透明の「扉」を開けて

美黎

文字の大きさ
1,432 / 2,079
11の扉 神である ために

裏側であること

しおりを挟む

 そう それは「裏側」「それそのものであること」
 
 それで

 言い換えれば「せかいの言いたいこと」は。


「私の 視点を上げろ」
「見方に 慣れろ」
「粒子を 読め」

 そういうことなんだろう。


「  てか。 確かに。 でも ハードル上げてきたな?」

 そう 部屋に向かってぶちぶちと言いながら
 私はその「手元にある本」が 自分に馴染みつつあることにも 気が付いて いた。

  いつもの 様に。

 「沁み込んで」「解凍され」「粒子が」
  「私に洗われ」「織り込まれる」

 それを 身をもって 体験中で。

 体は ないのに おかしな感じだけれど
 わたしがせかい であるからして
 せかいが私と本格的に 馴染み始めて。


   より 「高い光が織り込まれてゆく 感覚」

  「外側にあった ひかり」

       「粒子の 大きさの違い」

 「光の 強さ」
        「濃さ」


 それは「物質」ではないから 「測れず」
 表し難いけれど
「じわじわとより高い位置から織り込まれてくるひかり」で
 だけど 「それもぜんぶ 自分せかい」だから。

 感覚としては 「思い出す」
  「拡大している」「上がる」「戻る」
 「還る」そんな感じに 近い。


 始めは「えっ そうなの ?」程度から。

「ああ 成る程 こうなってるんだな」
「うんうん わかる」
「あー そうだよね」
「そりゃそうか」
「成る程 それで ? こっちは ?」

 そんな感じで「馴染む」新しいせかい

 それは「新しい視点」「視界」を獲得した私の眼と 
 「また更に変化した この部屋の性質」も表していて

 とりあえず私はその新情報を 自分に取り込む為に。

 再び ティーカップを 手に取った。

 そうして ふと 思い付いて。

 「1の扉私の世界」で お気に入りだった
 「お土産のスイーツ」を「ホイ」と出してみて
「成る程  やっぱり か。」
  そう ひとり納得しながら。

「お茶の時間」に する事にしたのである。








「     ふぅむ。 成る程  ねぇ~ 。」

 じっと 「予言の書」という「混沌の」を 眺めて暫く。

 私は いろんな色が 自分の中で落ち着いてきて
 ついでにそれも 水槽へ入れながら

「せかいの面白さ」それについて ひとり
  唸って いた。


 だって それは
 「1の扉私の世界」ももれなく「物語テンプレート」で あり
 「どの扉とも 同じ位置」で
 「裏側から観れば どれも物語ストーリー

 そして 「せかいはまるっとひとつ」で あるからして
 「予言の本」であるこれも「せかいの一部」
 形としてここに見せる為に「この姿」であるだけで
 「本当は ぜんぶ繋がってあり」
 「勿論 私ともひとつ同じ」であるからして
 私は 「これを 改編可能」

「自分の好きな様に編むことができる」
   それなので ある。


そして 面白いのが「それが わかったところで」。

 「私のやること」は 変わらないし
 「青の少女の予言」に対して 
  それしか ない。

だけど それが「視えること」「わかること」によって。

 私の「可動性」は 格段に上がるし
  「自由」であること
     「無限裏側を適用できる」こと
 なによりも
 「自分自身が 裏側であること」それを。

ようく 認識できる様になった それが 大きいのだろう。



「    ふぅむ。」

 だが しかしそれもまた「必要なステップ」
それには違いない。


「なにこれ わかんない。」そう言って 放り出すことを せず。
 「絶対 わかる」「視える」と 目を凝らす
私をようく、わかった やり方

 私の「一番わかりやすい方法」
   「タイミング」「場所」

それを踏まえての「せかいの提示」

 それは「世界」にある時
 「サインに気付くか」それに似ていて

勿論「こちら側」に在る分 それは「あからさま」だけれど
「拡大方向」
「光の基盤」
「可能性の場にある 翻訳能力」
それがないと 「適応」「対応」できない。


「  まあ。 そもそも「そうひとつ」でないと ここには 来ないか。」

そう納得しながらも 食べ終わったスイーツのお皿をじっと眺めて。

 「やっぱり 世界せかいって 面白いな」

そんな 呑気なことを 考えていた。



 






   「無限に 粒子の拡がる せかい」

 その 「粒子」は 「物質」ではないからして
  勿論見えないし 触れられない

  だが しかし。

 「世界」という「物語の中」へ 入ると
 それは「形」を持ち 触れられ 「体験し」「遊べる」。


「    ふぅむ。」

 お皿を眺め始めて 暫く。

私は「そもそも」について 考えていて
 あまり「考えたくはなかった」が しかし
ここへ居るとどうしたって「焦点」は
 デデンと居座る「予言の書」「光の創世神話」「古い本」

 その三つと この部屋の変化
 その程度しか ない。

まあ 「視界」を拡げようと思えば それは そうなるのだけど
 そう 「展開が早くて」。

少し 馴染ませる時間が欲しかった私は わざと焦点を定めずにいたのだけど
 それを 邪魔する様に。

 「粒子達」は 

   「ほら」  「それ」

  「これ」  
        「こんなふうに」

 そうやって
私を唆し 舞ってあり
  その 「ゆらぎ」を観ていると。

「私が 光の創世神話を紡ぐ為に「これ予言の書」が 出てきて」
「そこには 必要が 描かれて含まれてあり」
「それを利用して 」
神」それを やり


   "世界に自分を 織り込む"


