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10の扉 わたしの せかい
間
しおりを挟むその日は 朝から雪が降っていて。
ラピスでは 冬でも雪は降らない
その「前提を覆す出来事」
ただ 「寒いだけ」ならみんなの心は冷え切ってあるけれど
「雪」は「水を伴う」から。
それは やはり「浄化」で
「なにをも押し流す」 自然の チカラ
「ただの流れ」より 強力な
その「プラスされたチカラ」で流れる
この重い時代の 「悲しみ」
その「天の協力」あってこそ の
「私達の 流れ」
その 動きが。
なによりも 有り難い こと
わかることで また 私も上がれること
そうして みんなも 上がり
ぜんぶで 上がってゆけること。
「 さむっ」
その 祝福を感じながら。
下見に来ていた、「通り道」を戻って 自分の空間へ帰る。
そう 今日はたまたま
「早朝の森」が 観たくなって。
目が 覚めてすぐ
支度をして緑のお風呂を通り 森へ入ったのだ。
そうしたら「これまでにないこと」が 起きていて。
「 てか。 そういうこと。」
そう ひとり 納得した私は
「それなら」と
なんとなく先延ばしにしていた「勧請」について「やってみる」ことに した。
「 ふむ。」
何故なら「私にとっての 勧請」とは。
「私」と「場」の 引き合うところ
それに違いないからで ある。
「 だから。 やってみる。訊いて?みる? 多分、「応えてくれる」と 思うんだよね。」
一旦 戻って厚手のワンピースに 羽衣
くるくると巻かれたストールは出掛けにイストリアが巻いてくれたものだ。
光の虚空へ戻って 青の廊下へ出て
ホールを横切ろうとした時に タイミングよく出会ったのだ。
「流石、朝君。」
そう言って私にストールを巻きながら イストリアは「これは朝君の助言だ」と言っていた。
なんだか 朝も シリーの所に行ったり来たり
している所為か。
森の気配がこちらにいてもわかる様で
「やたらと寒い」「水分」「雪」、そう予想したらしい。
しかし イストリアも本当に降っているとは思っていなかったみたいで。
驚きながらも、楽しそうに巻いてくれた。
その ストールにモフモフと埋まりながら
くるくると廻るカケラ達を引き連れて 木々の中へと入って 行った。
「せかいは あんたのものよ」
シン とする 森
清涼な 耳鳴りのおと
森のみんなは雪の下で眠っている様でいて
しかし静かに「息をしている」のが聴こえてくる。
この頃は あまり 「なにも考えない」様にしているけれど
こうしてリズム良く歩いている時は
やはりカケラ達が楽しそうに 私の周りを 回ってある。
その 中で 大きくひかる
先日の 「朝のことば」
それは長年共にある「姉の様な」「不思議な存在」「家族」「友人」「私の一部」である 朝から齎された「私の光」だ。
きっと 以前だったならば
「ただ感動」して ウルウルしていた所だろうが
しかし
今の私には。
何故 あの時 朝が ああ言ったのか
それがなんとなくわかっていた。
そう
最近 やっと 「自分に納得できる」私だけれど
それが 「ちゃんと わかってきた」けれど。
それと 「セットで 在る」薄らと染みついた「疑い」
それは「からだ」の部分に染み込んである、粒子の持つ成分で
まだ取り切れていない澱でもある。
その 部分が 「持つ 疑い」
「減る」「ない」「こうすれば こうなる」
その「世界のセオリー」みたいなものを 「覆してくれる」、朝のことば
それは正真正銘「わたしが 思えば そう なる」それで
結局自分が心配しているうちは 「その可能性」も消えないということ
だけど それが できたならば。
「完全」 「完璧」
それも 示している。
足元に 広がる「真っ新な 道」
「道」でもない 一面の雪
「ゼロの白さ」と「まだ 誰も歩いていない雪」は
私のこれから歩く道を 象徴していて。
その 「感触」を丁寧に足裏で味わうと共に
湧いてくる ワクワク
楽しませてくれる 雪への感謝
みんなへの挨拶と
私への 労り。
姫様の靴は雪が染みてくる事はないけれど
冷たさだけは「キン」と感じられて
「冷やさない様に」と思いつつも その「体に付いてある 思い」「冷え」「寒さ」「痛み」「苦しみからの 悲しみ」
それを丁寧に 送って ゆく。
