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5の扉 再びのラピス 森へ
祈りの先
しおりを挟む「全ての 私よ チカラを かして」
今 私に その全てを。
見せて 使える様 生かせる様
その チカラを 集結させたまえ 。
その、光景
真ん中の「わたし」
張り巡らされた光の網から 送られる光
世界に散る私の種は 発芽していて
「わたし」に 光を送って いる。
その時はっきりと わかったのだ
どの 私も
ずっと ずっと 祈っていた 「その先」
「神」「見えないなにか」「尊いもの」
「全てを満たすもの」「ひかり」
「全てを包み込む 存在」 それは。
「自分自身」のこと だったんだ って。
「確かに。 そう だわ 。」
ボーッとしながらその光景を反芻する頭
大きな円の 真ん中に「今の私」
それを囲む 外周ぐるりと「幾多の私」
その幾多の私から発する光が集結する先
それが 「今の私」
「真ん中の私」は 光を発する太陽の様にも 見えて。
その光の道は「送り 送られ」どの私とも
光を送り合っているのが わかる。
「 うん。」
なるほど 確かに そうなってるな。
「私が 神」、それを受け入れるにはまだ抵抗が無いとは言わないけれど
私の「真ん中」は 当たり前の様に頷いている。
「だって」「そうじゃない」「そうに決まってる」
「みんな」「そうなの」「八百万の神」。
確かにそうなんだ。
私達は古来 何にでも神を見出し 敬い
大切にして 全てと共存してきたんだ。
小さな頃から 「神はいるか」、その疑問に対して私の中では答えが無かった。
正確に言えば「無い」と言うよりは「なにかが違う」。
「神様、助けて」と祈っても 何も現れる事が無かった 過去
「神はいない」、だが「全くいない訳では ない」という矛盾の中だった 私。
祀られているもの
敬われているもの
それはそれなりに価値があり、「祈る」事で増すエネルギー、そうして「かたち」は巨大化してゆき「真実」は 見え辛くなる。
「偶像崇拝」「一神教」「神というもの」
「本当の光」と 「作られた神」の 違い
小さな違和感。
「神は 果たして 本当 なのか」
今は、それが分かるけれど その時はわからなかった
「なにかが違う」の理由、微妙で絶妙な違和感、視点を逸らす様な空気。
ずっとずっと胸にあったこの思い
それはきっと「みんなが 神」という事と
「捻じ曲げられてきた 真実」
その両方が相まって。
今はこうして埋もれてしまっているのだろう。
その 中でもずっと手を合わせていた
「祈りの先」
どこかに必ずあると 知っていたそれ
「祈りが届く場所」「その 先の光」。
"天は 見ている"
"私の祈りを 知っている"
それは きっとずっと そうで
それでしかない もの
そうでしか あり得ないもの。
やはり 私は私の光に祈っていて
無意識に ずっと光を送り合っていて。
「自分自身が 光」「神である」
「真ん中」「それしか ない」
それを「わかる」為の 旅
その終着点の 今
大分 形が整ってきた 私
準備もほぼ、整いしっかりとした軸もできて
「未知への扉」を開けようかという 今
次は なにを どこへ ?
行く? 出る?
入る? 開く の ??
「 ?えっ、と。私は 私であれば、よくて。みんながみんなの光で?それを やるの??ん?働きかけは、しないんだよね? 光の奉仕を、してれば「そうなる」って 事なのかな 。」
「それを紐解に 来たのだろうお前は。」
その時
不意に耳へ届いた 懐かしい声
「あっ」
シンだ。
えっ じゃあ これは夢?
ボーッとしている頭の中
この頃 現実 宇宙空間 色んな 光の視点の私はしかし
「これが 何処なのか」
その問題はすぐに放り投げて。
その 薄らとしたシンの言葉を自分の中に留めようと
ぐっと視点を集中した。
「今、この瞬間も大きな大きな、渦の中。お前は流れを創り出すことができる、その力がある。それは易しくもない独自の道であるし、しかしそれをしに来た自身の知る事、お前の中に持っているもの。その独自の光を使いそうして世界の輪を廻し、自分の生きたい世界を創るのだ。それ故の、お前だと言っただろう?」
確か に ?
