1,271 / 2,079
10の扉 わたしの せかい
実り
しおりを挟む「結果」
「体験」
「経験」
「得て きたもの」
「含まれている もの」
「練り上がり」
「出来上がった」
「実り」
「今 手に している 収穫」
「私が 持っている もの」。
そう 今「見えてあるもの」は
「今の私」の「図」
それは
「わかっていなかった」のではなく
「更に拡大した」「より 含んだ」ということ
視点が 上がって。
より、わかるようになって
含んで
深く
開く様にも なって。
また 更に「拡大」したこと
より 「大きな器」になった こと
そうして それは 大きな違いで あるが
「変わったこと」は なにも なくて。
ただ
私がそれを 知ったということ
それだけ だと いうこと 。
「 」
えっ 。
そう
だが
しかし
実際。
その「違い」は 正に それだけで
「私」は「私」の まま
ただ「わかった」だけ
「自分が元から そうであって」
「それに 気付いた」「思い出した」
「見えた」「わかった」
ただ それだけなので ある。
「 ぇっ。」
?
ふむ?
まあ?
うん なんか ええ。
そう ね ?
実際問題。
「わたし」は なにも 変わっちゃいないし
ここは 少し暗いがほんのり明るい
時の鉱山 茶色の岩肌
足元は固く 少し湿った 感覚
なんなら 少し寒い
いつもの羽衣 胸には 小さな焔
それを 感じると ホッと息を吐いて。
くるり 振り返ってみるが
そこには入ってきた扉が 静かに佇んである だけで ある。
「 ふむ。」
「うん ?」
だが しかし。
私は 「知った」のだ。
ホントの本当に 「自分が なにであるのか」
「どこにいるのか」
「なにが ズレていたのか」。
ただ 「その 感覚」だけが 自分の真ん中に
「ドン」と 現れて いて 。
「なる ほど 。」
確かに。
全てを 落とせば 「見える」、その位置
自分が 纏っていた 無数の澱
それはまだまだ 出てくるものかも 知れないけれど。
しかし 「それ」を 自分がマスターしたのも わかるし
多分 これまでよりも きっと上手くやれる、それもわかる。
「ふぅむ。」
なにしろ その「降ってきた わたし」を 馴染ませるべく。
そこ からズレない ように 。
静かにそのまま
仄暗い鉱山の中を 歩いて行くことに した 。
ただずっと 歩いて いた。
ひたすら
なんとなく
なにも「舞わせない」ように
「無」の まま
「空っぽ」で
ただ 歩いて いるだけ
そこには なんにも なくて。
でも 静かな坑道は 私に言い様の ない
言葉にできない 安らぎを 齎して くれているし
「それでいい」
そう 自分の中身が 言っているのも わかる。
なんとも 言えない 明るい暗さ
包まれ ある 温度と 湿度
どこかに聴こえる 大地の 呼吸音
自分の 足音
自分の 呼吸音
なにを どこを 見て いる訳でもないけれど
「行き先」が 見える
この 「自分の 感覚」。
そうして 暫く歩いて いる うちに。
ぽっかりと開けた 分かれ道の間に ある
「ここに座って休むと いい」
そんな私を待って ある 岩肌に 腰掛けた。
「ねえ どうする?」
「よく 来たね」
「休んで いきな」
「寒くないかい」
「ほら ほんのり温かいだろう」
「それで? なにもなくて いいよ」
「そうだな 先ずは 祝いだ」
「そうだそうだ」
「やっとかね」
「ずっと見ていたよ」
「知っていたけど わかってなかった」
「まあ そうさね」
「そんなもの」
「それで? 次は どんな楽しいことを する?」
ふむ。
なんだか 岩肌が
いや
「岩肌」じゃなくて 多分「せかい」が。
私に 囁き始めて いる 。
「 ? ふむ。」
多分 これは。
ずっと 私に「話し掛けていた」んだろう
これまでも ずっと。
でも 私が 気付かなかったんだ。
いや 「触れられなかった」
「浅かった」
「時々 聴こえていたけど」。
直ぐに「見えるもの」に 気を取られて。
「聴いていなかった」んだ
「せかい」の こえを。
「 ふむ? しかし 」
そう それはきっと 「わたし」だ。
? ? ?
だから 「私」は「わたしのこえ」を 聴かずに。
時折 それを 拾ってみては
右往左往 して
ぐるぐる惑って みて
それでも 少しずつ 上がって。
「今 ここ」
「せかいが 私に 囁く」
なんだか それが わかる。
「 ? ふむ?」
しかし 「わかった」けれど
「飲み込めていない」、自分のことも ようく
わかっていた 私は。
とりあえず再び 歩き出す 事にした。
なにしろ その「こえ」に 耳を澄ませ ながら。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】離縁ですか…では、私が出掛けている間に出ていって下さいね♪
山葵
恋愛
突然、カイルから離縁して欲しいと言われ、戸惑いながらも理由を聞いた。
「俺は真実の愛に目覚めたのだ。マリアこそ俺の運命の相手!」
そうですか…。
私は離婚届にサインをする。
私は、直ぐに役所に届ける様に使用人に渡した。
使用人が出掛けるのを確認してから
「私とアスベスが旅行に行っている間に荷物を纏めて出ていって下さいね♪」
私に姉など居ませんが?
山葵
恋愛
「ごめんよ、クリス。僕は君よりお姉さんの方が好きになってしまったんだ。だから婚約を解消して欲しい」
「婚約破棄という事で宜しいですか?では、構いませんよ」
「ありがとう」
私は婚約者スティーブと結婚破棄した。
書類にサインをし、慰謝料も請求した。
「ところでスティーブ様、私には姉はおりませんが、一体誰と婚約をするのですか?」
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
愚かな側妃と言われたので、我慢することをやめます
天宮有
恋愛
私アリザは平民から側妃となり、国王ルグドに利用されていた。
王妃のシェムを愛しているルグドは、私を酷使する。
影で城の人達から「愚かな側妃」と蔑まれていることを知り、全てがどうでもよくなっていた。
私は我慢することをやめてルグドを助けず、愚かな側妃として生きます。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる