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11の扉 神である ために
拡大した物語の全体像を俯瞰する 2
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ふ ぅ 。
ラピスで使っていた お気に入りのティーセットで
糞ブレンドを淹れ
のんびりと お茶を飲んで 暫く。
そう
私は「この空間」に 「これまで得てきたいろ」、その「すべてを再現できる」。
それを 試してみたら
出来たものだから
とりあえずは のんびりしようと思って。
ただ お茶を飲むことにしたんだ
なんか
「俯瞰しようと思ったけれど やっぱり散らかっていた」から。
そうして 暫く静かにしていると
「わかる」けれど
私は「初めからこの部屋にいる」し
「ここから出たことはない」し
「生まれることも 死ぬこともなく」
「ただ 本を選んで」
「いろを集めていただけ」それが わかる。
そうなんだ
「私の旅自体」は もう「終わって」いて
私はもうここから出ないし
なんなら「次の舞台」、光の創世神話へ 進む。
「光の創世神話」が 「なに」かは
まだ 見えないけれど
きっとこれまでの様に「本棚から本を選んで その中にはまり込む」、その在り方とは全く異なってある筈だ。
そして 「この部屋」と 言ってはあるけれども
勿論「ここ」は「実際の空間」ではなく
「わたしのなかみ」で「本質」
「光の虚空の一部」である。
だから 「閉じこもっている」とか
「出られない」とかではなく
この「映像自体」も象徴なのだ。
だから 「思えば」、それは変えられるし
ただきっと 私の中での落ち着く空間「わかりやすいかたち」が「これ」なんだ。
ふむ。
そうして 自分で納得しながら
この部屋に馴染んで みるけれど。
「 そう、「意図的に」ね。」
まだ 「主」として確立していない私は
気を抜くと「古い本」へ目線が行っていて
「意識して 在ろう」と思わねば この青い沈黙と共にあることはできない。
「 だから まだ 散らかってある。」
そう自分にツッコミを入れながらも
「霧散していた カケラ」
それを呼び戻してくるりと側へ 舞わせておく。
そう 確か
私は「物語達の全体を俯瞰する」
そう思っていた筈なんだ。
その ついでに取り出した「扉の本」で止まっていたけれど
きっと「ここにある本で 私に認識できるもの」、それは「今の自分の分量」それと比例していて
「拡大の外にある無限」、そこはまだ閲覧できない筈だ。
でも 多分。
そう「光の創世神話」は 「拡大の外」に在り
私が「その一歩を踏み出すための青い部屋」、ここがそれなのも わかる。
「 そう言えば。 「新しい体」も 置いてきたしな。」
きっと ここで 「なにか」、知りたかったこと
「私の必要」を取り込んで
それから「ピッタリと合う様になる」体 それに着替えるんだ。
とりあえずそれは わかる。
「 ふむ。 して、「俯瞰」。 ?」
そう呟いて。
とりあえず再び ティーカップを持つと
ゆっくりと壁面を 眺め始めたんだ。
「幾多」
「数多の 物語」
「記録」
「歴史」
その 「表と裏」
「形として 残っているもの」
「光の かたち」
その 「乖離」
私達が「体験」「経験」してきた「色」
その「必然」と「必要」
「変化」 「流れ」
「大きな出来事」その 「裏にある 真実」。
「 うん。」
なんか 上手く言えないけれど。
以前も 思ったけれど
やはり私達は「必要を経て」「必然へ流れて」
「自分の欲しい色を選び 溜め」
「世界を流れ 「今の最善」に 在る」。
それは 確かに紛れもない真理だ。
そう 「どの物語」も 「学び」「理解」
「表したい 色」それが含まれていて
私達はその中で「自分の欲しい色」を選び
その中へ没入し
欲しい色を浴びるだけ体験して
「終われば」気付くのだけど。
「あ、次はこれにしよう」
そうやって また「見たい色」、それを見に行くんだ。
私の場合、それは「この書庫」
それによって現されて いる。
「 んで、それが 輪廻で。 ふむ、しかし「カット」がかかっても やはり「味わい足りないと」もう一回って なるもんな。」
確かに。
私も 気付いていなかったら
「また新しい本を選んで」
「その物語の中へ入り込んでいた」だろう。
「 ふぅむ。」
だから して
私がいつも「目を閉じればなにもないんじゃないか」
そう思っていたのは 何処かで。
「本を 閉じれば なんにもない」
それを知っていたからで やはりあの感覚は本物だったのだ。
ふぅむ?
そんなことを思いつつ、目を 閉じたり開いたりしながら
「ここでは変わらない」それを確かめて
ぐるりと部屋を遠くまで 見渡す。
「 でも。 そうね。 やはり「美しいな」。」
そうなんだ
それは「光景」としては「本棚」なのだけど
私の目に見えるのは「ぼんやりとした背表紙」のみで
しかし「なんとなくわかる そのなかみ」
それは自分の空間だからだろうが、「本棚全体を取り巻くいろ」が。
どの 方向を見ても思うけれど
「とても 美しい」のだ。
「 なんて 言っていいか 。」
あ
でも あれだ。
ふと 浮かんできた景色
それは「旧い神殿」
「在ったもの」
「存在感」
「壊れども 遺ってある なかみ」
そう その「光の部分の美しさ」、「退廃的な美」だ。
確かに。
その「情報達」は
「あったけれども」「終わった光」で
とても 美しいのはわかるのだけど。
「もう 歩くことのない道」、それも わかる。
そして そこまで見えたから、更に わかるのだけど
古い本に書かれている 内容
新しい本に描かれている なかみ
それは全く違う「文字」だ。
いや そもそも「光の創世神話」は
「文字でもない」のだけれど
それは そうそもそもが違っていて。
「本来 私が使ってあるのは 光の文字」
だけれど
「古い本も読めるから気付かなかった」のだ。
そもそもの「ことば」が違う
それは 感じていたことだけれど
「実際見ると」、こういう事だったのか と。
よく わかるんだ やっぱり。
「 ふーむ。」
深く 椅子に沈み込んで
その「違い」を確かめながら 再び静寂の青に 浸り直す。
そして 一旦切り替えると。
パッと顔を上げ、再び本棚をぐるり 見渡した。
高く 広く
何処迄も続いている様に見える ここは
やはり落ち着くけれど
慣れてくればまた「見える景色」も変わってくる。
そして
私が 今「見える範囲」、それで言えば
まだ「光の創世神話」以上に輝く光は ない。
「 成る程?」
そう気付いて わかったけれど。
多分 きっと
「また 私が上がれば 拡がる」
「この空間」
今の時点で「新しい創造を含む光」は私の目の前にある「新しい方の本」からしか 発されていない。
まだ 「この外側にある」んだ。
だからきっと
私は「これまでを俯瞰する」事も大切だろうが
それに嵌まり込むことなく
「総括して」「新しく練り上げ」「その新しい装備を持って」
「次の冒険へ出て行く」のだ。
「成る程?」
だから 先ずはその「美しさ」「どれもとても楽しかったこと」「沢山の色が見れて幸せだったこと」
それを 真ん中に 改めて終って。
「 ありがとう 。」
そう言いながらも
気の済むまで
「その 美しい景色」に 浸っていたんだ。
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