透明の「扉」を開けて

美黎

文字の大きさ
1,061 / 2,079
8の扉 デヴァイ 再々

反省会 in森のお風呂 2

しおりを挟む

そう 彼等が これからやって行くのは
きっと私と同じで 「自分の深海グレースクアッド」へ 行くこと

 物理的に「行ける」のかは 分からないけど
 結局 それを 自分で始めるということ

 「行動で 示していくこと」
 「できなかったことを やっていくこと」


「言葉」でも「見た目」でも
「形」でもなくて
「見えない部分」を やり直すこと

 「本質的なこと」を 創り直すこと なんだ。

 それはきっと「芯」「軸」「信念」の創りかた
 「思考」「思い」の使い方

 そもそもの「言葉の意味の捉え直し」から
 始まるのかも 知れない。


だって「そこじゃない」所をこれまで散々
叩いて直して 綺麗に装って 誤魔化して
見えなくなって 判らなくなって。

 私達は 自ら迷路に迷い込み
  楽しみ遊んで きたのだから。


 でも 私がこれから やることと 言えば。

くるりとまた視点を切り替え、離れた窓にある
変わらず美しい青を 目に映す。


 「そう 在ること」「その状態で いること」。


 導きの光 
   光の奉仕 
      光の女神で 在りたいと。

そうある、今の私が やる 最善
 それは 以前と同じ様に ジタバタするのではなく
 奔走するでも 代わりにやるでも
 抗い 覆すのでも なくて。


   "絶対的な平和と 圧倒的調和"

     
 その 状態で
 「ただ そう あること」 それだけなんだ。


 「私が」「そうある」ことで 「そうで ある」

 「そうなる」せかい

 それが成り立つ 「創造のせかい」。




 これまで自分が 十二分にいたことを 認め

 自分の道筋を祝い 喜び 祝福して

 「自分のせかい」を 創ること 進むこと

 そこで そう 在り そう生きること。


前に 誰も 見えなくとも
始めは誰も いなくても
   何も なくとも それはいい。


 「真っ白な せかい」から 始めて
 自分で創ってゆく
 誰をも 何をも 侵さず 侵されない
 何色もありのまま 輝く 「せかい」。


誰が 入れるとか 住むとか 
誰も いるとかいないとか
 そんなのは、いいんだ。

きっと そこが美しい光を放っていれば
惹かれる人は 惹かれるし
合わなければ 入れない。

ただ そういうことなんだ。



 「混同しないこと」
 「混乱しないこと」

 「差別ではなく 選択をして」
 「場所 位置を見極め」
 「それぞれの道を尊重すること」
 「それぞれの道を 生きる こと」。


きちんと そう在り ブレずにしなやかに存在して。

 ただ ひるまず おごらず
 自分の視点が 「みんなと違うこと」を知って
 あること

時折 揺れても戻ること
自分の「センタリングポイント」を 見失わないこと。


私がズレる時は大体、「みんなと同じ」だと思い 道に迷い込んで行くからなのだ。
 
 思えば。
 そう 特に 年上の人 大人
 年配の男性や 見るからに頭の良さそうな 人とか。

人は見た目と中身が違う、それも知っているはずなのだけど
これもずっと繰り返してきた 刷り込みの一部なのだろう。


 フワリと上る 湯気の いろいろ

   濃薄 長短  吸い込む水分の 量
 木々の香りと 湯気という蒸気

   その棲み分けをしながら思う
  「見た目と中身」、それぞれの位置。


その 香りを嗅ぎながらも「自分のありたい場所」、それだけを意識しながら
より 細かな蒸気
土を含む木の濡れた香り
上に漂う より澄んだ空気の中を縫って進む
私の光
 自分の中へ引き込む微細な粒子を選別しながら「自分を構成しているもの」を 思う。


