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21の扉 原初
だから私は ここにいればいい
しおりを挟むあれから
暫くの時が 過ぎて。
世界は 相変わらずだけれど
私も相変わらずで
"これから
世界の目は せかいへ向いていく"
その真理に相槌を打ちながら
「だから 私はここにいれば いい」と。
今は 自分の位置を
日々着々と 沁み込ませている「ところ」だ。
そう、やはり
日々は
「突然ガラリと変わってくれるものではなく」
「私全体のいろ」が徐々に変化するのに合わせ流れてゆき
自分が 積んだ分だけ。
きちんと反映するからして
私は「瞬間の意味を理解し」
「ただ それを超えてゆくだけ」なのだ。
「……………なぁんか。あんたの、目って相変わらずコロコロ色が変わるのね。」
「 そう?」
「そうよ。元々黒じゃなくて、曖昧な色だったけど。ここに来てから「青」やら「ピンク」やら「金」やら、なんだかよく分かんない感じになってたけど?………この頃は、落ち着いて「銀ぽい白?」だったけど、今はまあ、どれかって言うと「青い」、かしらね。」
「 そうか。」
だから
今日も 今日とて
「いろんないろ」を 沁み込ませながら。
"瞳で 会話しろ"と いう
「せかいのこえ」に従い、ソファーに丸くなっていた朝を 見つめていたのだけど。
「それ」は
朝にとっては「恐ろしく」見えたらしくて、
私がまた何をやらかすのかと、訝しげに見てきたかと思ったら「色の変化」を 口にし始めたんだ。
だから 私も「そうなのか」と「その変化」を自分でくるくると 追いながらも。
「瞳で会話しろという せかいの意図」
それも読みながら つらつらと独り言を漏らしていた。
「 だから、結局。 「待ってないで 進んで」「求めず ただ在れ」って、ことなんだよね。 でもつい、「まだ?」って周りを観ちゃうのが中々直らないんだよなぁ。 」
「 でもな。 「それ」が ダメなわけじゃない しな。 うん」
「 なんだろう、この。 「静寂の時」に チラッと視える。 アレ。 それを、追って。 うん、「追う」というか そこを観て、「ただそう在る」んだけど。 」
「 この 「モード」が。 まだ、「焔の心臓」の時が多い? うん、大分変わってきてるけどまだ割合としては「多い」んだな。 」
くりくりとした「青い瞳」を見つめながら。
「瞳で 会話しろ」というせかいの声に合わせ
なんとな~く「朝を観ながら」「いつもの独り言」を漏らしていると
「その なかみ」は きちんと伝わっている様で。
「言葉通りの意味だけ」でなく、私の「いろ」をしっかりと読み取れる朝は
流石に適切ないろを流して くる。
「あら。………成る程ね。あんたはどうしても自分を「まだまだだ」と思っちゃう傾向があるからね。まあそれが良いブレーキなんだろうけど。」
「 うん 」
「でもさ、あんたが思っているよりも。…そうね、世界はちゃんと変わってるわよ。」
「 そう? そうね 、 そうか。」
「そう言ってくれる朝のいろ」を 観て。
"それは 「信頼」のはなし"
そのポイントに ハッと気付く。
成る程確かに。
「変わっていない」「まだまだ」
そう思っているのは私で
そして。
「今この地点にいる私にとってのそれは 思い込みに近い」。
そう、私が創って それを観るのだから。
そう思っていれば そう成るし
そう思っているから、そう創られるからだ。
そして
ここで「パラドックス」が出てくるけれど。
実際 今 そうなのは
紛れもない事実
それであり
しかし「私がそれを観てもそのまま映さず」
「ちゃんと創っているからなんの問題もない」
それを採用して在ることが 何よりも大切なんだ。
だから「さっきの自分の返事」が。
「 そうなの?」
「そうか」
「 そうだよね」
「 確かに 「そう出来上がる」し?」
「 そうか、それって 私が私を信用していないし 私がみんなを信用していないことにもなるな?」と なったのだ。
「 うん 」
そうなんだ
その「みんな」は
勿論「せかい」でもあるが
「私以外のみんな」でもあり
それは先日から軸として据えてある
「どの 光も同等」「私達は等しい」という観念
「私ができるならばみんなできる」位置であるし
勿論それが「私の真実」である。
「 だから か。 ここだよね。」
そう、その「微細なレベルで蔓延る 巨大な巣食う部分」を 逐一訂正して。
しっかりと 描き直し
「光で創り変えてゆくこと」それが 大切で。
結局 光の網をどれだけ拡げることが出来ても
私が そうで在れば
実際には なんの 意味もない。
だから、
なにを する とか よりも。
「そこ」が一番、重要なのだ。
「あのさ、あんたは期待値が大きい、いや「理想が高い」と言った方がいいかしら?だから、あまり変わってない様に見えるのかもしれないけど、これまでのここにしてみればこんなの天地の差だからね??」
「 ああ うん そうだね ?」
そうやって
私が 一人納得している間にも
朝の「世界の景色講義」は 順調に続いている。
「あのさぁ、ラピスなんかも表面上はあまり見えないかも知れないけどね?私達には分かりやすいのよ、ホラ人間の色ってこっちには確実に影響するから。猫達への接し方も変わってるしね………なにしろ 」
「………ここは圧倒的に空気が違うのが大きいわね。スピリット達だって、見た?いや、聞いた?他の区画でも「見た」って言う人が増えてるらしいわよ。気の所為レベルかも知れないけど、イストリアは「それすら、これまでは無かった」って。はしゃいでたわよ。それでさ 」
「イストリアがはしゃいでいた」
その「表現の部分」にクスクスと笑いながら。
しかし、朝が話してくれる「私以外の目で 見る 世界の景色」
それがぐっと染み込んでくるのを感じ
そのまま「朝のいろ」に身を委ね、変化の風を感じる。
こうやって 朝が話してくれること
「それ自体」がせかいの采配で。
「私はそれを聞き 沁み込ませること」で
「流れは緩やかにもきちんと流れていて」
「時代はきちんと極まり」
「必要が起こること」
それを 「実感すること」が仕事で あり
「この位置の役目」
そう、今一番大切な自分の役割は
「その実績をきちんと見つめ」
「流れを先に進ませること」で
私は もっときちんと 自分をわかって。
「正しい 眼で 自分のことを観て」
「それをようく感じる」、
そこが 必要なんだ。
だから 素直にそのまんま
「適当に相槌を打って」、くるくると廻る光達を 眺めていたら。
案の定
「聞いてるの??」とツッコんでくる青い瞳に向かって
「ニヤリ」と微笑んでおいたので ある。
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