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19の扉 虚空
道
しおりを挟む「 運命の、分岐 みたいな? 結局選択で道は幾通りにもなり得るってこと 。」
「なるほど。………確かにこれまでの慣習通りにしていたら、全く「その道」は辿れない事になりますからね。」
「 うん。 ある意味、「その歴史」と 言ってもいい 」
「確かに。」
「 あくまで、「道標」、だとは思うんだけど。 でも、結局「人生の設計図」って 「そういうこと」じゃない?具体的に「これこれで、こう」って詳細が決まってる訳じゃない。」
「でも、人は「具体的な物」とか「手段」を示されると安心しますからね。」
「 そうなんだよね 。いろ、だけ読み取って 「そんな風に」、して くれればいいんだけど。」
「まだちょっと時間は掛かるでしょうね。でも、その為の「ヨルの本」ですけど。」
「 てか、題名は変えてね?」
「………そうですね。ラガシュ辺りが五月蝿そうですから………。」
「 フフ まあ そうだね。」
あれから 自分の中で
ある程度の纏まりがつき、せかいの言いたいことを飲み込んだ私は。
トリルに、ざっくりとその説明をしたのだけど
彼女は流石の「概要を捉える力」で
私の「なんとなく」を読み取ってくれた様だ。
そう、いつも通り
私は「ヨル語」を話していただけだが、トリルは翻訳をやっているだけあって「飲み込み」が早い。
それは やはり「私という主体」
そこから繰り出される「いろ」
そしてそれを読む彼女の「捉え方」が柔軟だからだと、今 観ればわかる。
だから「うん、いいネタ頂きました」と
そう言った彼女を船室に残して。
ひとまず私は、
私のカケラを 沁み込ませることにしたんだ。
テクテク
テクテクと
灰色の道を歩いて。
途中、「畑のみんな」に 手を振りながらも「何処がいいかな」と
落ち着ける場所を 検索する。
そう
実際
私は今 「混乱してもいて」、
いろんなことがわかっては きたけれど
なんだかそれらは
纏まりがなく 要領を得なくて。
「迷子じゃないけど 若干 迷子」
そんな様な 微妙な気持ちで歩いている。
だから 「そのいろ」にピッタリなのは
やはり「キラキラの石窟」だと思って。
まじない畑まで 静かに 歩いて行った。
「 よっ こいしょ 」
そんな感じで 大きく開いている「口」へ 入って。
いつもの場所に すっぽりと嵌まり込んで、大きく息を吐いてから
揺籠に挨拶を する。
「 うん、また来ちゃった。 ここは、なんか。 やっぱり 「素」を観たい時に、いいよね。 」
"そう かい?"
"いつでも 素 なのでは ?"
そんな風に 返してくる「ゆらぎ」の中で。
「 そうでも ないのかも。 」
そんな風に返した、「自分」を じっくりと眺めながら。
「混乱している私」から離れ
ゆっくりと
「自分」を 取り巻いてゆく。
"すべては 「逆」なんだ と 気付いた私"
"ただ 真摯に在ろうとしている私"
"すべては せかいの采配と 知っている私"
"探してしまう私"
"空気を 読む 私"
"感じている 私"
そう 先日 図書館で。
「私は 球体の中の
全体を観ている」
その視点が再び現れてから。
私は「その視点」に やや混乱していたけれど
それはやはり 自分の主観と客観が 混在していたからだ。
「 うん。 なるほど。 確かに そうね。」
ここで 「客観的に 視ると」。
「私は 流れに乗り 上昇しているが」
「その流れは「上」だけでなく「全方向への拡大」であり」
「結局 すべては「観える」からして」
「わたしのせかいには ぜんぶのいろがある」。
まあ
確かに。
「成る程」だよね
でも 多分「それ」を。
「現実」
「世界」
「体の目で」、見ると なんか ずれるんだよ な ? ?
?
だけど
「その図」を視ていて。
「私が 間違っている訳じゃない」、それはわかるんだ。
ちょっと 「ずれてる」けど
もう少し進めばわかる
「それ」は そんな「いつものいろ」をしていて
そしてまた
「今の地点」は 「通り抜けるところ」だから。
ある意味 「そういうもの」
そうとも、言える。
あ~、
でも
なるほど?
その、「モヤモヤの境界」
それをみんなは 今
私の前で 美しく再現してくれていて。
ずっと前に ここで見た
「氷か ガラスか」
そんな感じの「迷宮の様な場所」、
その透明な壁の間を 今 正に
虹色の気泡が 通り抜けている。
そして その
スルリ スルリと向こう側へ 渡る様子が
私の真ん中に
ぐっと 沁みてくるんだ。
「 うん、 わかるよ。 わかるん、だけど。 なんなんだろうな これは。」
みんなの 後押し
私の やりたいこと
自分の 在りたい姿
そんな「いろんな 純粋なカケラ」が私の周りを廻るけれど
なんでか
どこか
なにかが
自分の「受容」を邪魔していて。
その「素直なひかり」を 私は 今 受け取ることができない。
そう
多分
「ぜんぶ」、「わかっていても」、
「それができる」と「そうである」に成るには
"圧倒的な選択"が必要で
今 「移行の入り口」にいる私は。
この「モヤモヤ」も
「いろんなぜんぶ」も、すべてを超えて
自分にチカラを戻し
「最高のやり方で迎えて」。
「部分だけ」ではわからない、
大きな
「せかいからの提示」を 見なければ 成らない。
「 まあ 多分 そう、だよね。 」
"そう 思うので しょう ?"
"それなら"
"そう だ"
ふと「返ってきた シンプルなこたえ」に。
「フッ」と、自分を緩めて 笑う。
そして また改めて。
「頭」をクリアにし
みんなのチカラを借り「空」に入って
「散らばっている 自分」を 客観的に 捉え始めたんだ。
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