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23の扉 新世紀
星降る世界
しおりを挟むとても 不思議な感覚だけど。
今 目を 閉じると
「キラリ キラリと世界に星が降る光景」が視える。
きっと これは
「変容した世界に器が合ってきたから、視える景色」で
勿論「実際の目」には 見えないのだけれど
ふと 静かにしている時、感じるんだ
"ああ 世界は こうして変わってゆくんだ"って。
その 星は
流れ星が瞬く様に似ているが
静かな雨の様に静々と降っていて
「世界全体が 普く浄められるように」
音もなく 降り注いでいる。
それは 思うに
「この世」を「適切な層に分ける為」、降り注いでいる浄めの光で
"すべてのものの あるべき姿"を見せる為に
せかいが降らせている「溶解液」だ。
そしてこれは勿論「害を与える為」ではなく
「不要だけを溶かすもの」で
それぞれが それぞれの世界で生きやすくする為の措置に 観える。
だから その「降り注ぐ星」の輝きを 感じながら。
今日も 今日とて
「惹かれるところ」へ、朝からテクテクと歩いていた。
「 う~ん、 いい匂い。 て、言うか「湯気」?「湿気」、なのかなぁ。」
「惹かれるところ」とはいえ、朝から私が向かう所なぞ
大抵は食堂か 青のホールである。
そして今朝は「鼻」が「瑞々しさ」を所望していた為、ホールを素通りして直接食堂へと出向いてきた。
なんだかとりあえず
「星が与える 生き物への効果」
それを確かめたかったのかも 知れない。
「 ふむ 」
そして「うちの食堂」は 間違いなく「生のエネルギー」を感じる「ところ」で
「泉や畑」のない私の区画の中で 一番「生命力がある」、「場」だ。
他にも
「青」や「空」、「窓」や「プランター」は あるけれど。
なにか、「生きているもの」「大きなサイクル」が存在しないここの中で「食堂」はとても瑞々しく光っていて
しかしその理由は
「視ればわかる」なぁと 改めて思いながら。
徐ろにカウンターに頬をつき、みんなの動きを眺める。
まあ 「そう」だよね
この「水分」 「湯気」 「湿度」
それが「充満してる」し
なに、この 「心地良くみんながバランスして動いている空間」
「お互いの動きを観てスムーズに動く感じ」
「この空間全体がひとつで動いている」
それと 「この食材」もあるよね
なんだ、言うなれば「魔力」
チカラ込もってるんだよね 緑に。
それに そもそも。
「みんな」を創ったのは「確かに私」だけど
「そのみんな」って 「私の一部」で
あの時も「そうは思ってたけど」、
それは「ただの漠然とした感覚」で。
でも ここで視れば「ほんとうに私の一部」で
「だからこのバランスの取れた動きをしているのがわかって」。
ハクロも
マシロも
リトリも
イリスも
「私のいろ」なのが
ようく わかる な ?
「そう視れば」、これは「不思議なこと」でも
なんでもないのだけど。
「あの時の私」と「今の私」、どちらもが中にあるから
「当たり前の視点」と「感心する視点」は交錯してキッチンの景色を映し 私に新鮮な感覚を齎している。
そして 思えば
あの時
みんなは私を「主」と呼びたがったけれど。
私は 本部長なら「主」だけど
「自分の呼び名」はヨルでいいと 言った筈だ。
だけど
それも ここで視れば最もな主張で
「みんなは私の一部」だから、そう言っていたんだ。
今 自分で言う様に
「私が主で あの子達は主の成分」であり
だから彼等の言うことは理に適っていて あの時の私は謎の体裁に拘っていたに過ぎない。
「 だよね。 なるほど 。」
そんなことを くるくると廻しながら
ゆっくりと「美味しい準備の空気」を吸うのは
やはり 至福の時間でもある。
そして「その空気」を ゆっくりと吐いて。
"こうした日常の隙間に「せかい」を繋げること"
それは
「自由に想像を展開すること」へ繋がり
主に「そこへ連なる景色を連れてくる」し、
「リラックスして受け取る器にしておくと」
「それ」がなにか 後でわかるのが面白い。
大体、いつも「そう」だけれど
私が気付きを得るのは「日常の些細な場面」で
「大きな事件が起こるから」ではない。
以前も 何処かで思ったけれど
「その状況に自分を置いておくこと」
それを怠らなければタイミングは自然に訪れる。
「 ふむ あ、その野菜多めでお願い。」
「ヨルはこの葉が好きですね。」
「 うん、今日はちょっと その癖ある感じを濃い目に楽しみたい。」
そして軽快にスペースを廻しながらも
きちんと体の欲望に添いリクエストするのも重要で
世界に存在しているからには五感を満足させるのも、主の大切な仕事である。
"自分のバランスを極める為に やり尽くすこと"
それも 道の上で伴奏する器への「浄めと感謝」に当たり
「最後の私が最後である為に必要な行為」だ。
だから 美味しいものを食べて
美しいものを観るのである。
そう、やっぱり
スピリット達は 。
「美しい」のよね
なんて言うか 「容姿」って言うより
「透 明 感」 。
つらつらとスペースを廻しつつも、
こうして ゆっくりと 観ていると。
光の網がスルスルと触手を伸ばし「関連する光」に 触れ
「大きな景色」が展開されてゆくのが わかる。
うん? 今 ?
でも
リラックスしてるから かな
なんか
「休んでるつもり」なんだけど
どんどこ「いろいろ」、
降りて
きてません か ? ?
その 景色を観ていると、
「降りてきた光が」「質を持ち」「水に転換するまで」に
「時間が必要なこと」
そしてそれが世界に波及する為には
「あらゆるレベルで準備が必要なこと」、
そして
「それを一人だけでやることはできないこと」が
よく わかる。
スルスルと「地図の様に展開する景色」は
「階段状に重なる 各世界の層」を描き
その「各場所」に「それ相応の役目の光がいること」が視えるから
「今の世界の実存」なのが わかる。
そう、それは「この前観た景色」で
「これから起こること」
そして「私が観て記すから」、
「世界に波及すること」だ。
その「大きな展開図」が。
厨房の景色を眺めている私の眼の中に 同時展開している。
「 ふむ。 成る程 ?」
リトリが 私の好きな野菜を選り分けるのを観ながら。
順繰りに スペースで展開されるのは
「光が降りる行程」で、
「光の充満」から「水の充満」までの幾重もの過程の間
"私が どう動くか"
示唆している光景だ。
そう、
「光が降りてから世界へ質として充満するまでには」。
「私の呼吸レベル」から
「今朝キッチンで貰い飲んだ水」、
「みんなの温かな空気」
そして
「朝から背後で難しい話をしている人達」まで
いろんなレベルの「質」を経て、「成るもの」である。
「 そう、だよね 。」
だから その「いろんな質」を
実際 感じながら。
"世界が 実際「どう 共同しているのか」"
そこへ焦点を当てて、「実現への風」を放ち
追ってみることにした。
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