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8の扉 デヴァイ 再々
自分の歌
しおりを挟む夜に一度、目が 覚める。
相変わらず夢の中で仕事をしている私は、その時「なにを どう していたか」思い出して確認するのだけど
勿論思い出せない部分もある。
しかし、「私が私だった」ことは分かるから
そのまま思い出せる部分だけを確認し 念押しして、再び眠りにつく。
「枠に囚われた行動はしていないか」
「本心とは違う行動をしていないか」
それだけ確認して、自分に念押しするのだ。
もう 古い材料は回さない
そう決めたから、潜在意識下でやっていないか
きちんと確認するのである。
勿論時折、「ん?」と思う内容が 無くもない。
その時は念押しして「違うよ」と 自分に言い聞かせて。
また 眠る
それだけだけど。
なにしろとりあえず、きちんとみんなが仕事をしてくれているのは確実なので、後は自分を信頼して任せるのみだ。
あれこれ気を回して、「心配する」のも 古いカケラだから。
とりあえずは「いつでも私は私」作戦を表と裏、両方で遂行すべく この頃は日々を送っていた。
「 でも、「仕事をする」って言い方も変 かな?別に働いてる訳じゃないし「私は私である」ことを遂行しているだけなんだけど。」
「うん?」
半分 寝て いるのか
いやしかし 相変わらず寝ないからして
起きて 「自然に」こうなのか
ゆっくりと極上の粒子を纏わせながら 私の髪を梳くこの人は
いやしかし「肉体」を 持った?からして
やはり「寝る」のか 「擬態」なのか
結局 それも。
はっきりとしたことは 分かってない な??
目の前の美しい金色を見ながら、そう 思う。
この頃 「私のせかい」は。
これまで以上に「粒子感」が 増してきて、この人の様な元々「高い」ものの「細かさ」と「質の高さ」「光の強さ」と「芯の強さ」が。
「 うっ」
なんだか「より 濃く」感じられて、「体に良いけど いきなり摂り過ぎは危険」的な匂いがプンプンする隣を見るのを 加減しなければならなかった。
「どれ。ほら。」
「う、うん。」
そんな私の内を読んで 少しだけ距離を空けてくれるこの色もしかし 「その距離」は二センチ程度でしか ない。
でも 離れたくない のも わかるし
補給 も したいし
なによりこの 「より 高い光」の側にいると
よく わかるから。
「 ありがとう。」
「なに。」
とりあえずはそっと、腕に触れながら その肌の質感から筋肉の具合を確かめて いた。
なんでか どんどん「男の人」になっている
この「石だった」金色の「変化」が。
自分の「ヒント」なのは わかるからだ。
「変化」 「変容」
「物質」 「ひかり」
「段階」
「次元」
「上昇」 「降下」
「本質は同じだが 状態が違うもの」。
「ふぅむ。」
「これだけで、いいのか?」
「む? いや あの 」
私の中が、逸れ始めたのが分かって。
「いけない目」をし、「いかん表情」と「手つき」をした「いけない色」は そのままグッと濃い 色だけを注ぎ込むと。
ん?
そのまま、パッと私を離し 笑いながらマシュマロから出て行った。
何故だ。
「 ぇっ えっ???」
なに この
放置プレイは。
「 えぇーーーー!?」
そりゃ 朝から転がされてもアレだけどさ、
なんか
ほら
こう あるじゃん ?????
