が把握できて。

  今
  "大切な その「想いのチカラ」"を
   適切に行使することが、できるのだ。


「   成る程? 確かに視界が晴れたから、「想いのチカラ」を使。  ふむ。 エネルギーの、量?強さ?、に 換算できる。 なんて言うか う~ん えっと 」

 とりあえず ループに嵌りそうなそれは保留しておいて
「今視えない」、と脇に置き
 再び全体をぐるり 落ち着いて眺めて ゆく。

 そう、きちんとそこに 置いておけば。

 「ピタリとくるこたえは 順に来る」、
  その確信が わたし全体の中にはもう、あるからだ。


「 ふむ 」

そして
 「記憶いろをどのくらい持つのか」、それは
 それぞれの領分にあったものになっている組まれている
 「その大小」は優劣でなく「構成の部分持ち場」であるからして
 
は「自分の範囲持ち場」、それを最大限活かして。

 その「記憶いろ使」、

  ここで
 「すべて等しく 貴重な存在であることを

  「自分の区画」を上手く活用し
 を 示して んだ。


「  ふ む 」
  
    なるほど  確かに。

   こうして観ると わかりやすい。



 に理解させる為にスペースに展開されている映像景色
 「実際に自分が世界でやっていることと 照応したエネルギーの景色」だ。

 そして
 「この構図」を観ると、ここで大切なのは
 「何かをさせる」「そう動かす」ではなくて
 "自ら「そうして記憶を適切に扱い」、これまでの常識を破ることで 自然と賛同する光が集まること"

 その「使」で あり
 それが正しくなければどんなに大きなチカラでも
 形になることは ない。


 そして
   この場合の 「正しい」とは
  「わたしの意思と連動していること」
  「そのタイミング、状況、の在り方が
   一致していること」である。
  
 
だから「その正しい表れ」として。

  「志ある者は私に土地を託したし」
  「それは既存権力銀の家にも容認され」
  「分け隔てなく「必要な者」に提供されている」のだ。


「  うん?」

 そしてまた、ここで「分け隔てなく」に微細なセンサーが 反応するけれど
確かに「邪な者」、それは今 入れない様になっている。

 が、
しかしそれは「方向性の違い」で
 向こう相手が入りたくないから入らないということ

 この前本部長達と話した「向こうの意思を尊重するアレ」であり、
実際門戸はすべてに開かれて いる。


「   ふぅん、だから。 やっぱり「実践」で「実行」、 「その、やってること」が意味かたちを成すし  「それしか意味かたちを成さない」と言っても いい。」

「………それがあんたの強味なのよ。なんかとりあえず「考える前に動いてる」。」

「    確かに。」

 いきなり返事が きて
 「起こしちゃった ゴメン」と思わない訳ではないが
実際それはいつもの光景であり 朝は半分寝ているにも違いない。

だから 余計な茶々は入れずに。

 形は変わっていないふわふわを眺めながら
 スペースへくるりと視点を戻す。


   うん   そう、 ね ?

 
 ぐるぐる ぐるぐると回りがちだった私は
  確かに最近形を潜め、
今や「動きたくなる自分」を止めて、こうして視界を整理することにも 慣れてきた。


「   ぅん  まあ。 はい。 でも、最近、よく 視える様になってきたから。」

「はいはい。」

「  多分、その、「記憶のレンズ」? みたいなのの、使い方が上手くなってきて。 「どの色」も、理解して観れるから なんだろう、 うん?」

「ああ、感情移入しなくてよくなったのね。それはあんたにとって一番の幸いじゃない。イストリアにもずっと………なんだっけ?「共感性」?が強いって、言われてたじゃない。」

「   ああ~」

 確かに。

なにか、懐かしいけれど
 確か エルバの所に行く行かないで、そんな話をした記憶は ある。

 あの頃は 金色もまだ過保護で
 私のことを心配していて。

でもなんだかんだ、連れて行ってくれて
 そうして私達はここまで進み、今「この理解」に至っているのだ。

 
 そう考えると なんだか感慨深くもあるけれど
それもまた「広範囲のレンズ」を透して観れば「それも通り道当然」で
 「自分で決めてきたこと」

 そして結局「いろを自在に操る」や
      「自分の財産記憶を適切に使う」とは
 「使」で。

 、出演せずに神話を描くことができて
 適切な観照者で 在り
 「想いのチカラ」を 適切に使うことができるのだ。


    なる  ほど ?


 そう、さっき保留しておいた「想いのチカラ」

それがここで出てくるけれど
 「記憶」にくっ付いている「いろ」、それは「エネルギー」で
 「ある種の質を持つチカラ」
それは「感情」という私達人間が持つ、「独特のチカラ」だ。

 勿論「嬉しい」とか「悲しい」「嫌だ」、
 そんな単純な感情を持つものは人間ひと以外にも存在している。

だが「複雑な感情」、そして「その人独自の色が織り混ざった 「経験体感を通しての感情」」
 それは人間ひとが持つ、オリジナルのチカラで。

 「それ感情」に突き動かされて行動は発生するし、
 「それ感情」が無ければ

  そう、「物理的に」は 進んでも
 実際にエネルギー的に 進むことができないからだ。


「   なる  ほど ? それが 「時間と距離」にも結び付いていて。 「発露」からの 「前進のチカラ」、そこには「感情いろ」が必要で  ふむ 」

 その「感情いろ」が 何であろうとも。

 「怒り」であろうと
 「憎しみ」であろうと、
感情は私達を動かす、チカラなのだ やはり。


そして
 「その感情」が 「どこを指しているか」でルートは変わり、
「道のりが穏やか」か「アップダウンが激しいか」
そして「全体の距離」が長いか短いかも 違う。

 だが 最終的にはみんな、「同じところ」へ辿り着いて。

   "ああ 面白かった"

  "これで 良かったんだ"と納得を得て
    終われるのだ。



「   ふむ。 やっぱり「祝い」。」

「?まあ、それならいいんじゃない?」


 そう言って欠伸をし、くるりと回って
 再び丸くなった ふわふわの背中を 眺めて。


「   成る程。 確かに「観ること」。「私のレンズ」ね 。 こりゃなかなか一筋縄ではいかなかった、筈だわ。」

 その
 少し前のまで、まるっと綺麗に
  回収したことに気付いた

  大きく息を吐いて 向かい側のソファに「ポスン」と座る。


 そして

  "これで 良かったんだのいろ"を
   思い浮かべながら。

 
  "ここまでの いろんなありとあらゆるいろ"をふわりと包んで

  「ふぅっ」と息を吐き 虚空へ飛ばしておいたので ある。
  
     

  





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