 "全体での 自分の位置を果たす"


   "すべてを含んで まるっとぜんぶを やる"

それなのが 視える。



「   うん。  なんか  それは わかるんだけど。」

 そう「せかいはわたし」
それが大分沁み込んできて 私は以前よりもずっと
「自分がせかいに充満することで成せること」
それが拡大しているのは わかる。

 だけど その「翻訳」が まだで。


「   ?「形として 神」だから うん?」

そう 「世界に在る為の」処置 方法 やり方
 上手い 「世界への織り込み方」が まだ視えないのだ。


 「世界」「私」「せかい」その 間で。

どう 自分を上手く使えばいいか
 それがわからないと 行動できない。


「  ま、その為の 時間、場所、みんなからの応援だし ふむ。」

ここは確かに「絶対的私の味方空間」で
 「なんでも使えて」
「万全の準備をして」
 「世界へ 出てゆける」、そんな場所なんだ
だから。

「  この 、なんか まだ見えない。 微細なずれと 澱を 降ろして  うーん。」

 そう 
まだなにか 何処か ずれているのだ。
私が。

 だから 「ピタリと嵌まらない」し
 「せかい」が私に 添わない。


「  多分 「視点」?いや 「立ち位置の把握」と「駒の配置」だな。」

 まだなにか
 「私の中に枠」があり それが見えないせいで
 「全体像」「光の創世神話私の物語」が
 上手く 創れないのだ。


「   。」

 それを 考えようかとも 思ったけど。

「いや。」

 そう 歩いていれば それは「足に当たる」。

だから
 私はひたすらリラックスして。

 お茶を飲み なんなら ご飯も食べて

  この空間を散歩し
  
    光で彩られてきた この美しい部屋を 堪能して。


「それが 成るまで」待つのが 最善だ。


「   なら。 とりあえずは 散歩しよう。 てか、一回出れないのかな?」

そんなことも 思いながら。


 でも
    「私の空間」だから 出ようと思えば
 
   出れるって ことだよね  ?


そうふと、感じて。


 さて どうしようか

 「なにが」「観たいのか」。

それを くるくると検索し始めたんだ。





しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

側妃契約は満了しました。

夢草 蝶
恋愛
 婚約者である王太子から、別の女性を正妃にするから、側妃となって自分達の仕事をしろ。  そのような申し出を受け入れてから、五年の時が経ちました。

【完結】離縁ですか…では、私が出掛けている間に出ていって下さいね♪

山葵
恋愛
突然、カイルから離縁して欲しいと言われ、戸惑いながらも理由を聞いた。 「俺は真実の愛に目覚めたのだ。マリアこそ俺の運命の相手!」 そうですか…。 私は離婚届にサインをする。 私は、直ぐに役所に届ける様に使用人に渡した。 使用人が出掛けるのを確認してから 「私とアスベスが旅行に行っている間に荷物を纏めて出ていって下さいね♪」

笑う令嬢は毒の杯を傾ける

無色
恋愛
 その笑顔は、甘い毒の味がした。  父親に虐げられ、義妹によって婚約者を奪われた令嬢は復讐のために毒を喰む。

初夜に大暴言を吐かれた伯爵夫人は、微笑みと共に我が道を行く ―旦那様、今更擦り寄られても困ります―

望月 或
恋愛
「お前の噂を聞いたぞ。毎夜町に出て男を求め、毎回違う男と朝までふしだらな行為に明け暮れているそうだな? その上糸目を付けず服や装飾品を買い漁り、多大な借金を背負っているとか……。そんな醜悪な女が俺の妻だとは非常に不愉快極まりない! 今後俺に話し掛けるな! 俺に一切関与するな! 同じ空気を吸ってるだけでとんでもなく不快だ……!!」 【王命】で決められた婚姻をし、ハイド・ランジニカ伯爵とオリービア・フレイグラント子爵令嬢の初夜は、彼のその暴言で始まった。 そして、それに返したオリービアの一言は、 「あらあら、まぁ」 の六文字だった。  屋敷に住まわせている、ハイドの愛人と噂されるユーカリや、その取巻きの使用人達の嫌がらせも何のその、オリービアは微笑みを絶やさず自分の道を突き進んでいく。 ユーカリだけを信じ心酔していたハイドだったが、オリービアが屋敷に来てから徐々に変化が表れ始めて…… ※作者独自の世界観満載です。違和感を感じたら、「あぁ、こういう世界なんだな」と思って頂けたら有難いです……。

私に姉など居ませんが?

山葵
恋愛
「ごめんよ、クリス。僕は君よりお姉さんの方が好きになってしまったんだ。だから婚約を解消して欲しい」 「婚約破棄という事で宜しいですか?では、構いませんよ」 「ありがとう」 私は婚約者スティーブと結婚破棄した。 書類にサインをし、慰謝料も請求した。 「ところでスティーブ様、私には姉はおりませんが、一体誰と婚約をするのですか?」

ねえ、テレジア。君も愛人を囲って構わない。

夏目
恋愛
愛している王子が愛人を連れてきた。私も愛人をつくっていいと言われた。私は、あなたが好きなのに。 (小説家になろう様にも投稿しています)

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

処理中です...