ねえ ? なんか 。
しかし、とうに消えた美しい色
首を傾げる私の前には光の虚空の粒子
その 楽しげな色が「ほらほら」「起きようよ」と誘っていて。
「 まあ。 いっか。」
そうしてとりあえず、少し自分の中が 落ち着いてくると。
小さく息を吐いて 朝の支度をする事にしたので ある。
「 今日は な~にを しよっか な♪」
「制限の無い」、せかいにある私に「やらなきゃならないこと」は ない。
勿論「生きて」いく為に「食事をする」とか「お風呂」、「金の蜜」等諸々の事は必要だ。
しかしそれはやらなければいけない事ではなく、「必要」であって 「私」を維持する為に この「地球」で存在する為に必要な事だ。
これまでは 「学校に行かなくてはならない」とか
「就職しなくてはいけない」とか
「結婚して」「子供を産む」とか
所謂「世界の枠」の「やらなきゃいけないこと」
「常識」「普通」「そうでなければ 誹りを受けるもの」は あったけど。
「う~ん、見れば見るほど「敷かれたレール」。」
なんだか、アラルの事が懐かしく思い出される。
「どの世界でも、結局「同じ」だったって。こと、だもんなぁ。」
この頃の 世界を渡り歩いていても
そう 思うけれど。
世界 と せかい
地球 ラピス シャット
グロッシュラーに デヴァイ
朝からくるくると私の中には様々な色が 回る。
しかし、「もう 古い色は舞わない」と決めてある中に存在するカケラ達は どの世界もの「美しい色」を示していて
「やはり 世界には沢山の面がある」事実を表して いる。
その中で 今日も「惹かれる色」を選んで。
「今日は森に行こうかな?」
そうして支度をしつつ、パッと思い浮かんだ「緑」に焦点を当て 今日の予定は「森でブラつく」「生命力を味わう」コースに決める。
今日「吸いたいいろ」「空気」
それを想像して、「そうする」
ただそれだけのシンプルな 予定
そんな生活が最高だ。
「なにしろ 今の私には 合ってる。うん。」
そして一つ頷き「ポン」と叩いて羽衣にポイントの「緑」を、加えると。
「よし。」
お腹に具合を尋ねながら 食堂へ向かう事にした。
「 ♪ 」
程良い 腹 七分目
心地良い みどりの空気
風
匂い
湿度
満ちている 「生きもの」の チカラ。
「な~んか、湿度ってジメジメしてるのは嫌だけど こうしてると重要なのは分かるわ。」
デヴァイはほぼ 湿度が無い。
ない というか 低いんだろうけど
「変化」が殆ど無いから「わかりにくい」のだ。
風が吹く様になったから 幾らかマシだけれど。
「それも うーん?空っ風?」
でも、あの密接した空間で湿度が高かったら私なら死ねる。
「 うっ」
想像だけで具合が悪くなり、「いかん」と切り替え ゆっくりと緑の空気を吸う。
「 ふぅ」
最近は自分の体の扱いも 大分上手くなってきた。
自分の「体の中の光」にお願いして、「そうしてもらう」のだ。
なんとなく お腹が痛くなりそう とか
身体を伸ばしてる時 とか
ただ 歩いている時とかに、「伸縮自在」や
「生命力」を光に願うのだ。
「願う」と言うと 違うかもだけど
「思う」「意図する」「お願いする」、それはどれもが含まれていて「きっとやる」私の光の性質からして それは「成る」筈だ。
「お陰様で 回復が早いもんね。」
所謂「風邪をひく」等の健康的には 何の問題もない私
しかし「匂いがキツイ」「味が気持ち悪い」「見た目の受け付けなさ」など。
「感覚から来る影響」は 受けやすいと言えるだろう。
でも そんな時に。
これまでだったら「仕方ない」と、我慢していたことを光に頼むと改善が早まる様になった。
そうしてそれを続けていくと「この状態でも何とかできる」「大丈夫」が 自分の中で育ってきて。
「自分が強くなっている」のが、実感として分かるので ある。
「 ♪~ 」
斯くして 森の空気と同調し
回復した私は 木々の中をスキップしながら奥へと進んでいた。
久しぶりに 泉を見ようと思ったのだ。
あそこで ちょっと一休みして
なんか そう
水面を見ながら 考えたい かも。
そう「心地の良い状況」を想像して 進んでいた。
誰もいない 泉で
美しく青い 鏡の様な水面を見ながら
明瞭な思考が 冴え渡る
「 フフフ」
「冴え渡る」の、所で いつもこんがらがる自分の思考を「わかっている自分」が出してきた「頭の良さそうな色」が 面白い。
「さて、と 。」
そうして 目的地に着き くるりと辺りを見渡して
「想像通り」なことを 確かめると。
うん いい感じ。
大きな石にアタリを付けて、今日のくつろぎポイントにする事にした。
いつもとは 少し違う角度
湖面の違う景色が見える位置
それを確かめて ただただボーッと
座る事にしたんだ。
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