透明の「扉」を開けて

美黎

文字の大きさ
1,698 / 2,079
18の扉 光の領域

伝える 波

しおりを挟む

「    「一生のうちに体験する彩りの深度」か 。  成る程、だから「スパンが違う」。」

 テクテクと 灰色の空を眺め ながら。

  「今日は曖昧な天気ね」
 そんなことを考え、しかし「パッと晴れる」
それを採用して自分の中を 青へ戻す。


 「大いなる 流れ」「大きなうねり」

  「波の大きさ」「カーブアップダウンの差」

 その「曲線の交わり」を思い浮かべながら向かっているのは 久しぶりの待ち合わせの場所だ。

そう
 今日の私は「久しぶりのトリル」に呼び出されて。

 「なんだかワクワクしながら」、造船所へ向かっている。


先日 イストリア伝いに齎された「そのお誘い」は
 「なんだか君から直接聞きたいらしいよ」
そんな気になるセリフから始まった「初めてのお呼び出し」で
聞けば ずっとトリルは我慢してたらしいのだけど。

 「最近の私の自由気ままさ」

 それをいろんな方向から耳にしたらしく、「どうにかならないか」とイストリアに相談したらしい。

そして イストリアは変わらず神殿での教師役もやっているからして
こうして私のところまできちんと伝言が届いたのだ。

 そう 場所から なにから
薄茶の瞳をキラリと光らせて、選定してくれたので
私はただのんびりと待ち合わせ場所へ向かっている途中なので ある。



 それにしても 。

  「トリルの話」って 一体

    なんなんだろう か 。


 つらつらと 上を見たり
       下を 観たりしながら
 島の変化を楽しみ、ついでに「その内容」も巡っているけれど
ある意味「心当たりはあり過ぎる」からして 
 ここでぐるぐるさせずにシュルリと仕舞い
「最近の視界」を適用させる為に
 「この島のいろ」を回収する様みんなに頼みつつ 
深く息を吸って新しい空気を取り込む。


 そうなのだ
 「この」「感じている」、
その「景色ひとつ」だけではなく「紐付くイメージ」から始まり
  「音」「香り」「感触」「私が受ける印象」
 その「あらゆるからみんな光達が引っ張ってくる
  それが。


  "自分の 役割" "役目のなかみ"


 「受け取れる情報量の違い」が即ち「スパンの違い」で
  「どの波かの差」であり

 「私達は自分の練度を高めて順次大波に乗り」
 「星達と軌道を重ね 拡大してせかいの創造へ参加している」。


 これまでは漠然と「こたえ」しか わかっていなかった「その波の細部」が視えてきて
「面白い」と共に思い出す
「それを

 そう
 「私が思う「ハートが開いている」は」
 「せかいに対してオープンであること」で
 それは「お互いを認識しているということだ」。

 だから私は「いつもせかいに観られていると思っていて」。

 「自分が小波に乗っていて」
 「せかいは一番大きな波であること」

そして今 ここで観ればわかる、「自分がチカラを閉じ込めていたこと」
 それは「小さい頃の思い出」で
 「純粋に光を発していると」
 「他人から鬱陶しがられる眩しがられる体験」
  それを通して。

 「ダウンしていた下がっていた波に そのまま流されていたこと」も 表している。


 そうなんだ それはきっと。

 「」、成っていた光で
だがまだ「その時」、光は小さく弱くて 自分でそれを保てなかったのだ。
だから暫く 私は
「自分の感覚が自分にとって正しいのか 確信が持てずに」
「ずっと小波をウロウロしていた」。


「    ふぅむ。」

 だから「ここ絶対領域」に来て。

今「自分の洞察力のワケ理由」がわかるから
 「それを発揮していいのもわかるし」
 「情報を持っているから」
 「それを生かせる活かせるのも わかる」。


 もう ここには
 「私が素直に表現しても」、
  「侵すもの」も「侵されるもの」もなくて
ただ「当たり前に を採用しているフィールド」が拡がっており
 後はその光で「光っていればいい」、それだけだ。


「   なるほど? よし、 とりあえず 行こう。」

 だから 
つい「くるくるが終わるまで 扉の前に立ち止まっていた自分」を ポンと押して。

 カラカラと 大きな扉を
  開けたので ある。







  ふぅ む?

