透明の「扉」を開けて

美黎

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13の扉 創造

だから 「変幻自在」

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くっきりと浮かぶ 「青」

 その 「崩れた回廊」から観える

 「新しい 青」を眼に映しながら。


 「久しぶりのオルガン」に
会いに行こうと思って、瓦礫の増えた薄暗い廊下を テクテクと奥へ進んで 行く。



  なん か

   もっと ?

 「結婚式」で 片付けたと 思ってたけど ??


しかしきっと。

 「できるだけ そのままで」
 その私の意思と
リュディアの優しさで纏められた結婚式は やはりみんなの力を借りて「そのかたち」になったのだろう。


   ほぼ 変わらない景色

その静謐さの中を歩きながら、自然と出る笑みを溢し
「太陽の踊り場」を抜け オルガンの小道へ入る。


 まあ  「道」って いうか
  小さな「廊下」だけど

   なにか 。


その「感じてある 自分」に 微細な変化を覚えて。

 う ん ?

ピタリと 扉の前で立ち止まり
 小さく息を吐いて
そうして胸の真ん中に 手を当ててから。

「  ふむ。」

 その
 「暖かい 真ん中の いろ」
それがしっかりとあるのを確かめ、久しぶりの扉を 静かにゆっくりと開ける。


 そうして 「ふわり」と。

足元の 塵が扉の開閉と共に舞い

 「動いた 空気」
  「変わらぬ 静かな気配」
    「閉じたままの オルガン」

 しかし「変化した 窓の青」それを 観て。


「   ああ  。」

 その「留めておきたい 景色」を
改めて眼に映した 私は。

  
  なるほど
   「留めておきたい」確かに。

 しかし「留まらぬからこそ 美しい」と
  理由なかみ
  気が付いて。


「   てか。」

 して  やられた ?

 いや
  「やられては ない」
 「見せられた だけ」
  「やはり せかいは」。


  「私のことを わかって いる」。


そう 思って ひとり唸っていた。


 そう それは
 「結局 それも 執着」であり
 「だからこそ すべてを 手放す」ならば

 「なにもかもが 自由自在」で
    「生死」すらも。


   「ほんとう」は 「自由」で

 「わたしは なににも縛られない」からして

 「古い私」を「」こと

   「肉体からだ」は「この世界世界」に準じるけれど

  「なかみ」は。


 「いつでも 変えられる」し
 「だからして 私は」し

 それを今 私は「自分で決められて」。

  
    やれば  そう なる からして

  「死」というものの概念を変え
    それに対する信念も変え
    扱いを変えることにより

  「古い私の死」を招き
  「受け入れ」
 
  結果
    "もっと 自由になる"そういうことだ。

 
  前にも「死にたい時に 死ぬ」
     「満足して 死を迎える」
  そう漠然と思っていた 自分だけど。



多分 「これまでとの違い」は 「私の視点」「視線」「角度」と「高さ」
 その「変化したなかみ意識」で
 それがあることにより「可能性の幅が広がっている」。

 そう
 「肉体」ではなく「光の体エネルギー体」の死を
 「自分の幅が拡がった」んだ。


   変幻 自在

   「もの」でも

  「光そのもの」でもなく

   その「間」の「存在」

 「私であるがこそ」の その「変幻自在の在り方」
 その「新しい 存在方法」。


「    「死」を。 「扱える」?  」

 「ことば」は 難しいけれど。

それは
 「知っているだけでない」「できる」を含むもので
 あの時は時の鉱山へ入り ずっと「暗闇を歩くこと」で成した「着替え」を
今の私は「自由にできる」、それを示していると 思う。


 そう「実際問題」、それは
「やって」「ものにしていく」もので
とりあえずそれを「捉えた」私は
 「自分の可能性の範囲にそれを」
 「やって」
 「能力として使ってゆく」、それが必要なんだ。


「  フフ、しかし 。 それも 大分上手くなってきたから して 。」

 確かに
 それは「今だから」。

こうして「せかいから 寄越されて提示され
 「使うと」
 「きっと役に立つもの」
 「もっと 昇れるもの」
 「更に 視えてくること」
  それを 示してあり
「私はそれを着実にこなして 相乗効果の共同創造で 光の創世神話を織る」のだ。


「  えっ  だから 。 とりあえず? 「執着しないで 着替える」って こと ??」

 その「現実への翻訳」に こんがらがりながら。

 しかし
 その「死への概念」が 変わることで
 「私の道は かなり軌道を変える上へ上がる」それは わかる。


そして
それは勿論「死」以外の「あらゆる物事」それにも通ずるもので
 だからなにしろ「古いもの現実」に 執着するのをやめて。

 「私は 「今の視点で」
     無限まだないものを 観る」

 そういうことだ。

  
  「無限を 視る」
  「くうを 視る」
 その「なかみ」が解き明かされてきて
「立ち位置」は わかった得てきた自分だけれど
 今度は「その 自分の場に立って」「一番高い視点で」「無限を観る」んだ。


  それはきっと これまでとは
   「全く 違う景色」で。


「終わってゆくもの」
「これまで 造られてきた 様々なもの」
 その「物」と「事」
謂わば 「ジャンル」と「次元」を超えて
 「これまで構築されてきた すべての枠」を     
  取り払い 「観える景色」

 しかしきっと
それは私が最近視ていた「その 奥にある景色」で 
 その「全体版」「拡大バージョン」

   「点 ではなく」「面」
  「全体で 観える」そういうことだ。


「  ああ  成る程。」

 そう それが。

 「まるっと が観える 光の創世神話」の舞台で

 「私がが観える せかい」

それは「去り行く景色」も
   「一番高い光」も まるっとぜんぶであるからして

  「すべてを含んだ 全体」の景色なんだ。



「   ぅ うん ?」

 その「広大さ」

 
     「まだ 足りないピース」

 
  「しかし 順調に昇りある 自分」


そのまた「今 観えるすべて」を 俯瞰しながら。


「  ?? いかん。」

 つい「足りないピース」について
  ポイと放り投げて

 くるりと視点を「静寂の部屋」へ戻す。


そうして ホッと 息を吐いて。


 とりあえず ポスンと

 オルガンの椅子へ 腰掛けたので ある。

 





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