透明の「扉」を開けて

美黎

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10の扉 わたしの せかい

儀式

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つくる こと

  手を 動かすこと

  紡ぐ こと

  彩る こと

  縫うこと

  編むこと

  併せる こと

  描き 起こし かたちにして

  「ひかり創造物を 創り出すこと」。



「なんか。 目印シンボルが 欲しいな。」

そう思って 創り始めた
「私の神域マーク」

 「なければ 創れば いいじゃない」

いつでもそうしてきた私が次に 始めたのが
自分の「しるし」を創ること

 そう 
 日々 ズレがちな自分の為に。

 「いつでも これを見れば思い出せる」もの
それを 想像し始めて。

 あれや これや
 図書館に行ってみたり
  イストリアに 本を借りたりと
 色々してみたけれど「これ」というものは
 なかったんだ。


「  な~んか。 ピッタリ しっくり? くる、ものがないな? でも、そりゃそうか。 私は「これまでにないものを 創る」。」

そう思って 創り始めた「マークかたち

 それは 「私が思う これからのせかい」

それに相応しく あるもの
        あれるもの

   「清く」「清廉で」「美しく」
  「広大で」「寛容」「深くて」
  「気高く」「静かでいて」「輝く」
   「自身を 顕す」

  「ひかり」「いろ」「おと」「ふるえ」

  「何故 に在るのか」
  「どうして 」
  「なにが」「わたしこの光を 創ってあるのか」
それを顕す もの

 「わたし」という「光の成分」、それが
 一目見て わかる、それだ。


「  そう なのよね。 この、深部デヴァイに在り 一番暗くて、深い。しかし 今、澱を排して 「徹底的に 浄めあるもの」。」

そう 今
私が思うここ8の扉デヴァイ、それは この世界狭間の深部で あり
 海底墓地の扉
 護りの役割
その 気高く繊細でいて 豪奢な色を持った
「神域そのもの」「護り」「神使」の 様なもの