 「私達の なかみ」

    「自分 というもの」。


朝が以前、言っていた事がある。
「現世の事すらきちんと覚えていないのに。それ以外の生の事なんて知るはずもないわ」

 何の気無しに発する 行動 言葉
 それが齎す結果に気付いていない 「世界」

 確かに 魂の経験値は 皆違うのだろうけど
 それ違いを知っているか
 分からなくとも 「違いがあるという事を知っているか」
 「どの スタンスで存在しているのか」。

きっとそれが ものを言うんだ。


 「見えている景色が 違うこと」
 「角度が多いこと」

それをしっかり 意識していれば。


「うん。」

パシャンと 水面に手のひらを下ろして。

 掻き混ぜる 湯の温度
   ぐるり お腹の辺りに「熱」を持ってくる。

自分の芯にある、太くなったその柱に 真ん中を合わせて。
しっかりと自分の位置を 何度も反芻して確認するのだ。


私は
 その ドラマだけを見ず 深層を見る

 表層だけでなく その奥にあるもの
 色鮮やかな現実の中に隠れ 紛れている見えないもの

 その裏で展開されている「本当のこと」
 見えないもの達が なにか
 不思議 秘密 「見えないなにか」。

それを見るんだ。

 何故 今 これがこう展開されているのか

 私に 「そうある」のか。


    私だけの「世界の探検」


「そう、思えば。なんか、楽しいかも。」

「まあね。でもさ、私から言わせて貰えば。あんたの視界は他の人と全く、違うからね?でも多分、視界もだけど思考も、なんだわ………なんでか突飛な方へ行くのよね…まあそれももう、慣れたって言うかある意味、私も。依るがが、解ったのかも知れない。」

「えっ そう ? なの ??」


  「そうである事 の 意味」???


改めて、生まれた時から一緒の朝に そう 言われると。

 なんか どうなの  それって

 どっちなの 

 ねぇ ?


でもきっとそれは「私が私であることの意味」、それと同じで 「これ」と断言できる様なものではないのだろう。

ポン、とバスマットに降りて再び丸くなった背中を眺めながら一人 納得して息を吐く。



しかし、今回 外へ出て 改めて私が思ったこと
再びしっかりと 感じたこと

それはやはり「進むからこそ落ちてくる理解」その事だった。


 自分で 外へ出て 感じて 見て 聞いて 
 わかり 
 解きほぐして 織り直し
 内に落として 翻訳し

 話したり 伝えたりして
  「女神というもの」

  動く行動する事によって 具現化していく 
       「私の 道」

 「なりたい自分」「そう 在りたいと 思うもの」。



「ふむ。やはり。何事も。やってみなけりゃ、分からないし そもそも私は先入観が、なぁ 。」

溜息と共に吐き出したそれに、さも当然という様な相槌が来た。

「あら、それならみんな、そうよ。立ち止まるのか、石橋を叩いて結局、渡らないのか。でもあんたはそれでも突っ込んで行くから、答えが出て。形になって行くんでしょうけど。」

