透明の「扉」を開けて

美黎

文字の大きさ
773 / 2,079
9の扉 グレースクアッド

神殿 3 始まり

しおりを挟む

 時は 下り。



 様々な いろ が  入り乱れ
 
  咲き狂い  


  すっかり 時が 色に溢れたころ

 
 世界は  静寂と 混沌を

 繰り返していた



   何度も  

 そう

   何度も




 始まっては   終わる


  沢山の いろ が ある 人間の集まり



 それは 始めは   穏やかないろ を

   現していることが 多かったが

  次第に 幾つかの  目立つ

 ひかり が  現れると


    決まって 世界は  混沌へ

   向かって 行くのだ



   そうして 再び

  無になり   


    再び  興る


  そんな 繰り返しを 経て


  ある ことに  気が付いた



 「 同じ ひかり」


 そう  いつも  いつでも。


 あの 私を捉えた 光が


   いつの世でも  目立つ 光のなか に。


  あること に  気が付いたのだ



 そうして それ は。

 時折  神殿へも やって来ていた


 動物しか  来ない 時にも

 沢山の 人間が

 供物を持ってくる時にも。





 時折 やってくる  その ひかりに

 
   何故だか いつも 目を 奪われていた



 「新しい ひかり」

 それに  喜んでいる だけ の

 存在だった  私が


 それ を  心待ちに する様になった のだ



 何故かは。

 わからなかった が。




馴染みが ついたのかも 知れない

心地よかった からか

   「いろ」が

嬉しかったのか




日々

永い 時の中 で

 段々と  消えてゆく 遠い  光

 薄くなってゆく  繋がり


 光の えにし


その時は。

 「それ」は  「自然」だと


    思っていた





しかし

 ひと は。

 それを 「寂しい」と 言うのだと。

 大分  下ってから 知った



 そう

 ある日の こと。



 その  ひかり が

    初めて。


 私に  手を のばしたんだ


   なにも 言わなかったけれど

  声を 発しは  しなかったけれど。



   「それ」が。


 「誘い」だと  いうことは  



   「世界を 見ないか」

 「色を 見てみないか」


    「光を。 繋ぎに 行かないか」



  もしか したら。


あの いろは   知っていたのかも しれぬ



 このまま  ここ に

    いたならば。



 私 は

       

     消えて  無く なる  ことを。





 私は 「それ」でも  良かった


 同じように 消える光は  幾多も 見てきたし


 「そういうもの」 だと。


      からだ。




 しかし。



 その  金色の  光は。



 抗えぬ 美しさをもって

 私を  捕らえて いたのだ。



 いつの  間にか。


 永い   永い


   時代とき     を   経て 


  着実に   少しずつ   少しずつ


   実行されて  いたのだろう



 その  「仕掛け」は。





 だから。


 手を  取って  みたのだ。




 きっと  共に。


 新しい  とてつもなく 「美しい 光」が。



 見れると    から。


 


しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

側妃契約は満了しました。

夢草 蝶
恋愛
 婚約者である王太子から、別の女性を正妃にするから、側妃となって自分達の仕事をしろ。  そのような申し出を受け入れてから、五年の時が経ちました。

【完結】離縁ですか…では、私が出掛けている間に出ていって下さいね♪

山葵
恋愛
突然、カイルから離縁して欲しいと言われ、戸惑いながらも理由を聞いた。 「俺は真実の愛に目覚めたのだ。マリアこそ俺の運命の相手!」 そうですか…。 私は離婚届にサインをする。 私は、直ぐに役所に届ける様に使用人に渡した。 使用人が出掛けるのを確認してから 「私とアスベスが旅行に行っている間に荷物を纏めて出ていって下さいね♪」

私に姉など居ませんが?

山葵
恋愛
「ごめんよ、クリス。僕は君よりお姉さんの方が好きになってしまったんだ。だから婚約を解消して欲しい」 「婚約破棄という事で宜しいですか?では、構いませんよ」 「ありがとう」 私は婚約者スティーブと結婚破棄した。 書類にサインをし、慰謝料も請求した。 「ところでスティーブ様、私には姉はおりませんが、一体誰と婚約をするのですか?」

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

笑う令嬢は毒の杯を傾ける

無色
恋愛
 その笑顔は、甘い毒の味がした。  父親に虐げられ、義妹によって婚約者を奪われた令嬢は復讐のために毒を喰む。

初夜に大暴言を吐かれた伯爵夫人は、微笑みと共に我が道を行く ―旦那様、今更擦り寄られても困ります―

望月 或
恋愛
「お前の噂を聞いたぞ。毎夜町に出て男を求め、毎回違う男と朝までふしだらな行為に明け暮れているそうだな? その上糸目を付けず服や装飾品を買い漁り、多大な借金を背負っているとか……。そんな醜悪な女が俺の妻だとは非常に不愉快極まりない! 今後俺に話し掛けるな! 俺に一切関与するな! 同じ空気を吸ってるだけでとんでもなく不快だ……!!」 【王命】で決められた婚姻をし、ハイド・ランジニカ伯爵とオリービア・フレイグラント子爵令嬢の初夜は、彼のその暴言で始まった。 そして、それに返したオリービアの一言は、 「あらあら、まぁ」 の六文字だった。  屋敷に住まわせている、ハイドの愛人と噂されるユーカリや、その取巻きの使用人達の嫌がらせも何のその、オリービアは微笑みを絶やさず自分の道を突き進んでいく。 ユーカリだけを信じ心酔していたハイドだったが、オリービアが屋敷に来てから徐々に変化が表れ始めて…… ※作者独自の世界観満載です。違和感を感じたら、「あぁ、こういう世界なんだな」と思って頂けたら有難いです……。

無能なので辞めさせていただきます!

サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。 マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。 えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって? 残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、 無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって? はいはいわかりました。 辞めますよ。 退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。 自分無能なんで、なんにもわかりませんから。 カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

処理中です...