透明の「扉」を開けて

美黎

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14の扉 星の領域

「私」という 星の存在

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 黒い木々の影
  その 切り取られた額縁から観える
   満点の星空

 「ラピスって こんなに星が出てたっけ?」

  そう 思ってしまうくらいに。


その日は 夜 
 星が沢山出ていて
「夜空の星が観たい」と思って 出てきた自分だけど。

 ああ これが 「返事」なんだなって。

また 
改めて思って 胸に手を当て「感謝」を送って いた。


 そう 久しぶりに。

 「思い付きで」
 「森の小屋へ 泊まりに来ていて」
 「ふと 気付き」
 「星を観に来たら」。

  「これが観たかったんでしょう?」と。

 「出迎えられた」、気分になったからで ある。



「   「気分」、って言うか。  まあ 「そう」なんだろうけど。」

 そう
「私はせかいを創っている」からして、きっと星達は「そのこたえ」を示してあるし
 なんなら「未だウロウロしている私」を後押しするためにこうして瞬いているに 違いない。


 だから とりあえず。

「今日 パッカリと開けて 観たかったなかみ」
 それをひとつひとつ 取り出して。

夜空の中へ 並べてみようと 思ったんだ。






   ポツリと ひかる 一番明るい 星

 それをじっと見て いると
「チカチカ」と瞬きふるえ 「サインを送っている」様にも見えるし
その「光を放つ かたち」は。

 放射状に 「散る ひかり」が
 「私の真ん中に 呼応する」からして

 星達みんなはきっと これが見せたかったのかと。

   思うの  だけど。



「      。 ふぅむ。」


  星は。

 ただ そこに そう ある様に 観えて

そして
 そう「輝いて」
 そう「瞬き」あるけれど
  それは「発光」していて 
   且つ「己の中心点」でも ある。


それはまるで「今の自分」を 現している様で。


 「最大限 発していて」
   且つ
 「みんな光達からの光を受けている」

 その「発散」「無数に 散る光の線」という
 「自ら 発している ひかり」と
「集まる 中心点」「意思の真ん中」という
 「すべてみんなから 向けられている充満のひかり視点

 その

   「自ら 発光する星」と
   「光を受け 光る星」
  その両面を現しているとも 思うんだ。



そう 「星達はひかり」で
 そして
私は もう「拡大していて」。

  今 既に「せかい へ 出ていて」

  その「関係性の」は
  「星同士で 結ばれ」
    「反射し合い」
       「紡がれ始めていて」

  その「位置関係」「大きさ」
   「種類」「性質」なんかによって。

 「わたし其々いろ」も 段々と
  変化してきている筈だからだ。



「   「新しい領域の 地図」? 天球図 って。   どっかで ? ?」

 「思った」記憶が ある。

でも それもこれもぜんぶ「繋がってる」から。
 「結局 そう なる」、それだけの ことなんだろう。


 そうして
テクテクと歩いていた足を止め 
 丁度いい岩に腰掛け、「満点の星空」と「水面に映る星達」を同時に眺められる贅沢な場所に陣取り ただ その美しい星々を眺める。

「   なるほど  ねぇ。」

 そう やっぱり。


  今 私がまた「同じ場所をウロウロ」している様なかたち見た目で在るのは

 「大きくジャンプする前」だからで あり
 
「伸ばした手」「届いた 新しい可能性」「視えてきた 新しい光」
 それを自分へ馴染ませると共に
 
「他の高い領域の光達」が 「新しい私の場所」を 整えてくれていて。

   
    「星の 領域での 位置」

  「在り方」     「配置」

   「使い方」なんかを 構成し直し 待っていてくれて

 私はきっとそれを「きちんと受け取ってから」。

「更なる拡大」をし 「星達新しい光とコミュニケーションをとって」
 自分を拡大してゆくのだ。


「   なるほど  ねぇ。」

  ゆらぎ   瞬く

   星々を観ながら。

 
 「大気が」とか なんとかも思うけれど
やはり「すべて」は。

  ふるえ 流れ  動いていて
   それが「充満」しているからして
 私にそれが「伝わり」「触れて」「検証し始め」
  「沁み込み」「わかって」。

 また「新たに展開する」、それが わかる。


そもそも 確かに。

 私は「古い私」を終えて 何度も更新してきたけれど
その「視え方」が変わる度に「それを構成し直し」「適用して」「使える様になって」「今ここ」なのだ。

「 まあ。 それなりに時間は かかるよね。」

 そして その「一見面倒な作業」は
 「微細なズレ」が「最後に影響する」もので。

例えていうなら「家を建てる」様なもので
 「創るものが 
 「最後仕上がりに響く」そういうことだ。


「  ふむ。」

 空を 見上げて。


   一番明るく見える星

  その周りをチカチカと瞬く可愛い星達

 なんだか「動いている様にも観える」それらを眺めながら
「私という星の位置」を見ながら 「その位置」を調整してくれるみんなを有り難いな と思って。

 じっと それを眺めながらも
「みんなと自分の位置」を 不思議な思いで探ってゆく。


 そう その「私の位置」は
勿論「みんなとの関係性」で あり
 「新しい私の場所」でもあるのだけれど

 それはやはり「中心点」で「集中点」なのだ。

だから。

 正確に 言えば
「みんなが 私との調動いている」のではなく
「みんなが「新しい私」を捉え 焦点を当てている光を送ってある」それが近い。


   ふぅ む ?

