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25の扉 発光
世界計画
しおりを挟むここで浄めたいところは 大体浄めた。
金の蜜は「出していい時」の為に創り続けているし
エローラのところの納期はひと段落ついたから
私は相変わらず
世界を観て
世界をありのまま、記録している。
「 ん~、やっぱ。 なんか今は 刺繍が好き、なんだな。 無心で全体のバランスを観ながら。 チクチクと進めるこの感じが、いい。」
そんなある日、
「なにか 黙々と色を織りたい気持ち」を存分に注ぎ込む為に
「お守り」を チクチクと創りながら。
「新しい世界の流れ」を なんとな~く、視ていたのだけど
「ここからの自分の流れ」が
「これまでと全く違ういろ」であることに突然気が付いて
「?」を浮かべながらも「それ」を ようく視ようと一旦、針を止める。
うん?
そうね
「やっていること」は 同じ
だけど ?
なんだ?
そもそもの「存在」「生きる」が
「浄め」「観照」「記録」で
「それ」が生きると同じ、
「イコールになってる」から、
「息吸ってるのと同じレベルでそれは出来る」
うん
だから。
「そこまでの"一つの私"が完成してて」
「ここからの新しい私」は
また「新しいことができる」んだ、 な ?
「 ふむ。 なるほど ?」
これは 少しややこしいけれど。
この間、感じた「私の中のクリスタルがくっきりしたから」
「次へ行ける」、という感覚の具現化からの結論で
「これまでずっと輪郭をなぞり、顕わそうとしてきた部分」が
「もう既に出来上がり はっきりとしていてきちんとした形に成っている」から
その分の顕現が終わっていて、
「次の新しい光を形にできる」、そういうことだ。
だから「浄め」と「観照」、「記録」は息を吸う様に出来て
また新しく「なにか」を始めることができる。
「 ふむ だからまた。「扉を開けた」って ことか 。」
事実、私はきちんと意識して、
「新しい自分のエネルギー」を感じ
自分で区切りをつけ新たな扉を叩き
「この為に」場を変え、ここへやって来た。
そして 「ここから新しく始めること」は
「実際のなに」ではなく
「主がどの可能性を採るか」、そういう「こと」で
「一線」を超えてここにいる私は
ぜんぶの中から、
既に 在る最善を採るだけでいい。
そう、ここからは
くっきり
はっきりと 「やり方が変わったのだ」。
「 そういうこと、よね。」
だから 「次」「流れ」「タイミング」「最適」
そんなことばを流しながら、再び針を運んで。
チクチクと いいリズムで刺しながら、
「それ」が流れてくる様に計らい 刺繍を進めていった。
「 うっ 肩が。 背中がっ。 」
長時間真剣に刺していると、どうしたって体は凝るし
肉体的には疲れを感じる。
「 よし、今日はここまで。 ちょっと動かなきゃ 」
だから「この凝り」をその都度きちんと解消する為に
一旦区切りをつけ、針を置き材料を片付けると
くるり
ミニキッチンと 窓の外を交互に観て
「どちらのいろか」、自分に問い掛け
次の行動をどうするか決める。
「 ふむ 」
こうして日常 ひとつひとつの瞬間から
「最善の選択」を積んでゆき
「せかいに既にあるいろを採り」
「微細な角度を合わせて」
「光を積んでいく」。
そしてこれが、
実際 自分がやっていた「未来(まだ形になっていない最高の瞬間)」を「現実に持ってくるやり方」だが
これまでは「逆」から見ていたからそれが理解できなくて
こんがらがっていたのだ。
そして
改めてここから観てみるとまた、ようくわかるけれど
「こたえは既にあれど」
「次の流れの瞬間」は 待っていて来るものではない。
そう、そこに着く為には「動くこと」
即ち「流れにちゃんと乗ること」が必要で
自らが能動的に決め、「そちらへエネルギーを向けることが必要なのだ」。
「 そうね。 なら、体動かしてから、お茶かな。」
そうして スペースで「いろ」を廻し、
チッ チッ ピーン と「こたえ」が出たならば、
ふわりとストールを羽織り 先ずは空が見えるところで運動することにする。
「 よし。」
そして「肌寒い空気」を想像しながら
「冬の凛と張った世界」を思い浮かべると。
その 今に相応しい場所を味わう為に、テクテクと出掛けて行った。
「 「計画」。 いや、「計画」、なのかね? もう「決まってるものを採る」んだけど。 でも、「今の最適」を吟味して持ってくるんだから 「計画」で、いいのか ?」
ぐーっと 身体を伸ばしながら。
ほうっと 息を吐くと「白い息」が出るのが楽しくて
暫しそれで遊んでから ゆっくりと「世界の空気」を感じる。
そうして身体を温めつつ。
目を瞑り
「体内の巡り」と「せかいの巡り」を同時展開しながら
「自分のなかに存在する可能性達」を ただ純粋に眺めていく。
「 いっぱい。 ある、ねえ。 てか、「ぜんぶある」んだけど。 」
そう、いつも言っていた様に。
ここには「なんにもないけどぜんぶがあって」、
私は それを知っていたからそう言っていたし
「次も実際決まっていて」
「だけどまだ順番がピタリと嵌っていないだけ」である。
「 ああ、てか 「順番」って言っても。 ホントは「順番通りじゃない」から、その「ぜんぶというかたち」の中で「次くるやつ」が「そこに並んでくるまでの時間」? スーッと移動して 「この世界に現れる為には並ぶ必要がある」のよね。 一本道形式だから。 ふむ」
実際「せかい」は「全」で。
「そのなか」は区切りも区別も順番もないから、
そこから出て行く為に
「工程のある「世界」に合わせて」
「そうする必要がある」。
だから 時間がかかるし。
だから 私は「成るのを待つ」のである。
まあ「待つ」というより「遊んでいる」のだけど
「つい待ってしまう自分を諌めていた頃」とは確実に変わっているなかみを体感するのは
それだけでも愉しいのだ。
「 ま、そういうことで。 そろそろ、お茶飲みに行こうかね。」
そうしてほうっと 息を吐くと
持ってきた水筒から「温い水」を補給し
光と共に全身に廻る様をゆっくりと 想像する。
うん 。
そして 青空と共に水分を たっぷりと取りながら。
改めて ゆっくりお茶の時間を取る為に、
いそいそ帰る支度を 始めたので ある。
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