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13の扉 創造
だから
しおりを挟む昼 でもなく
夜 でもない
しかし ひかりの空間が
目の 前に 遍く拡がっていて
だがしかし 「そこ」は
「煌めく水面」でも あり
「無限の 粒子が満ちる場所」で
私は ただ そこに座って。
静かに
その「凪いだ水面」を 観て いたんだ
いつもの 様に。
ぅ
ん ?
あ れ ?
?
薄らと 目を 開けて。
「それ」が。
「夢だった」、ことには気付いたけれど
しかしそれは「夢だけ」ではなく
「今現在 私のなかにある」 それもわかる。
確か。
「夜の湖面」、だった けど 。
?
しかし それは「疑問」と言える様な「疑問」でもなく
その「変化した景色」が。
きっと みんなからの「お知らせ」であることは わかる。
だから とりあえず。
パタパタと 手を伸ばし
探ってみたマシュマロの上に温もりが無いのを確認すると
自分もゆっくりと起き出すことにした。
そう
「安心 安全空間」に収まっている 自分が今
「やるべきこと」も
「行くべき場所」も ないけれど
外に出て「自分の足で歩けば」。
「然るべき様に なる」
それが 感覚でわかっていたからで ある。
「 てか。「運命の輪」って ホントに廻ってるんだな。 」
阿保っぽい声を出しながら
私が歩いているのは やはり「泉への道」で
朝から「水面」を観てしまったからには なんだか 実物も見たくなって。
テクテク
サクサクと
歩く 緑の道は
今日も心地良い風が吹くからして
胸いっぱいに その新しい空気を取り込む。
ふぅ む 。
心なしか「暑くなった」、この森は 季節としては夏なのだろう。
いつもより「濃い緑」が
その「顔面」を押し付ける様にアピールしてくる様が 面白くて 笑いながら手を振りゆっくりと奥へと進んでゆく。
暑いのは 寒いより苦手だけど。
この頃は「温度」や「湿度」
「匂い」や「感触」など
これまで「感じ過ぎていたもの」が 上手く調整できる様になって。
「ゼロにする」のは体がある以上難しいけれど
「必要以上に反応しない」ことは できる様になってきたんだ。
その「感覚の調整」
それは ずっと「私の中での大きな課題」であったもので
イストリアは
「一山超えたからではないかい?」と 言っていたけど。
確かに
それは そうだと思うんだ。
そう、なんとなくだけど。
「感じ過ぎて」
「全身センサー」になってから
「ぐるっとそれを裏返して」。
それを「内側」へ適用したから、
「まるっとぜんぶがわたしでせかいで
私達は背中合わせ」になって。
「かたち」は違えど、
それは「同じこと」だと 思うからだ。
「 ふむふむ、キラキラと。 輝いてますね。」
そう 思って 感じて
そう話し掛けながらも歩いていると
程なく泉の煌めきが見えてきて 陽の光の強さを 知る。
「 やっぱり。 夏なのかなぁ。」
私がそんな 曖昧な発言をしているにはワケがあって
勿論ラピスに四季はあるが、「今 私の中には殆ど時間という概念がない」。
それは 割と以前からある感覚で
「自分が跳んだり」
「越境したり」
「扉を移動している間に」、時間の系列が変わっていることは 今自分にとって珍しい事ではないのだ。
だから
今日も
「どこに 座ろうかな」なんて 考えながら。
大きな方の泉をぐるりと周って 丁度いい日陰の椅子を 探し始めた。
どこに 座ろうかな
いい日陰
暗過ぎず 木漏れ日
でも 暑いのは嫌だな
あの辺?
ああ ちょっと眩しい
向こうの方が 良さそう だな ?
あーだこーだと
「最善の場所」を 検討しながら。
やはり「座る場所ひとつ」とっても、自分にとって「ベストな位置」を選んでいる「この状況」に クスリと笑みが出る。
「 結局 。 「そういうこと」、なんだよね。」
そう
最近
特に思うのが
「そもそも私の「細かさ」は「ベクトルの違う細かさ」で 」
「自分の位置が決まっている」から「そこじゃないと駄目」なのだ。
なにか
ニュアンスが難しいけれど。
それは やはり「真実の強制力」
「本来の場の磁力」みたいなもので
「こだわりが強い」から派生し「昇ってゆける階段」で あり
「本来の場所」へ辿り着く為の道標でも ある。
「 「なんでもいい」と「なんでもあり」と「オールマイティー」の違い? みたいだな。」
ん?
そう自分で口に出して、こんがらがりながらも。
丁度 いい 岩を見つけて
いつもと違う角度と 光の具合に頷きながら
「角度が変われば 新鮮に見える景色」
それもまた 「ペタリ」とスペースに貼って。
「 ふむ。 「新しい視点」「視界」。 ふむ。」
その「すべての繋がり」を感じながら
「今の自分」を最高地点から 俯瞰して観る。
ふぅ ん?
ああ 成る程
「それ」か。
「だから」か。
なるほど
それは 確かに。
「そう」なんだ
だから私は 「私」なのだから。
「 ふむ。」
ここまで 実際 歩いて来て。
「自然に」「選んで腰掛け」、「その行為を分析している自分」を「観て」
「せかいの言いたかったこと」
それが 今 視えて、その「行程自体」が面白くて。
「やはり せかいは 」そんなことを思いながら
つらつらとカケラを解析してゆく。
「ぜんぶに 全力な こと」
「まるっとひとつ」
「充満」
「同じ」
「境界が ない」
「境界に 在る」
そう そのすべてに「共通する性質」、
それは「私の存在自体が そうである」ことを示していて
だから「やっている物事が なにであっても」。
私は「関係なく 最善最高を尽くしている」
その「裏側」の「こたえ」なのだ。
「言葉」にすれば わかり辛いけれど
それは「取り組む物事」が なにであっても
「取り組む姿勢」が同じということで
例えて言うなら
「報酬が沢山貰える仕事」と「家の掃除」に
「使うエネルギーが一緒」そういうことである。
「 なる ほど ? ??」
確かに。
「真面目」や「几帳面」、そう 言われることは多かったけれど
私は「それをそうしないと気持ち悪いから」、「そうしていただけ」で
「それが自然な状態」だからして
確かに「なんか損してるな」、と。
思ったことが ないわけじゃない。
だが
しかし
「だからして 質を落とすのか」、それは全く違う次元の話で
「自分にご褒美をあげる時はある」けれど。
「そもそもの性質は 変えられない」のだ。
「 まあ、「片付け」の時。思い知った しね ?」
そう 思えば
「いろんなジャンル」で 手抜きを実践しようと試みたことがあるけれど
結局「割りに合わなくて辞めた」記憶は ある。
「出来が 満足できない」で「やり直す」とか
なにしろ「初めっから全力の方が 効率がいい」のだ。
「最適のエネルギーで 最善を得る」
それは 言ってみればそういうことで
「遠回りに見える 最短の道」
それに他ならない。
「 成る程? なるほど。 だからか~。」
なんだか ほっとしてしまったけれど。
やはり
「私は変わらなくていい」し
「変わろうと思わなくともいい」のだ。
自分の「真ん中のコンパスに従って進めば」。
「そうなるように できている」の だから。
「 な~るほど ねぇ~。」
そうして 何度目かの
溜息を吐いて。
「納得」を 共に沁み込ませ
返事の様に「煌めき始めた水面」を
ただ じっと観ていたんだ 。
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