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19の扉 虚空
新しいエンジン
しおりを挟む私が 「そう」 決めると。
ゆっくりと 萎んで
静かになった みんなのひかり
そうして
石達の透明な煌めきは 遠くの光になり
徐々に
徐々に 。
深く 自分のなかへ
入り込んで ゆく。
ぐっと
ずっと
「深淵」を見るために 降りてゆく「なか」は。
「濃紫」か
「漆黒」か
「宙」なのか
「いろ」から「空間」への移行が感じられる 感覚
そう
「そこ」ならば「私のほんとう」が
眼で見れる様 展開しているに違いない。
そんな 「透き通った 自由」を感じ始めた 頃。
"ほう ?"
ドクン
ドクン と。
耳に「心臓の音だけ」が響いて くる。
そして また響くは
「それは 止まると死ぬ」
「流れ続けなければならない」
「走り続けなければ ならない」
その「どこかで」聞いた 声。
でもそれは。
「どれも 私の声」で
「ここまで走ってきた自分の声」
そして「これからも走り続けようとしている、自分の声」でも ある。
その「不思議な違和感」
「当たり前」だけど「そうじゃない」と叫ぶ
この私の感覚。
それと同時に真ん中に点ったのは「赤く丸いなにか」
「自分の 性質」
「根本」
「気質」 「強く 持つ 色」
そう訴えてくる、
それは今
鮮やかな「赤」を表し
「見るからに血の色をしている」。
そして 丸は同時に
「揺ら揺らと 揺らめき始めて」。
「燃え盛る 炎」それも表し始め
私に「その意図」を 伝えるんだ。
ああ なるほど。
そういう こと か。
「今の 自分の深淵」、その「なかみ」は。
「止まると死んでしまう」
「止まることなく 走り続ける」、「私の心臓」が強く光っており
ここまで「その核」で 自分が走ってきたのが ようく、わかる。
そして
確かに「それ」は 大切な「炉」で「焔」でも
あるけれども。
それはきっと「もう違う焔」で
私はそれも「ひかりに変えて」。
"新しい ほのお"を
灯し 輝かせ
"やり直さなければ"ならないんだ 。
ひとつ、「吐く」でなく
「感覚の呼吸」を置いて。
しっかりと またその深淵を見つめるけれど
確かに、未だ 私の奥には。
「どこまでも見たいと思っている自分の心理」が あり
そして
そこにはやはり、「求める色」が含まれている。
だから
その「どうしても動いているエンジン」を。
「動かなければ 死んでしまう」というところを超えて、
「ただ 存在する」という「光の在り方」へ
挿げ替えなければ ならない。
「 成る程。 」
その「図」を。
静かに戻ってきた
みんなが 映してくれているけれど
キラキラと 光る
「クリアになった私という器」、
「その胸」が パッカリと開いて。
そこにあった「赤の心臓」が
「光の心臓」へと 取り替えられ
「ピタリと閉まった その胸からは」
「全身に 光が行き渡り始めている」。
ああ
でも 。
そうだよね
その
そもそもの「エンジン」「動力」「方向性」が
違うんだもの 。
「自分のハート」に
「全く 違ういろ」が 収まったのを 観て。
ことばにならない、「意味」が 沁みる。
そして 自分が「方向性」、その言葉を 当て嵌めたのも、観て。
「方向性」という言葉の中に含まれる
「矢印」すらも、ないところ
その「無」「空」「然」というエネルギーを使い、
「己を生まれ変わらせるのだ」と 知る。
なるほど、
確かに。
結局 「ちぐはぐ」だったのは、 そこか 。
そう 私は
ずっとずっと「いろんな色」を 降ろしてきたけれど
それは言わば「頭の中の澱」で
「行動パターン」「思考」「既存のルール」だ。
だから「発して」「やる」、その一連の流れと行動は「できてはいるけれど」
「やりながらも」、
「どこか」
「なにかが違う」という違和感が 段々と出てきていて。
「それ」はやはり
「自分のなか」の「ずれ」で「ちぐはぐ」、
その動きの「元の素」とも言える「動力」
即ち「エネルギーの質」が もう違うからなんだ。
それは 「いつから」かは わからないけど。
きっと
「スクリーンの 意味が変わった頃」
「私が世界の生命力を反射しなくなったから」で
だから 「己の心臓」を 挿げ替えて。
今 ここから「新たな出発」をするのが わかる。
「 ん ? だよね ? ?」
イマイチ、頭では 理解できないけれど
「光の私」は「当然だと知っている」。
そして
「それ」は「そう」なんだ
だってそもそも私達は本来「この形」に寄与していない。
そう「そのために 創られていない」し
「そこで役に立つ為に存在していない」からだ。
なる ほど 。
だから
"身を まかせよ"
それだけ言った、石窟のことば通りに。
そのまんま、ゆらゆらと揺られながら
ただ そこへ浮いて いたんだ。
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