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18の扉 光の領域
正しい眼
しおりを挟む強く
純粋にひかる 白金の眼
しかし
「いつもは一点に惹かれる その美しい瞳」も。
「全身が その色に包まれある」からして
「ああ だから そうなんだ」
そう漠然と思って。
ただただ
「そのいろを受け取って満たし」
「私にとっての正しい位置」、その意味を
深く 沁み込ませる。
成る程
じっと
そのまんま、 観て いると 。
ここで見える「新しい 光」は
「観照」そのなかみで
私がまだ捉えきれていなかった「彼の視線の質」、それを意味するのが わかる。
そうなんだ
やはり「よく視ればわかるけれど」、
「彼は私が「時が来ればわかると知っているから」
その上で静かに見守り ただそこに存在している」。
私に足りなかったのは そこで。
「観照」に なりきれていなかったのが
よく わかるんだ
「実物」を見ると。
「 ふむ。」
それは「とても深い理解」で
「無条件の愛を伴う 抱擁」
そんな感じの いろだ。
実際包まれているわけではないけれど
きっと裏側では ずっと私を包んでいる。
これを 見てしまうと
「自分のやっていた観照が ただ観ていただけ」なのがよく わかり
それは「現実を無視する」
「直視しない」
「眼を背ける」それにも似て
「ほんとうの観照ではない」それが理解できるんだ。
「 なる ほど。」
フワリと 出てきた「恥」を。
フッと 飛ばして
また
ずっと じっと
観て いると。
その「本質」が沁みてくるけれど
「深い理解」や「無条件の愛の視線」
それは 「時々出てきたり」
「引っ込めたりできるものではなくて」
「常にそこに存在するもの」
やはり彼の本質と同じで。
だから そうなのだ
そのことが よくわかる。
そして
「私がそこへ 辿り着くと同時に」。
彼の瞳が また
キラリと光って
その上がった光から また啓示を受けたんだ。
あ
そうか 。
なるほど
そういう こと だ 。
一瞬にして。
「いろんな景色」が走馬灯の様に廻り
「何処かの高い位置から 人々を見下ろしている私」
「見知らぬ人が 人に指導している場面」
「誰かがやっている事にたいして あれこれ思っている自分」
その「いろいろな私」が視えて
そして「その視線の先」がずれているのがわかる。
そう それは「どこの私」も。
「ありのまま観る」と「理解」が足りてなくて
もっと言えば「理解へ辿り着くのにいちいち世界を経由している」。
と
いう こと は。
「私のいる位置は まだ高い比率で世界に触れていて」
「自分が思う程 波の幅は離れていない、そういうことだ」。
そう それは。
「世界の解釈を必要とする次元」で
即ち「善悪を通しているということ」
「ありのまま観る」とは「存在の肯定」であり
「ジャッジを経由する必要がない」。
そう、「いる場所が 圧倒的に違うのだ」。
その「判断の ない眼」
「一切 迷いのない瞳」
それはありのまま「存在」を
「そうか」と観ている視点で
その「なか」には「なにいろも映していない」。
いや ?
そうではなくて 。
「すべてのいろを含むからこそ そう観れる」のだ。
成る程
確かに
観れば 視るほど 「それは そう」で
「私の眼は 彼よりもまだ濁っている」。
そう
「そもそもの視線の先」が違っていて
「彼は 外側の何も見てはいないのだ」。
以前から「わかっていた筈」の
「視線の先の 重要さ」
それは「超えて視る」、そういう「こと」で。
彼の視線は「その良い見本」、
私はそれを知ってはいたが わかってはいなかったのだろう。
「自分が観るものに対してどう思っているか」
それが「今現在 自分がどこにいるのか」を決定付ける。
結局
「外に対して どうこう思っている時点で」
それは「外見だけを観ていること」
「お里が知れるもので」
「私は観照者ではないのだ」。
ただの 野次馬
傍観者なだけで 観照者では ない。
そう「彼は私に対し なにも思ってなどなくて」。
「ただ 私で在ることだけを喜び 存在しているものだからだ」。
「 なん か 。」
なにか もっといいことばが ありそうだけど。
しかし
それを 纏めようと思った矢先
「せかいの言いたかった核」がわかり
「ここまでのぜんぶ」が。
「そこへ集結されるのが 視える」。
そう
結局
「せかいが魅せたかったのは」。
「この 説明のできない「こたえ」」で
「それを経ないとせかいの示す「観照」へは辿り着かない」、
その「道のりを経た ゴール」
「独自のいろを持つ 魔法」
「私の観照眼」
「次の扉であり 鍵だ」。
「 そう、か 。 確かに 。」
そう、「この工程を経なければ」。
「私は自分だけが移動すること」
「そして私に合わせて景色が変わること」
それを腑に落とすことができず、永遠に「ここ」のループで
回り続ける。
だからこそせかいは「沢山の抽象を観せ」
「私にその選択を任せて」。
「それを 創造させ」
「そう すると共に 「その核」を わからせたので ある」。
「 」
なん か。
なん も
ない けど
我ながら 見事 。
そう して。
それを 腑に 落とすと共に
「考えれば考える程 ずれる」のは確かだから
このまま吸い込まれるのが正解
そう思って。
スルリと
伸ばされた 暖かな腕の中へ 。
素直に 頭を空っぽにして
吸い込まれたので ある。
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