そう それは 「お知らせ」
「祝福」でも あって
「剥がせば ひかる」
「降ろせば 上がる」
「自分が軽くなる」、儀式でもあるから。
一枚
一枚
その「からだに付いてある 澱」を 降ろしてゆくのだ。
丁寧に
丁寧に。
「 そうね。」
その「儀式」に最適な 白
「私の白」を思い浮かべ 辺りを見渡し
「すべてが 融け込んだ」、その いろを眺めながら。
「せかいは あんたのもの」
再び浮かんだ そのことばをまた自分に加えて
そっと微笑む。
そう すべては 「繋がっている」。
だけど 相 反してある「わたしのなかみ」
それも否定せずに きちんとその都度正面に置いて。
「やっていく」んだ。
私は わかっては いる。
その わかっては いる つもりも
同時にわかっている自分に対して 後押しをしてくれる、その「ことば」に。
「ありがとう」
そう呟いて サクサクと白い道を 更に
進んで行った。
「 焦らず ゆっくり 「間」「あいだ」を 繋ぐ。 それも 重要 。」
自分の周りで回る、カケラ達を読み取りながら
そのいろが示す「内容」「組み合わせ」「導き出されるヒント」「今の私の最適」
それが自然と弾き出されてくる様を 楽しく眺める。
そう それは「目」で見える訳ではないけれども
この頃は「眼」で視えるから中々に面白いのだ。
そもそも。
私は「それ」が 普通だと思っていたから
それが「かたちとなり 浮き彫りになること」によって 「他と違うのがわかる」のが、面白いのだ。
なんか 不思議な 感じだけれど。
「せかいに 自分を解説されている」
そんな気がして 面白い。
そして 今日 今
私に示されてある「かたち」は
「今 この準備段階が 「間」であること」
「私がそれを自由自在に 跳べること」
「越境できるから 強いこと」
「その「間」を大切にしてきたから 今そうであること」
「狭間のものであること」
「無限であること」
「空 にあること」
それこそ「ことば」にすれば 沢山あって
だけど ざっくり言えば。
「すべてに「自由自在」を適用し
「わたしという神」を創る」それだ。
そう
それは
「場所」「時間」「空間」も超えて 自由に在れる、私だからできる こと
その「間」「あいだ」
「物と物の間」「言葉と言葉の間」「呼吸と呼吸の間」
「見えないけれど ある」その概念の様な「間」を
この 時間「準備段階」に適用し
「見立て」「自由に 創る」。
「わたしのせかい」だからできる、私の創造 だ。
そうなんだ
「わたしのせかい」は 自由でクレイジーな
「わたしルール」で できていて
「思えば」「成る」
「見立て」「創る」
それは同じで 「焔を燃やす」「エネルギーを 練る」工程であり
自分の 本当にやりたいことの「本質」を
奥底の洞窟から「採ってきて」
「最適なかたちに 形創り」
「意思 意図の矢に乗せて」
「跳ばす」
そんな風な 「かたち」だ。
「 なるほどねぇ だから。」
自分で自分を 紐解きながら せかいのチカラを借り
せかいと共に 「応用」し「発展」させ
「創ってゆく」
「 これが。 みんなとの、「共同創造」。」
そう それは
勿論「工程」も「行程」も あるけれど
そもそも「私自身が材料」みたいなもので
「自分を解体することにより 知れる粒子の性質」
「それと引き合う せかいの理」
「無限」
その「オールマイティー」が適用されて
「私色の なんでもあり」になるのだ。
既成の 概念「物」「事」「人」それを超えて。
縦横無尽に はしる ひかり
「 やはり。 それだな。」
そうなんだ 「見えない」とわからないから
「空想」「妄想」「夢物語」
そう見えるけれど
「夢」は私にとって「ただの裏側」
言ってみれば「本質」で あり
「表と同等のもの」
だから 視えれば。
「それ」に 「道筋」「根拠」
「ひかり」「チカラ」「エネルギー」が
あるのがわかって
"それが 成る"のが わかるんだ。
「 イエス。」
だから ひとり怪しく 雪の中
そう 呟いて。
なにしろとりあえず「森 全体」に 問い掛けながら
進んで行った。
「私のことを 必要としているのは どこ?」
その「一番引き合う ところ」を 目指して。
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