 「10の扉神への道」 その 手前に ある 。

 「通過儀礼」「テスト」「試しの 場」
 「浄め」「捧げ」「空っぽにして 進む為の」。

      「全てを降ろす 場」

そんな様な ものだ。


「  今 思えば。 そう、なの かも。」

ぐるり 振り返って思う その「役割」と「位置」
 あの 「全体を上から見た光の網の かたち」。

それは確かに。
最後の光の手前にあり しかし隣の光9の扉を飛ばしても「的には」繋がってある 場
 しかしきっと。

 やはり それは超えねば
 その 道を選ばねば 真のへは
 辿り着けないのだろうと 今ならば わかる。

「  きっと そう。」


そして海底墓地自分の裏側を 併せる場所
 その 前座 
やはりここは この世界の「狭間」だ。

 「10の扉」その 前にあり
 「9の扉グレースクアッド」、そこを通過せねば辿り着けない 「への道」

 「8の扉デヴァイ」はその 「狭間」に ある。

 「中間地点」「中継地点」、「分岐」「超えるべき 壁」
そんな場所なのだろう。


「なんでもある」けど「なんにもない」、贅沢はできるが「その 本質なかみ」は 何処かへ置いてきているここデヴァイ

 その「外側にだけ囚われれば 抜け出せない」
 その 「持つ性質」が。

なんだか、この「世界物質界」を象徴する様に思えて
そして「今」「そう感じる事ができる自分」に。

 深く 溜息を吐いて そっと腰を下ろした。


   深い静けさと 共にある 今の私

  くるくる キラキラと回るカケラ達の導き出した
 こたえに驚くことも 少なくなって。

いや
「驚いて」いるのだけど。

 「その私驚いている自分」を 冷静に見ている自分

 が私の本体に なったのだ。

 きっと そうなんだろう。
 なにしろ 私は今 「裏が表」
 「10の扉わたしのせかい」に あるのだから。




「     ね。 」

今朝も 夢から覚めて
「自分の場」で「なにかを創りたかった」私は
起きると自然と魔女部屋へ 向かって いて。


 今 ここ
 安心安全の「自分の場所」に あり

その「自分の中の静寂」と共に
ぐるり、部屋を見廻し 「裏が表」を改めて沁み込ませ押印して 「一旦 自分を納得させて」。

そうして静かに沈み込んだ バーガンディーは
今日も私を優しく包み「そう そうなんだよ」、そう言って 今も私を応援してくれているのが わかる。


「そう、「私達は チーム」。」

いつでも
直ぐに忘れがちな 自分に対して呟くことば

 それことばは 「せかいに対して自分を開いて」。

 「みんなの こえを 聴く」
 「そう あるだけで いい」こと
この頃の私が実践し、沁み込ませようとしてある 日常の動作のひとつだ。


日々 忘れがちな 元に戻ってしまいがちな
 自分の 「大事な指針」

 「せかいはわたし」「 創って ある」

それをきちんと そう、していく為には
「今 そうでなくては成らない」、それなので ある。


「てか、マジで 修行 。」

そう呟きながらも最近 それが心地良い私は
無理なくそれを続ける方法を こうして見付けて。

 だよね 
     

そう 思いながらも
それを実際 「かたちにする」べく、日々せっせと
自分の創りたいものを 創っていた。


 そう 「もの」でも 「こと」でも
    「方法」も「手順」も
    「マーク」でも 「なんでも」。

 自分が欲しいものを 創る
それはずっと前から自然とやっていた、「自分の在り方」 そのものだったからで ある。




「先ずは。 「いろ」と、「素材」だね。」

そう言って 先日。

 う~ん 

   う~~ん と 

エローラの店で 刺繍糸を 何時間か 悩んで。

そうして始まった「美しいグラデーション」で 「青を表現する」、その「私のマーク」創造計画

それはまだ 走り出したばかりで
先ず「ざっくりとしたデザイン」を描いて
 それを「実現可能な最高のかたちで 形にしてゆく」、その工程を 慎重に 進めていく。

今回は 「材料」を先に用意したけれど
それ手順は創るものによって まちまちで
凡そ「創造する」という点において 私に「決まり」などは ない。


そう 私は「しっかり決める」や「ガッチリ定める」のがでは苦手で 。

 いや 苦手 というか
    嫌い というか

自分が「途中で脱線する」「路線変更する事もある」「ものに変えていく」、それをから 決めないのだ。

「 そう 決めても。 なんか、ズレてくから ざっくりでいいの。ゴールが「わたしのいろ」、それであれば。 ことは、成る。」

小さな頃からいつも、そうなのだ。

 厳しい ところ分野もあるけれど
 ここ想像の場では 自由でいたい私

それが何故なのか、今 自分で理解できて クスクスと笑いながら「自分の答え合わせ」を 済ませる。


「   そう か   そう ね。 それに、その方が 。」

そうしてまた 改めて感じたのは
「創ることは 浄めること」
やること行動自体が 儀式なこと」。


その 一針一針
   一粒一粒
  「創って あるとき」、流れる 空気
  「思い」「時間とき
  「重ねられるもの」
  「織り込まれるもの」
  「息吹」「環境周りの光
  「共に練り上げられる もの」
そして
  「私の 「なか」から 落ちてゆくもの」。

そう 「創造の いろ」を織り込むと共に
 自然と落ちてゆく 澱

それは「なんにも考えず」「ただ やる」、それをしている時に、自然な浄めの 瞬間である。


 そう 多分 「それ」は。

  私が 「の状態」で ある時、起こるもの


  「あるべき姿で ある時」の 自然なもの流れ
   なのであろう。



「  ふぅむ。」

そうなのだ 
その。

 「なにを」使って
 「どう」顕すか
 
 を。

 どこまで忠実に 再現できる のか 。


「  やはり。材料 か、素材。 環境  う~ん、質。」

それはやはり 何につけても。
どこまで行っても「自分の拘り」、それでしかなくて
途中で妥協したならば「それは成らない」、「陳腐な」「安っぽい」「空っぽの」ものに、なる 。

 「外側だけの 創造」それになってしまう ものだ。


「うん? でも。 って これか。」

そうも気付く 制作途中、一針を真剣に「かたちにする 創造」

それを 試行錯誤し 
    行きつ戻りつ
 「どこまで詳細にかたちひかりを顕せるのか」
 「自分のを 出せるのか」それだ。

プロでもない私が刺繍をしている途中でぶつかる壁、それがきっと
「この次元世界で 光を創造する」、その 間にある幾つかの壁を越える際 乗り越えなければならない ものだ。

そうしてきっと、納得いく出来上がりになったとしても
それは「私の創造」で あり 
きっとプロが作ったものはそれよりもっと、筈である。


「 だが しかし。では ないのだよ。せかいくん? そうよね。 」

そう 一人呟き
 窓の外の鳥達に 同意を求めてある。

 そうして「ピィ」ときちんと返ってくる 返事

それはこの頃聞こえる様になった鳥達の囀りで 
以前は窓の外を飛んでいる様子しか 見えなかったけれど。

この頃 その「美しく通る声」が部屋の中まで聴こえてくる様に なった。

 でも それも
きっと以前からで、私が耳を澄ませていなかっただけなのだ。

「 きっと そうね。 さて。」

そうしてとりあえず カケラも落ち着いて
 すっきりとした 自分の中身と共に。

 長机の上で 休ませておいた
 「制作途中の しるし」を手に取り
再び深く バーガンディーに腰掛けて。

緩りとした姿勢で 再び創造へ取り掛かることに
 したので ある。







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