「 なるほど。 確かに。」

それも そうだ。

自分で自分が可笑しくなって笑い、歩いて来れたこれまでの道を再び 思う。


 すぐに 持ち出してしまう 古い想い
  重い 気持ち  憂いの残る 自分の奥。


「まあ でも 結局。なんだかんだで、じっとしてられなくて。で、また「どうせ行くんだからさっさと行きなさいよ」って、言われるんだよね 。」

「あら。解ってるじゃない。」

 ええ まあ  流石に。

 私もそろそろ 学んでますから。 
 うん。


 ぐるぐる ぐるぐる と 

  回りながら 周りながら 

 進む 私の道

  迷って うだうだして  ぐちぐち言って
 でも
  結局 「やらない方が気持ち悪くて」。

 進んでしまう道、だがが 結果
 「正解」だったという事なんだ。


「ま、でも。こうさ、スパッと。決めて、サクサク進める様になったらかっこいいよね? ん?」

すっかり穏やかな寝息に変わっている 視線の先
 器用に飛沫の飛んでいない、マットの端っこに丸くなっている朝。

 ふむ。
 ならば 私は しっかり ゆっくり

 自分の中に 「成長」を 受け入れて。


そう、いつも「まだまだ」と思ってしまう、必要の無い過度な謙虚さを引っ込めて認めるんだ。

  私は 成長している
   変化している  変容している

  「光の奉仕」「光の女神」として。

  そう 在り続けること を。


「うん、 それで いいのよ。それで。」

フワリと忍び寄る靄を飛沫で飛ばし、深呼吸して息でも飛ばす。

 いかん。

しかし、流石に長湯し過ぎた。

大きく吸った息も温かく、少し冷まさねば動けなくなりそうだ。

 いや ここに飛んでこられても
  うん 困るし?

 ゆっくり 出るのよ ゆっくり 。

   そう。


そうして、朝を起こさない様 尻尾を踏まぬ様 気を付けながら。

ノタノタ、ソロリと怪しげに這い出て行ったので ある。
うむ。






しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

側妃契約は満了しました。

夢草 蝶
恋愛
 婚約者である王太子から、別の女性を正妃にするから、側妃となって自分達の仕事をしろ。  そのような申し出を受け入れてから、五年の時が経ちました。

【完結】離縁ですか…では、私が出掛けている間に出ていって下さいね♪

山葵
恋愛
突然、カイルから離縁して欲しいと言われ、戸惑いながらも理由を聞いた。 「俺は真実の愛に目覚めたのだ。マリアこそ俺の運命の相手!」 そうですか…。 私は離婚届にサインをする。 私は、直ぐに役所に届ける様に使用人に渡した。 使用人が出掛けるのを確認してから 「私とアスベスが旅行に行っている間に荷物を纏めて出ていって下さいね♪」

私に姉など居ませんが?

山葵
恋愛
「ごめんよ、クリス。僕は君よりお姉さんの方が好きになってしまったんだ。だから婚約を解消して欲しい」 「婚約破棄という事で宜しいですか?では、構いませんよ」 「ありがとう」 私は婚約者スティーブと結婚破棄した。 書類にサインをし、慰謝料も請求した。 「ところでスティーブ様、私には姉はおりませんが、一体誰と婚約をするのですか?」

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

笑う令嬢は毒の杯を傾ける

無色
恋愛
 その笑顔は、甘い毒の味がした。  父親に虐げられ、義妹によって婚約者を奪われた令嬢は復讐のために毒を喰む。

初夜に大暴言を吐かれた伯爵夫人は、微笑みと共に我が道を行く ―旦那様、今更擦り寄られても困ります―

望月 或
恋愛
「お前の噂を聞いたぞ。毎夜町に出て男を求め、毎回違う男と朝までふしだらな行為に明け暮れているそうだな? その上糸目を付けず服や装飾品を買い漁り、多大な借金を背負っているとか……。そんな醜悪な女が俺の妻だとは非常に不愉快極まりない! 今後俺に話し掛けるな! 俺に一切関与するな! 同じ空気を吸ってるだけでとんでもなく不快だ……!!」 【王命】で決められた婚姻をし、ハイド・ランジニカ伯爵とオリービア・フレイグラント子爵令嬢の初夜は、彼のその暴言で始まった。 そして、それに返したオリービアの一言は、 「あらあら、まぁ」 の六文字だった。  屋敷に住まわせている、ハイドの愛人と噂されるユーカリや、その取巻きの使用人達の嫌がらせも何のその、オリービアは微笑みを絶やさず自分の道を突き進んでいく。 ユーカリだけを信じ心酔していたハイドだったが、オリービアが屋敷に来てから徐々に変化が表れ始めて…… ※作者独自の世界観満載です。違和感を感じたら、「あぁ、こういう世界なんだな」と思って頂けたら有難いです……。

無能なので辞めさせていただきます!

サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。 マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。 えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって? 残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、 無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって? はいはいわかりました。 辞めますよ。 退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。 自分無能なんで、なんにもわかりませんから。 カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

処理中です...