透明の「扉」を開けて

美黎

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18の扉 光の領域

もう ワンスパイス

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「  てか  多分。 「これまであった 繋がり」プラス、 あと一歩必要だよね ?」

 テクテクと 黒い廊下を 歩きながら。


 「今し方 読んできた暖かい色素敵な物語
 「美しい画集」
 「謳う詩集」
 「沢山の呪文が埋まっている 教本」

 その
「繋がっているけれど 」という
 「既に存在しているものの持つ 色」に触れていると。

   私の 「なかみセンサー」が

   「それもあるけど 

 そう 言っているのがわかる。


「  まあ。 「言いたいこと」は、わかるけどね。」

 確かに それは そうで
 
私はこれから「自分の区画」と「」を 繋げるのだ。

 
   『成り立ちから 異なるもの』

 それは勿論「世界の色を受けていない次元」の話で
「繋がっていた頃」は「世界の影響を受けている」。

 だから「それ過去」は
 「ヒント」ではあるけれど「こたえ」ではなくて
私に「必要まで辿り着かせる為の せかいの撒き餌」だ。


「     ふむ。」

 だから それも踏まえて

 「なに」が 「もう一押し必要なのか」

 それをせかいに投げて。

 「そう なりたいいろ」の実物現実、すっきりとした空でも観に行こうかと
青い通路へ 歩いて行った。






 

 「薄曇」の グロッシュラーを抜けて。

 「やはりあそこか」と 森を通るが
  「もっと広い青」を求め 
 森も抜けて、街を臨む 開けた場所に出る。


  「少し 乾いた空気」から
  「しっとり冷たい潤い」へ

 そこから風の通る場へ出て胸一杯に空気を吸えば
なんだか「街の匂い」もする気がしてきて。

 「動きが」
 「季節が」
 「祭祀が」 始まろうとしているのだと
  世界も言ってくるから 面白い。


そう
確かに「私に囁くのは せかい」だけれど

 現実に進行している「季節」「行事」
その「動き」が伝えてくるのは「世界の色」で 
 それはまた「窓から垂れる 冬の色」
      「みんなのワクワク感」から
 「実際の空気を伝って 私に届く」。

そして今 実際「世界現実」では
確かに「正もあれば 負もあり」、祭りを普通に楽しんでいる人もいれば それどころではない人もいるのが 現実だ。

  
   "実際 せかいで
   気付かぬ者は 気付かず
   気付く者だけが 気付いて
  それぞれの位置で過ぎてゆく大きな 流れ"


 それを「実際 これから観れる 今」は
やはり「とんでもなく興味深くて」。

そしてその景色を「どちらも より深く視れる」今だからこそ、その波の動きが「せかいの祝福」なのが わかるんだ。


「  成る程 だから。  この「大波」と 私の波、 みんなの波を合わせて。  ふむ 」

 そうやって 呟きながら。

「待望の青」も 思い切り眺め 
 そのままぐっと背を逸らして「上空の青」も意識して 吸う。


   ふぅむ 。

  
  今日は なかなかの お天気 ですね。


「冬の ピンと張った空気」のお陰で。

 混じり気のない、「ラピスと森の色」
それを感じると「私の感覚センサー君」は 満足した様で
すっきりとしたなかみは 早速 より際立った「片付けたいもの」を。
 私の前に つらつらと並べ始めて いる。


「   成る程ね。  まあ そうね。」


   早速 出してきたな ?


そうも思うけれど
 とは言え 「私のやること」は「シンプル」「単純」
「この期に及んで ゼロであること」だから
そう難しいことでは ない。


   して ?

    そう

   「なにが」
      ほんのり 引っ掛かってるんだ っけ ?



そう
きっと
 私は「このまま祭祀をやったとしても」。

 「それなりに」、納得いく結果を出せて
 それはそれで 「いいもの」でも ある。

だけど「なかみの感覚」は「もう一歩上げれる」
 そう言っていて
そこが視えれば、「今取れる 最善のカードでやれる」
 それに間違いない。


   ふむ ?


