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23の扉 新世紀
湖の底の様な領域
しおりを挟むそこからは
何度か「寝て」「起きて」
また「起きて」「寝て」
気の済むまで「ぬくぬくと過ごして」。
「きっと 何日かが経ったであろう頃」に
やっとマシュマロから起き、羽衣をふわりと被る。
ふむ 。
そうして「私の隣にいたり いなかったりする彼」を じっと見ると。
やっと気の済んだ私は
とりあえず「今の状況」を 眺めてみることにした。
先ずは「さて」、と 状況を仕切り直してみることにする。
今更だけれど
「この虚空」に 訪ねて来れる人はいないし
「何日か主が不在な外の状況」も 彼が出ている間に不都合がない様、調整してくれているに違いない。
そして それを踏まえ
「更にここから安心して潜れる状況である」と 自分の中を確認すると。
「まだ私を包む温もり」を感じながら
「自分の奥」へ ぐっと先を向け深く潜って いく。
「潜る」と言っても
それは なにか
「自分の矛先を"真ん中"に向けるだけ」で
「どこ」を観るでもなくただ静かに「ここに在るだけ」だ。
暫く
目を閉じて
ただ
ただ
「じぶんと共に 在る」だけ
そうやって 「自分を拡げ」、
"なかにある階層全体"を観ると
不思議な感覚が湧いてくるけれど。
さっき 一応確認した「周りの状況」は
「外が存在するという前提での行為」であり
「それ自体」がちぐはぐであることが わかる。
そう、「私の世界」は
「私」が「主」で ベースではあるけれど
「基盤であるだけ」であり「主役ではない」ため、「主が不在であってもなんら問題のない世界」で ある。
それは「私視点の世界」であって。
「私が居らずとも流れている時間」「空間」
「世界の映像」なのだ。
だから「そういう視点」で 世界を視ると。
とても不思議な気分になるし
やはり「私」は「主役」ではなく「世界そのもの」で
「そこにあるいろ」、「空気」であり「世界は私」で
「私も世界」なのだ。
だから「そういう意味では」、
「私」に「他はない」と言えて
「自分がさっき外を気にしたこと」が ちぐはぐに視える。
そしてまた
「何故今 そんな気分になっているのか」、
それがまた 「なにか」を齎す気がして。
「そのいろ」を壊さぬまま、もっと深くへ潜って行った。
ずっとずっと
海の底を遡る様に
ぐっと潜って「限りなく静かなところ」へ 向かう。
なにも 聴こえないところ
なにも 見えないところ
「自分以外」が 少しも ない ところ
そこへ行かぬと「ほんとう」はなにも視えない。
だからひたすら、自分の納得がゆくまで
ただ意識を「無」に沿わせていく。
"なんにも ない ところ"
"自分 以外ない 空間"
確かに私が「本来あるべき処」はここで
「始まりのわたし」はひとつから他を生み出し
「ふたつ」へ別れて
そこから「無数へ」と 降りてきた筈だ。
だから
「そこから観て」。
ずっと「その視線に行動を沿わせてきたし」
「わたし」と「私」を繋げて、「やってきた結果がここ」な筈だ。
だからこの湖底でも「そのつもり」になって、
なんにもないところから
「この湖底にいる私」を 観る。
すると「ここまでの想像」が ピースの役割を果たし
「「この状況」というかたち」が組み上がって。
主に新しい景色を 観せているんだ。
成る 程 ?
暫く「それ」を 捉えてみるに
「景色」は「境界を超えてからの私」を 表している。
少し 前から
「新世紀」という 新しい領域に立ち
「その つもりで振る舞い」、
「その空気を感じ」
「その様に行動してきて」、
「この新しい景色を観ている」、「その状況」。
そう、これは
「多層に重なる世界を自由に渡り歩き」
「その時々に合わせて動く私」、
「そしてその動きを全体で把握しているわたし」を捉えている景色だ。
そしてこれは
「今 私がいる湖の底の様な「ところ」」、それをも同時に表して いる。
「 むん ?」
てか これって 。
「各々階層を歩く私」と「それを根源から観てる私」、
「そして根源にいるわたし」の 三部作
ってか 「三段階」
「主として実際歩いている私」と
「根源から観る役の真ん中の私」、
そんで「そもそも光のわたし」の 三つ ある
ん?
でも 「三点合一」だから まあ「そうなる」のか ?
まあ
それは 今そんな重要じゃない
それより
「この湖の底」「水の中的な感覚」
多分「これ」が 「今の期間」のポイント
だな ?
きっと そう
だよ ね 。 うん。
「この景色」が 齎している感覚は。
「私」が「現場とは別空間にいる状況」を表していて
「私は彼方がよく観える」が
「向こうからは此方がわかりにくいこと」を示していると思う。
そして
それは 「確かにそう」で。
「私の状況」は側から見て解りにくいものであるし
「私」は確かに「いる」けど「いない」のだ。
「別空間にいる」と言ってもいい。
「 ふむ 」
これは
「観ているもの」とは"全く違う世界が実際展開している日常"をよく表していて
確かに酷く納得できる光景で ある。
だけどやはり「具体的に考えようとすると」、
どうしてもこんがらがってきて
「真相」が浮かび上がって来ないのでとりあえず
大きく息を吐いて「ぜんぶ」、捨てる。
そうしてもう一度 「すっきりした眼」で
「せかい」を 捉えてみると。
なんとなく「ぼんやりとした 輪郭」が視えてきたから
静かに じっとしていたんだ。
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