これまでにも。

「私は 真ん中」で「みんなの光を受けてある」、そう思っていた 自分だけど
 今 こうしてきちんと「自分の位置」を意識してみると
「私は 「ほぼ すべて」からの視線を受ける中心点で」
「だが 「未開の地まだ得てないいろ」へ押し出されようとしている」のがわかる。

「  ぅん?」

 なんだか 「大きな球体」から
  外側の「より 大きな球体」へ後押しされていて
私を押しているのは「みんな得てきた光
行き先は勿論「一番高い私光の創世神話」で
きっと私は「その光の道筋」から また新しい領域へ
出て。

 「より 高い光達」から 「いろ」を受け
 「知り」「わかり」「学んで」
  「試し」「練習して」「使える様になって」、
 また「最高点」へ向かい 出ていくのだ。


「   うにゅっと、 ポンってして シュッとなる。」

 ふぅ  む ?

 
   やはり。

   面白い な。


 いろんな「こと」「もの」それこそ「ジャンルを超えたすべて」が
これまでと「違うもの」に視えてきた最近
 「私の世界は確実に変化してきている」し
 「そもそもすべての「意味」が変わっていこうとしている」。

そう
最近
ずっと
「もの」「こと」の「裏側の意味」、それを表と適合させようと「努力していた」自分だけど
 そもそも「そのやり方」には 無理があるんだ。

 
   だって 「見た目自体」にも。

「物」「事柄」「形」「文字」「言葉」「行動」「現象」「色」「匂い」「表情」「関係」
 そんな感じで「ありとあらゆる」、「点と点の組み合わせ」と「関係性」があり
そのそれぞれは「発しているもの こと ひと」によっても異なるからして
その「無限にある組み合わせの定義を作る」、それはそもそも「意味がない」というか「やりたくないこと」だ。

 つい「ルールを創りたくなって」。

あれこれ、組み合わせの定義を当て嵌めようとしていたけれど そもそもの「方向性位置」が間違っているから
私がそれを「成せる」事はないだろうし
さっさと気付かなければならない内容なのだ。


   そう 「ややこしいこと」を
  「努力して」「成そうとしていること」

 それ自体が。

   「立ち位置が違う」、そもそも論だからである。


「  だがしかし。 やって無駄なことなど なくて。」

 それも
 そうで
私はその無駄をやったからして「私にそれは無理だわ」と諦めがつき
 素直にボーっとしていると
「自分にピコンとアンテナが立っている」ことに ある時気付いた。

 それは 単に
 「自分のなかの 感覚」だけれど。

 
  あたまの 天辺に「私のいろのアンテナ」が立っていて

あたまが無スペースが空」の時はそれが立っていて
無駄なぐるぐる古い思考」の時はそれが無い。

それは「想像が行き先を指している時前を向いている時」は 立っていて
それ以外の時は「ない」のだ。

 「寝ている」とか「垂れてる」とかでもなくて
 「存在していない」。


「   ふぅん? やっぱり 面白いな。」

 そして「素直な」「ファンタジー脳」の私は
それが「自分の利用できる素敵アイテム」だと 本能でわかるからして
 なにしろ「細かい事は考えずに」。

 「素直に」「ピッと」
「いい感じの それ」を早速利用して 「自分のために役立て 楽しむことができる」のだ。


「   ね。 結局 。」

 そうして。

 蓋を 開けてみると
 「思い付いて」「星空を眺めにきたら」
 「みんなが 私の場所を組んでくれている」のがわかり

 「私は それを受け取りに来た」のも視えて
 「この道が正しかったことを知る」のだ。


やはり 私は。

 「見えないものを受け取り」
   「それを やってみて」
 「そうして歩いていくと」。

 ふと 「振り返ると 道が出来ていて」
 「それ」が 「そうだった」と 知るんだ。


 「一番高い私」が 撒いている星屑を
  拾いながら 歩いているのだ と。


「    ふぅむ。 」

 だから なにしろ「その サイクル」をわかって。

 瞬間「生えてくる微細な澱」を浄めながら 
 「ピッ」と アンテナを立て
 「ポン」と岩から 降りる。

そして
 夜空に向け 「敬意」と「感謝」を 送りながら。

  「ピコピコ」と アンテナを揺らし

 くるりと小屋へ 戻って行ったので ある。



 
 

 




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