   して。

  でも  「それ」って  なんか。


   多分、「視る」じゃなく「感じる」で
  「探すでもなく」
  「生きてれば存在していればわかるやつ」
  だよ ね ? ?


 もう「散々やった」から、わかるけれど
せかいの提示していることはやはり「事柄」ではなく「景色」である。

 だから
 「気になる部分」
その「古き」と「新しき」の「繋がりポイントを見付ける」
 「気付く」「想像する」ことではなく

 「せかいが

  そういう 「こと」だ。


   「瞬間」ではなく

     「時空」を観ること


  そして「視ればわかるもの」を せかいは私に提示している。


「繋げる」のは ある意味「祭祀をやればわかる」。
 それはきっと「その時 降りてくるもの」で
 私はただ
 「観て」「視て」「最善を取ればいいだけだ」。

だけど その「古い繋がり」を示すいろは
 私がその場へ最高で臨む為のでもあって
せかいは「まだそれを私に提示している」。

 そう 「まだ 視ていない」から。

 「引っ込めずに」「示されている」のだ。


「   ま。 そのポイントだけ、 わかってれば。 大丈夫でしょ。」

 だから とりあえずそこまで纏めて
 「今はまだ 捉えられない」から。

一旦 自分の場所へ 帰ることにしたんだ。











  
      ♪



            ♫



   ふふん

         ふ~ん 



      ん  ?



 「自分の中が すっかりとくう」になって。

ご機嫌で 青の廊下を進んでいたのだけど
 「目的地私の区画に ある気配」
 それが「光っている」のを感じて。

「      う~  ん 」

 なんとも 言えない「こえ」を出しながら
とりあえずはそのまんま 歩を進めて行く。



    えっ と

  あの色 だよね

  まあ その色以外は入れないんだけど

   いや

  うん?


      えっ  ?


   でも。


  「私は なんで 微妙に狼狽えてるんだ ろうか」。



「    ふむ。 」

 だけど
 多分。

 「吾輩は物語発言」を聴いてから
「実物を見るのは 初めて」であるからして
 私のなかみ達はきっと。

 「なにかが起こる」

それをワクワク ドキドキしているに違いないのだ。


「     ふぅん。  まあ いいけど。 でも 「なにか起きる」んじゃなくて、「私が そうする」んだよ。」

 そう それは
 「微妙であるけれど」「大きな違い」で

「彼はそこにあるだけ」で
「私がそこから自分のなかみを引き出す見付ける」のだ。

  
    「あれ金色」は「そう作用するもの」で
  「私は そういう風に彼を創ってある真実を示すものを求めたのだ」。


   だから。

  いつもの様に きっと「見ればわかる」から

  みんなはそれもまた楽しんで ワクワクしているんだろう。



「  ま。 いいけどね。  しれっと見るもんね。」


 そう言って 「ふわり」と境界を抜け
白く光る領域へ足を踏み入れる。

「ここ」は 「遠く」も「近く」も ある「ところ」で
 マシュマロの上にいるであろう彼は 案の定まだ見えはしない。

 その時々の「私の様子」によって
 「その距離は如何様にも変化して 最善を取るかたち」に なっているのだ。



   ふむ
      んで  


     どれ


    どこ   だ  ?  ?


一旦 大きく息を吐いて
 吸って「自分のなかみをすっかり虚空いろ」にすると
ぼんやりと光る「なにか」が 正面に見えてくる。


    ああ

     成る程。


   やっぱり 「見れば わかる」な 。


 そうして
 「そのいろに触れた感じた途端」、
私の中には「こたえが入ってきて」
     「自分の見たかったもの」が視え
     「すっと 微細なずれが真ん中へ収まる」。


 だから その「いろんな 流れ」に 納得して。

 静かにそのまま 

  進んで行ったので ある。






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