透明の「扉」を開けて

美黎

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19の扉 虚空

融け込む私

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 ふらり
     ゆらりと

   「幻想になり」 「進む 宵の道」


  ここは いつもの「屋根裏」だけれど

 なんだか「不思議の気分」に浸りたい私は

  「夕と 夜の間」、そんな気分で 歩いて いて。


   "世界"

       "幻想マーヤー

     "スクリーン"


   そんな「この頃のワードカケラ

 それと共に ゆらゆらと

 「自分」を 漂わせて いた。


そう、きっと「やってみれば わかる」から。

 「自分もそちら側見えない側」となって
  暗い屋根裏を 彷徨いているのだ。





     「シーン」でも
     「キーン」でも ない

    「無の音」「狭間の 音」

 それは「緩衝材の音」があれば「こんなだろうな」って。

  思う様な「吸い込まれる柔さ」を持ち
  私の周りに 存在している。


「     」
「ねえねえ、お父さん。」
「なんだい?」

 そんな 私の耳には。

ふと、「二人の会話せかいのこえ
 それが 聴こえて きて
「なんだろう」、と思いいつも。

 その会話の内容が「自分好みに展開し出した」のを感じ
そっと立ち止まり 耳を傾ける。

 そして案の定
「その会話」は。

 やはり
 私に「新しいカケラ」を齎す 触媒であり

  「この行程すべて」が「せかいの導き」だったので ある。




「?スピリットって。この本に書いてあるけど、本当にいるの?」
「……………いや、今は。いない、とされているね。」
「ふぅん。」
「昔の話だからね。よく、分からないものをそう言ってたんじゃないかな。」
「…そうなんだ。」

  
  仄暗い 闇に 包まれた

    他にも幾つか「穴からの光」が漏れる、

  「ポツリ ポツリ」とした 空間で。


 私は じっと「静かに待ちながらも」
  勿論「いるよ」と 思っていたし、
「お父さん、そう答えちゃう?」とも、思って
 ふと、気が付いたけれど。


「   なるほど。 」

 そう、それは
先日自分が「妖精いる いない」、そこのポイントに紐付いた 点で
 私達は 今。

 「妖精がいる世界見えないものもある世界

 「妖精がいない世界見えないものは無いものとする世界

 その「分岐点」に いる。


    なるほど ?


 そして「それいるいない」は からして
 「選択の自由」そこを示しており
  「これから裏側も探求するのか」
  「このまま 表だけで生きるのか」
 その「状況」を表しているだけである。


 だから
その「不思議な感覚」を保った まま。

 もう一度「すべてを並べて」、高い視点から
「世界というもの」を眺めてみようと テクテクと歩いて行った。







   どこ が

      いいかな ~


    青空

          水辺

             高いところ


   う~ん

    でも  やっぱり


  「いろんなカケラ」を 並べてみないと。


    取りこぼし いや、
 それは 「必要は 成る」からして大丈夫だけれど

   うーん でもやっぱり「俯瞰」

          したい な


   うん  そうしよう。



 そうしていつもの様に
「ぐるり 自分のなかスペースを浚って」。

 「いちばん しっくりくる場所」

それを定めると、魔女部屋の色へ向かい テクテクと歩を進めて ゆく。


 今 現在地点、ここは屋根裏であり
場所で言えば「私のなか」
 「自分で 、狭間の空間」
そう、最初は「みんなの夢に出る」「世界を観る為に創った 私の場」である。


 実際問題、ここ屋根裏へゆく手段としては
以前は「青のホールから ピンと来た道へ入る」
 若しくは「自分が寝る」、所謂「夢の中」
そんな感じで辿り着いていた。

 だけど この頃の私は
「いろんな手段」を使える様になっていて。

 今日は「青の廊下」からやって来ているし、
なんとなく「ここは夢の中」だと思っていたけれど 勿論昼間に来れないことはない。


そして「今の私」、その高い視点から観ると。

 「この屋根裏空間自体」が「裏側」、「潜在意識」であり
だからこそ私はいつか、「神になんてなりたくないと思っている」
 その「浸透性」を拒んでいたんだ。


そう
確かに
ここ屋根裏」は「ぜんぶ繋がっていて」、
 隠し事はできないし
 「邪な妄想も」
 「危ない計画も」
 「素敵な夢も」、ぜんぶが ある。

 だから
 「それを観ている私」は「みんな外の人」から
拒否されると思っていたし、誰だって「覗かれたくないこと」
 その一つや二つは ある。

そして
「今の私」は 公に、「その位置観ていること」が知られる立場にあって。

 
  そう、「して」、実際「その場所」をやってみて
 思うけれど

 みんな外の人は「観られること」の意味がわかっていないし
 結局
 「どちらもある世界を生きるこれから裏側を探求する」ということは
 「その 意味を知ること」でもある。


「    なるほど ねぇ。」

 そして「その想像をする 私のスペース」には
 「観られていることの意味を知って 態度が変わる人」
 「そこから進む過程」
  「理解を経るまでの期間」

  そんな「いろんな色の景色」が過ぎるけれど。


「  てか。 それすらも 「関係ない」。 いや、「関係はある」けど、「意味がない」のか 。」

 その「自分の理解方程式」を経て
またテクテクと歩いて 行った。







 「魔女部屋」

   その「目的地」を定めたからには

 「この仄暗い空間」は
 きちんと「青い場」へ その存在を変化させる。


    ふむ

      やっぱり


    改めて見ると  不思議


     以外のなにものでも ない な ?



そんなことを 感じながら。


「  ふむ  さて。  しかし。」

 「カチリ」とノブに手を掛け
開いた扉と共に ハーブの香りを嗅ぎ
「自分のなかみ」をスッと 「俯瞰」という目的へ 定める。

「   うん。」

 そして
そのままテクテクと 文机へ向かい
 この間の「考えて書いたメモ」をポイと捨てると
「湧いて来たもの」「閃いたカケラ」
 その「光の私のもの」だけを選別し、自分の中もクリアにして「ここからの準備」をするのだ。


「   さて。 ここから、だな。」

 そう、「私がやる気になった」
は。

「その時」が来たこと
「観れば わかること」、その両方を 指してもいる。

 だからとりあえず「頭を働かせない様に」、
丁寧に「無」のまま、紙を 感覚で並べて。

  「最近の 部分ポイント

それを繋ぐ様に 

 「メモ紙の地図」を どんどん拡げ

   「かたち」を 創り始めたんだ。








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