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24の扉 クリスタル
一段上の光の始まり
しおりを挟む「 そう ねぇ~、 それも、 そう なんだけど あれも。 そう、なのよねぇ 」
「真ん中」が クリスタル化してきたこと
「私」が 拡大し浄め始めたこと
「対象」が 「無限」に観えてきたこと。
私の中では 今、この三つがくるくると廻っていて
それについての思考がまた くるくるとそれを彩っている。
「 ふむ。」
「付随する思考」とは
その象徴を彩る「物理的側面」で
「自分の中を廻るシンボル的な事柄」に対し「どう行動していくか」、それを示唆する現実的な部分だ。
そう、いくら「イメージだけ廻っていても」。
それを 行動に移してなんぼであり
主はそれを取捨選択して進む必要がある。
だから 引き続き「世界を浄めながら」。
いろんな「新しく観えた事柄」について、
あれこれ浮かぶアイデアをいろんなかたちに練り直して いた。
「 いよっし。 やっと終わった~! ここはコレでいいでしょう。」
そうしたある日、
長らく手を掛けていた「銀の礼拝堂の浄め」が
やっと「自分の納得いく環境」に仕上がった。
「 ふぅ やっとだ。 やり切ったわ。 」
だから その「完成形」を心ゆくまで眺めて。
完璧に 磨き上げられた燭台
きちんと白くなった床
煤けていない壁
どうしても取りきれなかった祭壇のシミ
その「すべて」を愛おしく浚いながら「きちんと光の通った場」を
自分で締める。
それは 単純に
自分の納得度をきちんと100にし
胸を張って太鼓判を押してから、「満足の心地良い空気」を十二分に味わうことで
それを意識してやるからきちんと光は定着する、仕上げの行為だ。
そしてまた ここからすべては繋がってゆくし、
「それをきちんと意識してやれる私」がいるから
ここから繋がる光はまた一段、「上がっている」筈だ。
うむ 。
「おっ、ヨル。伝えてきたぞ?それだけで良いんだな?」
「 あー、ありがとうございま~す。 ほら、見て下さいよ。 これならいいでしょう。」
「おお、流石だな。でも本当にいいのか、全体に伝えなくて。」
「 はい。 祈りは、気持ちですから。」
そうして「きちんと自分で締めてから」。
ぐっと伸びをして完成の空気に浸っているところへ
飛び込んできたのは玉虫色で、彼にはアリスへの伝言を 頼んでいた。
一応、ここは「祈りが少ない」とは言うけれど
やはり「全くない」訳でないから。
私が浄め終わる迄は、来訪を止めてもらっていたのだ。
まあ 誰もいない時間にやるのも
選択肢としてはアリだったのだけど
ここは「澱の進行」が酷く、一度徹底的にやる必要があると判断した為である。
そして 彼の言う「全体に伝える」は
「既に礼拝堂が浄められたことを周知するか」という話で
私はそれを「必要ない」と言った。
例によって「それも自由」だから。
「ただ 普段祈りに来ていた人が来てくれればいいし」
「アリスがどうするのか考えてやればいいし」
「いろんな結果が相まって 参拝者が増えるならそれもとても良い」。
そう、それも コントロールすることじゃなくて。
自然に、そうなるならそうなればいいし
すべてはすべからく
「そうなる様に できている」からだ。
「ま、ヨルがいいなら。それでいいんだが、しかしここまで綺麗になると俺も来たくなるな。」
「 そう言っていただけると。 嬉しいな。」
「確かにこれを見るとヨルが作った石が一番透明なのは、解るしな。………じゃあ、俺は行くからな?」
「 あ、はい。 ありがとうございます。」
「ちゃんと休めよ 」
綺麗な 弧を描いて飛び去りながら。
私を気遣う小さな虫はとても可愛くて、クスクスと笑ってしまうが「なかみ」は立派な「叔父さん」である。
おじさん オヤジ じゃないおじさん
ふむ
だから 確かに「叔父さん」が近いか
最近本部長も「お父さん化」してきてるし
だからベイルートさんは「叔父さん」
そんな 感じ ? ?
「 ふふっ 」
そんな「軽口想像」をくるくると廻しながら
彼の特徴的な美しさである「玉虫色に変化して見える髪」を ふと思い出す。
そして「それ」に対して
「いろいろ思う心」は あれど
本人が楽しそうにしているから、それもまたポイと捨てると
彼が言っていた「私の石の話」へと 想像は移り変わってゆく。
ふむ。 そうね
やはり それも
"狙って創るもの"じゃ なくて 。
なんか やっぱり「透明」も
「ぜんぶの中の一部」で
「副産物に近い」気がするな ?
そう、「その時 ぜんぶある」から。
パッと 創れば
「いろんな色」が出来て 「その中に」
「透明もある」
そうなんだ 確かに
「ぜんぶ」の中には ピンからキリまで
あるよ ね ある
でも
これって
多分。
「今 その石の話が出てきたこと」
それって
その
「対象」が 「無限」に観えてきたことに
関連してる よね ??
そう 多分
「向こう側の空」が
すべてを含んだせかいだから
「まあ そうなる」のはわかるんだけど
なんで 今
「そう思う」
「そう視える」
「それが来た」んだ ? ?
なんとなくだけど「そう思うこと」
「それが 想像に昇ること」
「私の眼に留まること」。
それは「積み上げられた光が溜まり 組み上がったものが観えてきた」と言えて
「私にとっての正解である」ことだ。
「 ふむ 」
そう、「ここ最近浮いているあの三つ」は そういう風に派生していて
元々「普段私が積んでいる光」が観えてきた結果であり
「それが徐々に組み上がって 次の展開を創る」。
だけど それは
ある程度迄は「バラバラのピース」だから。
全貌が観えないうちは「どうなんだろう」と 思うけれど
それも虚空に流してきちんと「今の光」を積めばいいのだ。
「 そうね。 それもまた、やっていけば わかる。」
だから
それについてなんとな~く、廻しながら
「自分の成果」に満足し
礼拝堂に一礼して。
しっかりと「瞬間を味わった私」に満足しながら
この場を 後にしたんだ。
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