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15の扉 神の領域
いちばん やりたいこと
しおりを挟むどのくらい ここへ座っているだろうか。
なんにも ない
ただ「雲の海」と「わたしのいろ」がある空間で
ずっとじっと 「ほんとう」を探って 暫く。
それは 「一時」なのか
「数日」か
きっと「時間」がないこの場では それは加味されないだろうけど
私にしては珍しく ずっと。
「そうじゃない」
「これじゃない」
「もっとあるでしょ」
「そんなんじゃなくて」
「もっと」
「そう」
「核心よ」
「愚痴も見栄も要らなくて」
「ほんとう」
「本心よ」
「奥の奥に」
「ある」
「その ほんとうのことは」
「なに?」
その
「自分のほんとうに観たいもの」
それを 探していて
それは「下の「こうあればいい景色」だったり」
「上の 私が会いたい光だったり」
いろんな「もの」が出て来たのだけど
「なんだか それじゃない感」があって
ぴったり しくりとくるものが
未だ 訪れないのだ。
そう それは。
いきなり 「この雲海に ドーンと現れる」ものではない。
「私が 観たいものを視る」のだ。
だから そのみんなの意見に従って
じっとずっと 自分の中のカケラを
「出したり 引っ込めたり」していたけれど
ふと「その状態」を観照して 気付いたんだ。
ああ そうか これは。
「私が 体を持って やりたいことをやる」
その旅だったわ そう いえば
って。
「 ああ そうね そうか
だから なるほど ? 」
そう 「それは知っていたことでもある」。
だけど
「言葉の意味」って
その「受け取る私」毎に 違っていて
今の私が思う「体を持ってやりたいこと」は
ある意味「なんにもない」。
ぐるっと
見渡して 何度も 浚ってみたけれど
「強いて言えば せかいの美しさを見たい」くらいで
特に「なに」、ということはないのだ。
それは しかし。
「私はこれまでやりたいことはやってきた」
それも表して いる。
「 そう、 なんだよな。」
そう「あの色」は 見付けたし
「私の場所」もあるし
「せかいは最善を指して流れている」。
だから 具体的に「なに」は無くて
きっと「今ここで 座っている」んだろう。
「 あぁ~ 成る程。」
そして そこまできて気付いたけれど。
だから
私は ここに在って
「世界へ手出しすることなく観照していて」
「上ってどうやって視るんだろう」
「行くの??」
「いや それは」とか 思っているんだ。
やはり もう 私は「現世」に興味はなくて。
「ほんとうのこと」へ 向かい
そちら側に足を踏み入れたのだ。
「 確かに。」
思えば。
「ここから先」は
「体」の状態は関係あるけれど
「それ自体」は必要でもなくて
私達が大気圏から出られないのは
自分たちがそう設定しているからで
だからこそ、まだ 出れないし
「今」、出たいならば「私は体を脱ぐ」か「特殊な設備が必要」それもわかるし
だが「世界が 同意して上がったならば」。
"やはり 軽く出られる"
それもわかるんだ やっぱり。
「 「時間」が。 必要、だってことか ? でも」
そう それは いつも思っていることで
私は「みんなが上がってくるのを待つ」でなく
もっと高く「せかいが提示していること」が ある筈なんだ。
だから また それを視るために。
まだじっと
座っていたので ある。
あー 、 なるほど
私は。
「自分のやりたいこと」から
1ミリもずれたくないんだ。
いろんな
それこそ
本当に「いろんな」、「生」を
ここから眺めながら。
「いろんな位置での本当」を 眺め
そして「それを理解し」
そのままじっと 眺めていたけれど。
「 成る程。 そうか 。」
これまでの私は ずっと
「いろんな なんで」を 追求し続けてきて。
それが結局辿り着いたところはやはり
「私の顕したいいろ」が「ない」こと
「部分的には」、あれど 「ぴったりしっくりくる」ものが 無かったこと
そしてそれは
ある意味 当然のことでも ある。
だって 「私のいろ」は「私」しか持たぬし
みんなみんな「それをやりに来て」。
「今 それを 何色であれ 謳歌する時」であり
世界はそれぞれの色で輝き始めて いる。
だから
それに「気を取られている時」
若しくは ふと「なんで?」が湧いてくる時
それが 即ち
私が「自分の真ん中にいないということ」なのだ。
「乗っ取られている」、というのは言い得て妙で
「そうでなければならない」や
「いつ地震がくるらしいよ」とか
「明日は雨が降る」まで
それを信じていることが「乗っ取られているという状態」である。
そう 本当は
「自分の位置から少しずれて」、
「この色は 楽しいのかな」と 観ている
ただ それだけの状態だったのに。
いつの間にか「大変!」「ああしないと」
「こうしないと」「大変なことが起こる」
そう 思っている時。
それは「自分の真ん中」にいない時であり
「最善の判断」ができないのだ。
そうして そこまで思ってやっと
ずっと自分が目を凝らしていた「焦点」の位置が はっきりと視える。
そう「それ」こそが
私の目を 逸らしていたもので
「ほんとう」は 「ただ それに気付くだけ」で。
「その状態」が 「目を閉じているということ」なのだ。
「 ん?」
「言葉」に すれば わかり辛いけれど。
くるりと「その状態」を もう一度出してみて観察し
「なるほど」と くるくるその「点」を回して観察して みる。
ふむ 。
しか し なるほど な ?
それは。
「感覚でしか」、表せないもので
だからこそきっと真理で やはり捉え難いもの
"ほんのちょっとの 立ち位置の違い"なんだ。
そう いつも
「私が「なんでなんだろうな」と思っている時」
その状態が 「ずれている」ということで
「自分の位置にあったならば それがそれでいいと知っている」
そういう ことだ。
そして 勿論「それが どんなものであっても」。
それはそれで良くて、
「本人にとって価値があるなら」、
誰もそれに文句をつけることではないのだ。
そういう話なんだ、これは。
「 てか 成る程?」
そうして
「焦点自体が 擬態だった」
そんなおかしな気分になった 私は。
なにしろそのまんま、じっと
座っていたので ある。
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