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13の扉 創造
祈祷師
しおりを挟む白き 空間
静寂が満ちる
まだ 「なにいろも着いていない」時間
ひっそりと
誰も知らない場所で
こうして堂々と ページを めくること
そしてそれを 「妨げるもの」が
なにも 何処にも 存在し得ない こと 。
ふむ 。
ある日 いつもの様に
ゆっくりとページを捲る なかで。
一冊の本の中に見つけた
「祈祷師」という「文字」
それはこの頃
「ただ ありのまま存在する」と いうことを
実践していた 私にとって
なにやらとても「意味深」に映って。
「 ふぅ む ?」
首を傾げながら 呟くそれは
「ピコン」と 引っ掛かった「なにか」で あり
しかしそれが「なに」かは 直ぐにわからなくて。
とりあえず「?」を浮かべたまま
持ち出していた本達を棚へ戻し まだ早い時間だけれど
何となく「今日の調べもの」を終えて。
そのままテクテクと 黒の廊下を 歩いて行った。
そう
それはきっと
私が黒の廊下を通過し リズムよく自分の区画へ
帰る途中に。
「徐々に」
「沁み込んで くる」
「私の 必要」
それであることは。
はっきりと わかっていたからで ある。
ふぅ む 。
歩きながら 浮かぶ
いろんな「言葉」「文字」「装飾」
「色」
「手触り」
「匂い」
「重さ」
ある意味
そんなものを「色々楽しむ」為に 出向いている図書館であるが
今 私がやっている「調べもの」
それは「調べもの」と言っても
「私のヒント」に出会うための「行為」で あり
それは
「見つけよう」としている訳でもなく
ただ「惹かれる挿絵」や「装丁」の本を パラパラと巡り楽しんでいるだけだ。
そう「なにかしよう」、それを排する方向を向いて 暫く
それが 徐々に落ちてきていた私は。
なんだか とっても
「なんにも なくて」 しかし
「ぜんぶが ある」 そんな。
「不思議な気配」、それに今 包まれ在る自分が
楽しくて
嬉しくて
「それ」が 「新しい視界」だとも
わかっていたから。
その「一見 意味がないようなこと」
それを続けて齎された、この 「新しい視界」と「祈祷師」というワード
それを引っ提げて。
なにしろ それが「成る」まで
空を眺めに行くことにしたんだ。
「 ま、「上」を。 観てた方が いいしね。」
そう 「変化の渦の中」「変わってゆく 空」
「実際の景色」「空中都市の青」も。
どんどん 変化し
「拡大し始めていて」
「その 流れを感じて」「共に 在る」
それがやはり 「最善だから」で ある。
「動き」の出てきた空気
風
雲
光の強さの変化
その「意志」と「意図」が 感じられる空の中で
ただ 真っ直ぐに 息を吸う。
無限へ繋がる あお の 中
美しい線を描く 白い雲
羽のかたち
もくもくの 綿飴
龍の様な 勢い
滝の様な 意志と方向性のある 流れ
重なり合う 白と 灰白
その中で
以前より格段に「明るくなった」、雲の白
その「みんなの流れゆく様子」を共に
しっかりと
充分 味わって。
「 ふむ。 元気だな。 みんな。 」
そう 言いながらも また大きく 息を吸い
「新しい チカラ」を感じ
浸透させ
「私の中も 流れる」それを意識しながら
ここで。
自分の中にあるあのワード「祈祷師」をポンと思い浮かべる。
ふむ。
そう
その「祈祷師」とは
「これまでの私」であったならば
「なんとなく 胡散臭い」と感じていた「言葉」で
それは きっと「古いイメージ」の所為だけれど。
やはり「その言葉」は
「占い」「神官」「司祭」「魔女」とは違い
あまり身近で語られることの無かったもので
「魔法」ならば
馴染みがあるから抵抗は少ないけれど
きっとその「歴史の中で語られてきた」、
「嘘」「効果がない」「時代遅れ」
そんな 「色」がきっと「自分にベッタリと くっ付いていた」から 見えなかったんだ。
「 ふぅむ。」
だけど ここで
この青の下で 改めて出してみると。
「今の私」で視れば
それは はっきりとわかる。
そう その「中にある 祈り」
その「意味」「意図」は。
勿論「意味のないことなんかじゃなかった」し
その 「真理」は。
突然私の前に顔を出した「死」ということばによって
その 全貌を現すことと なったので ある。
「 ふぅ む。」
その「祈祷師」という文字と共に。
私に 齎された
「場面」
それは
「今にも死を迎える人」
「その周りの人々」
「祈る祈祷師」
その光景と
それと同時に「新しい薬を差し出す 他所者」が 視える。
そう 「連綿と続いてきた 伝統」「儀式」「慣習」の なかに。
「新しい 風」を突きつける「違色」の 姿だ。
「 ふむ。」
そして
勿論 その「場面自体」は
何ら 問題のあるものではないし
きっとこれまで私達が辿ってきた道の途中に存在する「点」であり
「私が 得てきた色」それでも ある。
その「祈祷師」を浮かべた時に
「共に浮かび上がる景色」は
きっと「何処かの私」が 体験してきたいろで
「その時は 消されてしまったもの」
「時代という 波」
「見えるもの」
「見えないもの」 その
「大いなる潮流の中」で
「その時は 消えてしまった光」であり
「だがしかし 根底に存在するもの」
その「真実の光」だ。
勿論 それは。
「真実」で「真理」でもあるからして
決して消えぬし
「ほんとうは」消されることもないし
ただ「その時」。
「多数が それを選ばなかった」
それだけに 過ぎない。
「 ふぅむ。」
この「多数」
それが ある意味「厄介な部分」で
幾度も私達が「やめたいと思ってもやめられない理由」その 大きな一つでもある。
「 まあ。 それは ここに置いておいて。」
そう その「理由」は
脇へ寄せておいて
私がその「祈祷師」について「気付いたこと」、それが何かと 言えば。
「くるり」、また
景色は「いつかの光」へ戻り そのもう一つのワード
「死」の意味するいろ その奥へとまた
ぐんぐんと 入って ゆく。
「 ふむ。」
なる ほど。
そうか
やはり
それは 「真理」だ。
漠然とした「場」
それ以外は なにも ない
その「奥の空間」
そこへ
提示されているのは
"私が 知っていた真理"で。
やはり。
わたしは またそれを観ながら。
"ああ やはり 知っていたんだ"
"そうなんだ"
"それでしか ないんだ"
そう 知ることに なるんだ。
その 映し出している 光景は。
「すべてが
「私達は光」であることを 知り
「生きた軌跡」を祝って
盛大に送り出し
共に 廻って 共に「生かし」
大きな 「全体でひとつ」の
輪を描き まわっていること 」
それを表して いる。
ふむ 。
その 「圧倒的な チカラ」
「圧倒的な 真理」
「揺るぎない 事実」に。
私は
「自分の認識」がくるりとひっくり返った
それも
わかりながら。
なにしろ
その「意図」「意味」
「だからせかいは なにが言いたいのか」その糸を
辿ってゆくことにしたので ある。
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