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8の扉 デヴァイ 再々
再確認
しおりを挟む複雑なことなんて なにもない。
難しいこともなくて
ただ「わたし」で、あれば いいだけ。
「多分、そういうこと なんだろうな。」
朝 しっかりと目覚めてから少し
夢の内容を反芻して、ピースを並べ直し
光達からのメッセージを そう受け取って。
「 ふむ。」
私が 忘れがちな こと
単純ゆえに 隅に置きがちな こと
「基本」「わかっている」「前提」
それは やはり 一番大切であること 。
「まず。 そこだ、って ことなのよね、きっと。」
そうなんだろう。
「知っている」「わかっている」「そうだよね」「当たり前」だと。
それを脇に置いて、くるくると忙しくカケラを回しがちだけれど 「本当に大切なこと」はそこなんだ。
「だから。そのベースを もっときちんと、敷いて その上で、カケラを回せば。 うん。」
多分 もっと。
いい感じに なる 筈。
「 よし。」
大きく息を吐いて 中にある粒子を、一新しようと 視線を遠くに飛ばす。
ん?
その 私の意図がわかったのか、光の虚空は瞬間
グンと、その密度を上げ ぐるり渦巻く粒子の高さが上がり
私が「新しい ひかり」を取り込めるのが わかる。
ありがとう 。
そのままゆっくり、息を吸いながら 心の中でそう言い 微笑んで。
自分のからだ、隅々までその新しい粒子が行き渡るのを じっくりと感じる事にした。
先ずは なにしろ ひとつ ひとつ。
なんだか 私の中にゆっくりと。
そう 言う声が響いているからだ。
そして 暫く
そうして いると。
「 ふむ?」
「なにが」と言うわけじゃないけれど
なんだか 変わった気がする 自分のかたち
少しだけ落ち着いて「大人になった」気分の 私。
いや
きっと
「大人になった」と 言うか。
多分 「本当に落ち着いて」「ゆったり」と
しているのが わかるのだ。
「なんだろう。 あ でも。 そうか。」
確かに。
それは そうなんだ。
だって 「私は 今」。
「せかい」と 呼吸を合わせ 在る のだから。
「 ふぅむ。」
なんと なく。
これまでとの違いがわかって、しかし
これまでも「せかい」とあった つもりの私
一体全体。
それとは なにが 違うのだろうか 。
「原資?」
まあ それも
そうなんだろうけど なんだか 今ひとつ
ピタリと来ない。
「 う~ん。 いや、悩む事じゃないんだけど。単純に、気になる な?」
しかし それはきっと「自分のため」にもなる筈だ。
そう
「わかって」在る のと「わかってない」まま
その差は「仕上がり」に雲泥の差を生む。
だからきっと。
この 「疑問」の答えは 探した方が「私にとって いい」それは間違いない。
「 して さて はて ふむ?」
そのままとりあえず、ボーッと光達の動きを見つめて いた。
「段階の上がった 光の渦」「粒子の質」
その辺りに。
なにか ヒントがありそうな 気がしたからだ。
「なに」でもなく ただ「ある」自分のからだ
意識としてある 「ひかり」
これまでよりも 整理され かたちが美しくなってきた ひかり
自分の「かたち」が はっきりとしてくることで。
より 認識しやすくなってきた
これからの 方向性 。
ふむ?
何気なく あまり「意識」しない様に
くるくると舞い始めた光達の動きを なんとなく目に映しながら
その描かれる紋様が表す印象からの インスピレーションを 拾って ゆく。
「沁み込んだ 先」
「頭のてっぺんから 足の先まで」
「満ちる」 「粒子」
「満足」
「それでいい」
「この 為に 選んだ かたち」。
「 ふぅむ。」
自分のからだの 好きなところ
嫌いなところ
それはどちらも、ある。
だけど。
「 だよ ね。」
今 改めてわかること
それは 「今の私の 必要」が
詰まった からだ だということ
「甘過ぎず」 「辛過ぎず」
「細過ぎず」「太過ぎず」
「女性に偏り過ぎず」「男性らしくもあり」
「真ん中」で あれる もの
どちらにも ゆける もの 。
その「からだ」に入った 「なかみ」
その光は 今 どう変化しただろうか。
「 ふむ。」
「癒されること」
「認めること」
「赦す こと」
「受け入れ」 「好むこと」
そして
「愛する こと」。
この頃の自分の変化
「受け入れる」体勢が 整ってきた なかみ
「いろんな色」の それぞれが。
各人の 自由であること
そしてそれが 最善である それがわかること
沁みたこと
今 どの光も 「自分の最善の位置」で。
それぞれがそれぞれの道を 歩み
だからこそ世界も美しくて
せかいがそれを
喜んで 在る ということ 。
「 ね。」
そうして 私自身も 自分の光の質を高め
「すべての光達」が まだ持つ
微細な澱をも 更に照らし融かして。
全体が 底上げされ また 「新しく 始まる」こと
「新しい 場」 「新しい 粒子」
「新しい かたち」 「道」が
創られてゆくこと 。
今
「船を引っ張っている」、その光景が背後に大きく 浮かんで。
「せかい」、全体が引き上がり
その上昇に 自分が貢献できているのが わかる。
ジワリ ジワリと 渦巻くひかり
沁み込む ひかり
ぐるぐると自分の周りを廻る
そのなんとも言えない
温かさ が。
私の胸を 少しだけ締め付け しかし
それが とても 心地良く感じるのだ。
「感じる こと」
「それが なにで あっても」。
「喜び」なこと
「存在している」こと を 楽しみに来たこと 。
ああ そうか 。
そうだよ ね。
みんな みんな 。
そうだったもんね 。
ぐるり、自分を取り囲む 光の網が。
返事をする様に点滅して、みんなが「そうだよ」と 同意しているのが わかる。
そう 「どの 私」も。
同じ様に 抱えていた 傷
痛み
疼き
もう膿んで腐り果て 「もの」は無くなった
それだけれど しっかりとそれぞれが抱えていた 澱が。
今 また
ゆっくりと解き放たれてゆくのが わかる。
ああ そうだよね みんな。
いる ある
それぞれの 「いろ」の 「場」で。
ある な いる
やってる やってる な。
「 フフフ」
「今の私」「上がった視点」「新しい場」で
改めて見る 自分のかたちには
まだ微細な澱が残り しかし
それを「喜び」「楽しんで」下ろしている光達が 見える。
みんな 流石 だね?
やっぱり 私も。
もっと 「楽しまなきゃ」ね ?
そうして
澱を外す、みんなのいろを感じながら
「やっていること」としては重いそれを 楽しく学びながら見守れる、自分の成長を。
また 更にその外側から見て
微笑んで いたんだ。
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