透明の「扉」を開けて

美黎

文字の大きさ
885 / 2,079
8の扉 デヴァイ 再

密度 チカラ エネルギーと変換

しおりを挟む


「そうそう、だから。どんどん「負」のエネルギーもチカラにして変換して、また何かの糧にして行けば、いいのよね………。そう、これぞエコ。エネルギーの再利用よ。」

くるっと フワッと  なんか
 ころりとしたもの に 変換して ?

ポイポイと放り込んでいた「混沌の鍋」の中身を確認しつつ、その「創造物」を想像してみる。


「うーーーん?」


でも。 なんか。
 
 多分だけど やっぱり「負」だと。
 「キラキラ」や「光」、「愛のエネルギー」よりは
 チカラが 弱い ? 気が するな


なんだろうか、「なにか」を創ったと、しても。

「小さい、よね…………?」

いつもの魔女部屋、混沌の鍋を前にして
私の疑問が共に、鍋に落ちてゆく。

 くるくる  ぐるぐると 回る

    沢山の 複雑な 色  異色

 濁り  澱    小さな歪のカケラ達


あの時 腰紐が出来たのはかなりの量、檻が溜まっていたからだ。
ある意味、それも 凄いけれど。


 なんの 違い  

  エネルギー   チカラ  質

 密度   純度? いや 純粋なチカラ では ある


もっともっと 「濃い」もの

 きっとそういうチカラも ある


それは 「どんな もの」???


 一人一人  両方併せ持つ

    チカラ  一つで 全部

 若しくは その 「ふたつ」が「合わさった」もの

   チカラ  生まれる もの

  生み出せる   もの    とは。



「え 」

いやいや  いや。


でも。 はきっと 「そう」なんだろう。


しかし少々気不味い「いろ」に、くるりと転換する私の「なか」。

「例えて言うならばやっぱり、「上の次元」………。」

きっと「ある」、私達が純度を上げれば見える世界、もっともっと「強い」チカラ。

でもこの場合の「強い」は、力が強い、やエネルギーが大きい、とかではなくて。
まあ、でもあるのだけれど

もっと もっと  なにか。

 「存在」として 光が 多い 高い 強い…


「なんか、「言葉」で現そうと思うとこうなっちゃうんだよなぁ…。」

でも、それも。

私達が「言葉」に積み重ねくっ付けてきた、「澱」でもあるのだ。

「固定観念、強し…………。」


でも。

 「わかるひと には わかる」

この頃の空気の変化を感じていた私は、そうも思える様になってきた。
それもまた一つの成長だろう。

悲観するだけでなく、世界を見つめ希望を持てること。
それはやはり、大きな進歩であるからだ。


「ふぅむ?」


 「次元」「 密度」「純度」「光の量」

 「軽さ」「重み」「持つもの」

敢えて 言うなら?

 「深み」の ような もの???


「重く」はないが「濃い」それ
純度の高い光が ギュッと詰まった様な その 在り方

それは きっと ?


