透明の「扉」を開けて

美黎

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19の扉 虚空

新しい軌道

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    「時が」

         「来たから」



   「差し伸べられた手降ろされた地図


   
    「新しい 景色軌道


  「もっと大きな 流れ」


    「真の調和」


 
  「もう 振り子の様に戻らない 世界」。




   ふぅ む 。


 ゆっくりと 大きく 「息を吸って」。

 力むと忘れがちな「呼吸」、それをきちんと意識すると 
 みんなの「息さえ 吸っていればいい大丈夫
そんなこえが聴こえてきて、「それが 今の私の真理」だと改めて思う。

 
 そう
 「視える」とか
 「観る」とか
 「見ない」とか、
なにかと力みがちな私に足りないのは「無防備」
 若しくは「ノーガードの状態」で

「ここでの私」は 「もう なんであり」を常態にしている私の筈であり
 そもそも「考えている」こと自体、余計なことだとも、言える。


   だよ ね。
 

 だから

 絶妙なタイミングで
  「はい どうぞ」と 明晰君が寄越してきた「いつぞやのヴェール」
  
それを取り出して被り「目隠し」を して。

 とりあえずはそのまんま、黒い廊下を進み続けて いた。


 そう、一旦 深く息を吸い、
 きちんと真ん中に立って 
  全体を捉えたならば。

 今「私が やるべきこと」は
 
  「整理」ではなく
  「一番高い視点から要点を拾う」、そんな様な「こと」で

 「この頃の私」プラス「すべての私名もなき光達」、その すべてを俯瞰して。


   「この時

        「ここでこの場で

  「自分の最善を取る」 と いう

   "すべてとのタイミングが合うこと"

 即ち「せかいと調和し あること」だ。


だから「なんだか ごちゃごちゃしがちな頭」、それにご退場願い
 「明晰君達」をせかいへ派遣して
 「必要」が集まってくるまで
  テクテクとリズムよく、歩き続ける。


そんな風に始まった「久しぶりのヴェールの道中」は
 黙々と
しかし着実に 距離を伸ばしていって。


   ぐるり    ぐるり と

  「回廊」を廻るうちに

   「自分の軌道」、 その「新しい 跡」が視え始め

  「なんとなく 掴めてきた せかいの言いたいこと」に。


「   成る程。」と
 またひとり、感心して唸って いたんだ。











「     ふむ。  して さて   はて。  成る程とりあえず、ポイント中心は そこ か。」


 まだ「理由」は視えない けれど。

今 せかいが「最大のポイント」として私に提示している点は
 「目隠しをしていること」
そこであり、そして それに付随して。

 先頃 
  出て来た 「私の思う 真の創造」

その「これまでの色が全く入らない場のエネルギー」が「その大事な要素なのだ」と。
 みんなが 煌めいている、その加減で わかる。


「     ふむ。」

 今 スペースに廻っているのは

 「これまでより 一等大きな展開図宙の図」で

それは「大いなる流れ」と「その中の 私の位置」を示し
 そして「そこ」は「私がこれからやる場所役目」、それなのは わかる。


「   うん、「わかる」ん  だけ ど ? ?」

 あまり「考えない」、様にして。

  ただ 「その宙を 眺める」

それに留めるけれど 
 全体から感じるいろせかいのいいたいこと
  「せかいは そう意図している見守っているから」
  「私は目隠ししていていいそれしか見なくていいし」
  「寧ろ 

 そんな「いろ」をしている。


そして 「それ」は なんでだろうと思って。

  
  そのまんま じーっと 静かに眺めて歩いていると

 徐々にまた 「新しいいろ」が視えてきた。



    ゆっくり

      ふわり   ゆらり  と

  少しずつ
   少しずつ

      拡大しながら。


  「流れ」 「交差する」

     「いろんな 星の軌道」


 そして その「もっとずっと 遠くにある星」の


「    ほう ?」

 その「拡大しているそら」は
  「これまでよりも もっと大きなスパン」を描き始めて いて

 「予測」
 「経験則」
 「計算」ではを廻ることが 
  観て いればわかる。


  
   なるほど 確かに。


 「拡大して」
 「新しいものが加わることにより」、
「全体の軌道」は「新しい調和ハーモニーを創り」
 そしてそれは「これまでとは全く違った世界を創る」からして
  は 目隠しをして下を観ずに


  "その 創造"
        を成らせなければならず

 ずっと前に通ってきた「生じる 瞬間」
    「あれ」を 「やる」のだ。



「   うん ?」

 だから
 「それは 降りて来た」けれど
 「どういうこと?」と 思っている頭を また横へ置いておいて。


  「その 感覚」が跳ばない様、
 「キラリ」と光ったヴェールの「煌めき」を映しながら

  サクサクと絨毯を踏み締め 

 青い空間へ 帰ることにしたので ある。
 
  

 





 
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