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8の扉 デヴァイ 再
怖れ
しおりを挟む私は。
なにが 怖かったの だろうか
「本当に 怖れていたもの」は
なんだったの だろうか。
「死」
それは そんなに もう 怖くない
死ぬことなんて 慣れてみれば 楽で。
死にたいと 思っても死ねないことの方が
何倍も 辛い
いつ終わるの分からない 繰り返される 恐怖
どうしたって 昇る 日に
絶望を覚えるのは 何度目か
そんな 日々よりは。
死んで「終わり」に する方が
ずっとずっと いい
そう 思って いた
生きて いれば 「怖いもの」なんて
沢山 あって
男の大きな 声や
痛みがくるまでの 瞬間
痛みが来て終えば
痛がれば いいから まだ楽で
耐えて 終わって
でも また 始まって。
「拒否」や 「声」など
届く筈も なくて
「もの」の様に 扱われること
それは。
私達に とっては
当たり前 だったから。
だから。
「なにが」本当に「怖いのか」
それが 逆に 不思議だった
わからなかったんだ
「失うもの」なんて。
もう
なにも 無い 筈なのに。
しかし
ずっと ずっと 下って
一つだけ。
見つけた
あったんだ
「失うのが 怖いもの」が。
ずっと そう
「私達」が 「持っていたもの」
「繋いできたもの」に
気が 付いたんだ
もしかして。
そう
もしかしなくても。
それ は ずっと
ずっと
繋いできた 小さな
細い 細くなってしまった
「光」 で。
いつでも どこでも
何度でも。
消えぬ様に
きっと
ずっと ずっと 「心の奥」に。
しまってきた あれ だったんだ。
その 「光」が 消えるのが
怖かった んだ。
消されても 消えても 消して しまっても。
何度でも 燈って しまう 「光」が。
とうとう 「本当に」 消えて しまうのが
怖かったのだ。
しかし。
「光」は 在った
「絶望」の中
「諦め」の中
「極め切った それ」の なか にも。
全く そと からは見えない
その 「真ん中」に。
「残っていて」 「燈り」「繋がった」
んだ。
余りにも。
あまりにも 奥へ 隠して しまっていたから
気付くのが 遅れてしまった
ごめんよ
ずっと ずっと繋いできた 「光」。
「今」 「光」を。
大きな 私に 燈すから。
再び 道を 示して おくれ
私が 進む
私だけの 道を。
そして。
ありがとう
ずっとずっと 繋がっていて くれて
いつも そこに 在って くれて。
感謝しか ないよ。
そうして やっと。
共に
最期の道を。
歩いて行くと しよう
ゆっくりと 楽しみながら ね。
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