「 ああ、「効率がいい」のかも、ね………。」

ある意味高い位置にある光は、無駄が無いのだろう。

  迷わず 惑わず  逸れず  真っ直ぐに

  最短距離を 進む

そういうものなのかも、知れない。

それに、もしその世界へ行けたならきっと、お互いに「光り合って」。

より、高みへ 昇ってゆけるのだろう。


「ふむ。」

なんとなく、思い描けた行き先
まだまだ迷う事も多い、私だけれど。

「うん、私は、私の道を。行けば、いいし。多分ちゃんと、進んでる筈。」

 
 昇りたい 上を目指したい

 だけどもきっと それは「私の天」で

 自分にしか 見えない 分からない

 決めることのできない 場所

だからこそはっきりと 見て 想像し

目的地を「創造」して

 時に 更新 し。


どんどん上に 昇って行くんだ。


 より 美しく 純粋に  繊細で しかし
  
   大胆に 鮮やかな 「それ」。


今の私が目指す、光は。

 私が美しいと思う 全ての色を 持ち合わせ
 一本筋が通っていて 品のある いろ
 そして
 沢山の顔を持ち 沢山の 手を持つ

 光り輝く 観音の ような   そんな 光


だからやはり、慶は私の理想に近いのだろう。

今、思えば。

 何故 千手観音が 沢山の手を持つのか
          沢山の 顔を持つのか

 よく わかる。


沢山の色を 見たいから 含みたいから
まだまだ 「異色」を 多く持つ 私だけれど。

きっと、このまま諦めずに
 続けて ゆけば。


「そう、そうね。「無駄が無い」、それはきっとこの身体に沢山の純度の高い光を集め溜め込むのよ、ふふふ………。」

きっと「新しい目」で 見て。
美しい色を 集め
更に解し 私に合わせ 織り直し 純度を上げて。

また「創造」して ゆくのだ。

「美しい なにか」を。


混沌の鍋をぐっと覗き込み、その中身と量を確認する。

「いや、まだまだ、だな。」

きっと、もっとできる。
きっと、もっとやれる。

そうして美しいものを、沢山創り出して。

世界がそれで 満ち溢れれば いい。


「ふふふ…………。」

「なぁに、やめてよ。」

「あっ、朝。聞いてよ。」
「いやよ。」

「なんで?あのさぁ、  」

いつの間にか、ソファーで寝ていたらしい朝を起こしてしまった様だ。

そうしていつものやり取りが始まった所で。

私のぐるぐるは、またパッと散って行ったのである。
うむ。



しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

側妃契約は満了しました。

夢草 蝶
恋愛
 婚約者である王太子から、別の女性を正妃にするから、側妃となって自分達の仕事をしろ。  そのような申し出を受け入れてから、五年の時が経ちました。

【完結】離縁ですか…では、私が出掛けている間に出ていって下さいね♪

山葵
恋愛
突然、カイルから離縁して欲しいと言われ、戸惑いながらも理由を聞いた。 「俺は真実の愛に目覚めたのだ。マリアこそ俺の運命の相手!」 そうですか…。 私は離婚届にサインをする。 私は、直ぐに役所に届ける様に使用人に渡した。 使用人が出掛けるのを確認してから 「私とアスベスが旅行に行っている間に荷物を纏めて出ていって下さいね♪」

笑う令嬢は毒の杯を傾ける

無色
恋愛
 その笑顔は、甘い毒の味がした。  父親に虐げられ、義妹によって婚約者を奪われた令嬢は復讐のために毒を喰む。

愚かな側妃と言われたので、我慢することをやめます

天宮有
恋愛
私アリザは平民から側妃となり、国王ルグドに利用されていた。 王妃のシェムを愛しているルグドは、私を酷使する。 影で城の人達から「愚かな側妃」と蔑まれていることを知り、全てがどうでもよくなっていた。 私は我慢することをやめてルグドを助けず、愚かな側妃として生きます。

初夜に大暴言を吐かれた伯爵夫人は、微笑みと共に我が道を行く ―旦那様、今更擦り寄られても困ります―

望月 或
恋愛
「お前の噂を聞いたぞ。毎夜町に出て男を求め、毎回違う男と朝までふしだらな行為に明け暮れているそうだな? その上糸目を付けず服や装飾品を買い漁り、多大な借金を背負っているとか……。そんな醜悪な女が俺の妻だとは非常に不愉快極まりない! 今後俺に話し掛けるな! 俺に一切関与するな! 同じ空気を吸ってるだけでとんでもなく不快だ……!!」 【王命】で決められた婚姻をし、ハイド・ランジニカ伯爵とオリービア・フレイグラント子爵令嬢の初夜は、彼のその暴言で始まった。 そして、それに返したオリービアの一言は、 「あらあら、まぁ」 の六文字だった。  屋敷に住まわせている、ハイドの愛人と噂されるユーカリや、その取巻きの使用人達の嫌がらせも何のその、オリービアは微笑みを絶やさず自分の道を突き進んでいく。 ユーカリだけを信じ心酔していたハイドだったが、オリービアが屋敷に来てから徐々に変化が表れ始めて…… ※作者独自の世界観満載です。違和感を感じたら、「あぁ、こういう世界なんだな」と思って頂けたら有難いです……。

私に姉など居ませんが?

山葵
恋愛
「ごめんよ、クリス。僕は君よりお姉さんの方が好きになってしまったんだ。だから婚約を解消して欲しい」 「婚約破棄という事で宜しいですか?では、構いませんよ」 「ありがとう」 私は婚約者スティーブと結婚破棄した。 書類にサインをし、慰謝料も請求した。 「ところでスティーブ様、私には姉はおりませんが、一体誰と婚約をするのですか?」

ねえ、テレジア。君も愛人を囲って構わない。

夏目
恋愛
愛している王子が愛人を連れてきた。私も愛人をつくっていいと言われた。私は、あなたが好きなのに。 (小説家になろう様にも投稿しています)

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

処理中です...