 して

  久しぶりの
    トリルは  どこ

      なんだろう な  ?



 造船所には しょっちゅう顔を出している。

だからなのか、物見台にいるシュレジエンは
 私の姿を見てニヤリとしたまま
子供達の様子を眺めているし、きっと奥にいるシェランはその様子を見て「私が来たこと」を 知る。

 いつ、この二人が引き継ぐのかは 
私の知るところではないが 意思の疎通具合と
全体の賑やかさを 観て。
 「そう 早く」でないことはわかるし
私はまだまだあのモジャモジャを観ていたいのだ。

 しかしデヴァイやグロッシュラーの大人達は「短命説」が
意外と根深くて。

「いつ死ぬか分からんからな」と 自分を者が多くて
やんわりと伝えているところだ。


  『自分が 「やり切った」と
     ちゃんと死ねれば最高ですよね』


 そうきっぱりと言える様になったことも、成長の一つだろう。

以前の様に「私なんかが」「若輩者が」は 封印したので ある。


「あっ、ヨル!すいません、ありがとうございます。」

 そして
そうこうしている間に 
 ジュレジエン→シェラン→子供達の間 と
騒めきの伝言板を経て 無事トリルに見つかった私は。

 この 「バレるまでの 細波伝達が面白いんだよね」

 そんなことを思いながら
テクテクと奥へ 進んで行ったので ある。








 
 

 
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

ねえ、テレジア。君も愛人を囲って構わない。

夏目
恋愛
愛している王子が愛人を連れてきた。私も愛人をつくっていいと言われた。私は、あなたが好きなのに。 (小説家になろう様にも投稿しています)

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

側妃契約は満了しました。

夢草 蝶
恋愛
 婚約者である王太子から、別の女性を正妃にするから、側妃となって自分達の仕事をしろ。  そのような申し出を受け入れてから、五年の時が経ちました。

戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに

千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」 「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」 許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。 許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。 上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。 言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。 絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、 「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」 何故か求婚されることに。 困りながらも巻き込まれる騒動を通じて ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。 こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。

断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜

深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。 処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。 なぜなら彼女は―― 前世で“トップインフルエンサー”だったから。 処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。 空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。 タイトルは―― 『断罪なう』。 王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。 すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、 国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。 そして宣言される、前代未聞のルール。 支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。 処刑台は舞台へ。 断罪はエンタメへ。 悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。 これは、 処刑されるはずだった悪役令嬢が、 “ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。 支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、 それとも――自由か。

【書籍化決定】アシュリーの願いごと

ましろ
恋愛
「まあ、本当に?」 もしかして。そう思うことはありました。 でも、まさか本当だっただなんて。 「…それならもう我慢する必要は無いわね?」 嫁いでから6年。まるで修道女が神に使えるが如くこの家に尽くしてきました。 すべては家の為であり、夫の為であり、義母の為でありました。 愛する息子すら後継者として育てるからと産まれてすぐにとりあげられてしまいました。 「でも、もう変わらなくてはね」 この事を知ったからにはもう何も我慢するつもりはありません。 だって。私には願いがあるのだから。 ✻基本ゆるふわ設定です。 気を付けていますが、誤字脱字などがある為、あとからこっそり修正することがあります。 ✻1/19、タグを2つ追加しました ✻1/27、短編から長編に変更しました ✻2/2、タグを変更しました

国外追放だ!と言われたので従ってみた

れぷ
ファンタジー
 良いの?君達死ぬよ?

【完結】離縁ですか…では、私が出掛けている間に出ていって下さいね♪

山葵
恋愛
突然、カイルから離縁して欲しいと言われ、戸惑いながらも理由を聞いた。 「俺は真実の愛に目覚めたのだ。マリアこそ俺の運命の相手!」 そうですか…。 私は離婚届にサインをする。 私は、直ぐに役所に届ける様に使用人に渡した。 使用人が出掛けるのを確認してから 「私とアスベスが旅行に行っている間に荷物を纏めて出ていって下さいね♪」

処理中です...