シンは なんか あの黒い部屋で
そんな様なこと 言って た な ?
「物事全てが偶然に起きる事は、ない。沢山の種を植えてきたお前なら解るだろうが、全ては繋がっている。そのサイン、繋がりを見逃さずきちんと自分の道を繋げば。進めば進む程に、お前の道は強大となり誰をも漏らす事なく。慶の輪に入れる事ができるだろう。」
そう シンが言ったのは
「慶の 輪」。
聞き覚えのある それは、慶の事だと直感的に わかる。
「運命はいつでも自分の手のひらの、上。」
「あっ」
そう、最後に一言 言うと。
シュルリと消えた 白い光
パッチリと 覚めた目。
「 ん? んん ?」
今度こそ ゆめ ??
渦巻く暗色の粒子を見つめながら、ボーッと思う
「移動の前のシン」、「きっと今回は白い部屋には立ち寄らないであろう」こと。
「だから。 会いに来て、くれたのかな。」
ポツリと呟いて、しかし浮き上がった澱をフッと吹いて。
あの、礼拝堂に仲良く並ぶ 二人の姿を想像し
自分の中を「愛」で塗り替える。
うん
そうね あの二人は なんか 神だけど
「愛」だわ やっぱり。
そうしてシンが言ってくれたこと
私への道標 その「流れの創造」を。
ゆっくりと紫紺の渦の中に 放り投げたのだ。
そう ややこしいことは
無限に 投げれば 万事オーケー
空に 任せれば
それ即ち 最高の可能性で 返って くる
多分 だけど。
そうなの、なにしろ とことんややこしい事に
向いていない私 が。
なんか 色々 ぜんぶ
把握 そりゃ したいけど
ぜんぶ そりゃ 持っていきたいけど
そうなの、だけど
そうじゃ なくて。
「魔法を 使うのよ 。」
結局「あたま」じゃなくて
「本能」「直感」「知っている私」
「ぜんぶを 自分に 委ねること」。
「多分、それが足りなかったんだわ。「自分」、それ即ち「まるっとぜんぶ」イコール「宇宙」、それを信頼すること。てか、「私の」だし。それって結局 知ってるって ことで。」
そう 自分の「真ん中」
「センタリングポイント」をきちんと踏んで
ドンと中央へ据えて じっくり見れば。
「わかるのよ、わかる。」
自分が ハッピーエンドしか あり得ないこと
なんだかんだ、道を知っていること
最後には「必ず上手くいく」こと。
「すーぐ、惑わされる もんなぁ 。」
しかし。
そう、いいのよ ちゃんと 戻れば。
それでいいの いちいち落ち込まなくても。
「うん。」
結局 どれもこれも自分で切り拓いてゆく道
どれだけそれを「行動」という祈りで示せるか
啓示として受け取った光を具現化して返し
「宇宙と等価交換」できるのか。
客観的に その時最高の視点から「自分という 宇宙」を 見ること
それをズレたとしても戻り、継続的に 続けていけること。
それに尽きるんだ やっぱり。
すべては まるっと 自分のなか
だからこその 「ぜんぶが自分」
結局は
「私の せかい」。
「そうなのだよ、せかいくん。君はなにか物凄く大きくて、凄そうで 実際目には捉えられないんだけど。」
きっと 魔法の目で 見れば。
「フフフ、待ってなさいよ 。」
一応、呟いた後 キョロキョロと辺りを見渡し
ツッコミがいないか、確認する。
えっ
いない 逆に 寂しい。
「ま、とりあえず。起きよう、うん。」
そうして、チラリと浮かんだ「移動前のシン」にパタリと蓋をして。
どうせ いつか来るもの
なにしろとりあえず 今じゃ ない
そうブツブツと言いながら
起き出したので あった。
うむ。
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