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23の扉 新世紀
「ここ」に拡げる
しおりを挟むしっかりと みんなにスープを配ってから
自分は落ち着いて纏められる様 食堂側に陣取って。
「甘酸っぱいお茶のポット」と「スープ」
その出来立ての熱々を前に
「どちらからいきたいか」を真剣に 検討し始める。
先ずは
「始めに思い浮かべていた甘酸っぱさ」か
それとも
「熱々のスープの締めとして お茶味わうべきか」
それを真剣に考える自分にまた、クスリと笑って。
「ポン」とティーコゼを外し「発露を味わう」ことにして
丁度良い蒸らし加減の赤いお茶を注ぎ
ゆっくりと 香りから愉しむ。
「 あ~、でも。 そこに、「気付く」って ことか。 「世界はこの次元にある」、と。 「だからここに出来る」んだ。 そうね 確かに。」
そうしてリラックスしているとやはり、
「観るべきもの」が降りてくるけれど
今 私が気付くべきことは「そこ」で
主は
「何処か別の次元に世界を創る」のではなく
「今ここ、この世界に私の世界を創る」のだ。
だから
なにか
どこかを求めるでなく
「新しく創る」でもなく
"今に降ろすということ"で
「ここに いればいいし」
「自然体で存在していることでそうなる」のが わかる。
「 ふぅむ。 熱っ 」
そう、
そもそも
「別の次元」と思っている時点で
私達は別々で別れている。
そしてそれは「彼方と此方」、という両方が在る「傾きの世界」で
私が求める「傾いていない世界」ではないのだ。
「 なるほど? 」
だから また別角度から視えた「この視点」を
きちんと納めておいて。
また ゆっくりと息を吸い、
お茶の香りと共に 飲み込んでいった。
何千回 何万回と
「今 ここではない場所」を思い浮かべていた自分を
振り返るけれど
確かに「それ」は「別れている私達」で
ずっとずっと「そうであったこと」を表すが
「今がもう そうではないこと」は 体感で わかる。
「 そう、ね。 私達はまるっとひとつで 「一本」にはなったけれど まだ、それが「現実」には ないんだ。」
確かに「それ」は
「感じているけれど」、「まだ ない」。
「光のわたし」
「根源から視ている私」
「器の私」、
その一本道に在ると
確かに「別れていないと感じられる感覚」と
「実際は別れている」という現実、
その二つが感じられるから 何とも不思議な気持ちになる。
ふむ
しかし それも「一時的なこと」で
「これからそうなる」のもわかるけれど
「この一時」は 光の年表では「点」だが
世界年表で観れば「長期スパンで起こる転換」であり、
現実世界では一つ一つのステップを踏んで「変化してゆく行程」でもある。
つまり
「真剣に感じていると 長い」のだ。
「 まあ、 そうなんだよね。」
小さく息を吐くと共に スープに映る、自分にそう言って。
ゆっくりとスプーンで青菜をすくい、
「まだ残るシャキシャキ感」を愉しみながら 「しんなりしている部分」も 共に味わう。
そして「そう しながら」、「すべてを脇に置いて」
また"自分の向かっている先"を感じ
そこへ何度でも
"器の自分"を しっかりと合わせて ゆく。
「 うん。 」
千里の道も 一歩から
"すべての「行為」に 光を伴わせる"
ただ それを「そうするだけ」ということ
いつも「グダグダいい始める頭」に言い聞かせることばが ふわりとスペースへ浮かび
「この歩み」を肯定しているのが わかる。
「それ」は
「今 そこにない空気を吸う」のと一緒で。
「光を思い描くこと」であり
「それをそのまま降ろすこと」
または
「想像を味わうこと」であり
そこから「創造すること」でも ある。
だけど「それ」がわからなくて
「意味がないから」とか
「利益にならない」とか
「得にならないから」と思い、
「自分のやるべきことではない」と勘違いしていた部分を浄め
"シンプルな自分の本質を肯定してゆくこと"
ただそれを続けていくことだけが「今の仕事」で
主のやるべきことなのだ。
それは
こうしてきちんと終止符を打つことで 浄められていくから。
「必ず終わりが来るこの作業」を、淡々と続けてゆく。
「 結局。 「そういうこと」、だよね。 」
こうして
「片付けて」
「掃除をし」
「その後自分を労って」
「みんなと大切な時間を 過ごす」。
ただ「それ」を続けていれば
「いろ」は拡がり「ここに光は降りて」
きちんと「この場に私の世界は出来て」、
そこを生きられるのだ。
「 ふむ 」
そして そこで頭が働き「階層の話」が湧いてくるけれど
「最終的に辿り着く階層を「今」に降ろす」、
その概念は 私の中で正しい。
そして
世界に存在する各々の階層の違いが自分の中に混乱を生み出していたけれど
「各々其々自分で自分の光を降ろす」
それが結局正解で
「そうなれば、世界はひとつ」なのだ。
「 確かに。 そゆこと、だよね ?」
残り少ないスープを ちびちびとスプーンですくいながら「スペースへ」問い掛けるけれど
確かに今は「各々ちぐはぐだから別れている」のであって
「みんなが其々一本になれば」「世界はひとつになる」。
「 なるほどね。 そういうこと。」
そうして纏めると 「頭」はまだ「其々の次元が」とか
うんぬん宣っているけれど
それは 放っておいて。
気の済むまでやらせて、「結局シンプルじゃん」に戻ってくるまで
放っておくのが一番 いい。
「 うん 」
だから
それも含めて「美味しく頂いた 空の食器」を片付け
みんなの「ありがとう」も貰い、
お腹いっぱいになった「今の感覚」を ただ素直に感じて。
やっぱり「単純でいいじゃん」と 思いながら
食堂を 後にしたので ある。
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