透明の「扉」を開けて

美黎

文字の大きさ
1,841 / 2,079
22の扉 生成の場

育む

しおりを挟む

 風は 
   直ぐには変わらないけれど

  二、三日すれば ちゃんと変わる 。



 朝 起きて「空気が変わっていること」を 確かめて。

「さて 今日は どんないろ」
 それを眺めながらも 辺りを浄め
 「今日の支度」を 整えていく。


 浄めること
 カードを引くこと
 天候を見ること
 空気の色を 感じる こと。

その、どれもは「日常の小さな儀式」と なり
 私はいつでもそれを使って。

 「変わる」し
 「変えれる」し
 「決めて」、「跳ぶことができる」。



「    さぁて?」

 そうして日課の掃除が終わった 後
「一旦の区切りを付けておいた かたち」
 それを 視て。

   そろそろ かなぁ 

  と 思いつつ、なんとなく「スペース全体」を探り
 「その熟成具合」を 観ていく。




    引こうか

       どう しようか


   どう「いろ」を視るか

    ヒント糸口を 貰おうか 。


 チラリと 棚と壁にある「道具達」、その「私の仲間」を観て
「今 どうしたいのか」自分のなかみと 照らし合わせてみる。

それは自分のなかの「風向き」を視る為で
 「適切に「己を風に乗せ 運ぶ為」」、
いつでも自分を観察して滞らない澱まぬ様、タイミングを図る必要があるからだ。

 
 そして今 「私のカード」は
  「占うもの」ではなく
  「区切りに使うもの」で

 「自分がに使うもの」、
そして
 「その「こたえ」を観て風向きを読むもの」、
  そんな感じの「会話連絡」に使える、ものである。

 
「   そうね 。」

 というか そもそも。

私自身にあまり「質問」は ないし
 「どうすればいいか」はわかっていることが多いのだけど
「そこにスパイスを加えてくれるもの」が道具や神具であり
 「共同創造の仲間達」だ。


「    ふむ。」

 だから スペースに「そろそろ 投下しようか」
  そんないろが 浮かんでくるのを 観て。


「 じゃあ」、と「今日に適当なカード」
 そのいろを浮かべながら サクサクと準備を始めていった。



 
   「夢」「理想」 「幻想」「幻惑」

     「コンパス」「目的地」「未開」「新天地」

   「開拓者」「オリジナル」「変わり者」「癖の強い」

  「深海」「隠者」「静」「沈」


   「絡れた光」「そうでなかった運命」

     「許し」「解放」「受容」「寛容」

  「置いていけなかった すべての 光達」 。



「    ふむ 」

 カードを 引くと。

「一応の 紐付けられた言葉」、それは浮かんでくるけれど

 実際「それ」は私にとって「深い意味」は持たず
「シンボルとして情景を伝えるもの」として 作用している。

 そう、私が創った「いろのカード」以外は
表面的な意味これまでの世界」で作られたものを使っている為、それらが囁く色はシンボルとして捉える様に使い
 後は 「私の光の網」が拾ってくる「ことば」を観ていくだけなのだ。


 例えば
  「光の絡まり」「もつれ」
  「そうではなかった筈もの」
 それが意味する「悲劇」は

「今 解かれた世界」にいる私にとって「正しく繋がり直す光」を表すし
 
今日引かなかったけれど この頃よく出る「支配」「嫉妬」「怒り」なんかは。

 その どれもが「強いエネルギーチカラを持つもの」で
 だからこそ「上手く使って 上がることができる」。

だから
カードは今 
  「すべてがあるところにいる私が」
  「何を使って」
  「どう表すか」
 そのヒント取っ掛かりを掴む為の相棒であり
頭に戻りがちな自分の「繋がりを変えてゆくもの」、そのツールである。


 「つい 「定型分」に陥りがちな 思考の働きを壊すもの」
 「思ってもみない方向から 壁を崩してゆくもの」。


 その「壁」は
毎瞬存在する「膜」みたいなもので
 言い換えれば「私の思い込み」、「古い色」であり
「瞬間を塗り替えてゆくことが必要な自分」にとって「今 有効なやり方」だ。


 ずっと 「いろんな世界」を観ていて思うけれど。

「日々を生きる」ということは
 ともすれば「ぬるま湯に浸かりがち」で
「必要が」、変わらぬ様に私達は癖付いているし
そもそも「本質側にあること」は 「なんにもないところにいること」だから。

 「艶やか」でも「華やか」でもないし
  「ただ 穏やかで満ち足りている」、そんなで ある。


 そう 「ただ穏やかで満ち足りている」、
それは字面で見れば「理想」に思えるけれど
ここ感じるところにいるならば 

 だから 私も まだ惑うし。

 「見たい」とも
 「感じたい」とも思うし
 「味わうこと」は楽しいし
  そこに「嵌りたい」「落ちて行きたい」とも 思う。

でも
 「自分の世界」に居ることに慣れてきた今は
「あ そっちじゃなかった」、と気付く瞬間が増えてきたから。


  "出来上がりつつあるもの"が 感じられて

 そしてまた"そう感じること"で それは成長し

  日々を経て 「育まれて」。

   
もう直ぐはそれを観るし
 また新しい納得を経て 日々を超えてゆくのだ。


「    まあ。 「待っちゃう」のは。 これは仕方ないか。」

 だから それが「生まれたくなるまで」、
  焦らず待ってあげること
それを再び念頭に置いて。

 
   「今の いろカード」を棚に並べ

  「しるし」として 置いておくので ある。






しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

側妃契約は満了しました。

夢草 蝶
恋愛
 婚約者である王太子から、別の女性を正妃にするから、側妃となって自分達の仕事をしろ。  そのような申し出を受け入れてから、五年の時が経ちました。

【完結】離縁ですか…では、私が出掛けている間に出ていって下さいね♪

山葵
恋愛
突然、カイルから離縁して欲しいと言われ、戸惑いながらも理由を聞いた。 「俺は真実の愛に目覚めたのだ。マリアこそ俺の運命の相手!」 そうですか…。 私は離婚届にサインをする。 私は、直ぐに役所に届ける様に使用人に渡した。 使用人が出掛けるのを確認してから 「私とアスベスが旅行に行っている間に荷物を纏めて出ていって下さいね♪」

笑う令嬢は毒の杯を傾ける

無色
恋愛
 その笑顔は、甘い毒の味がした。  父親に虐げられ、義妹によって婚約者を奪われた令嬢は復讐のために毒を喰む。

初夜に大暴言を吐かれた伯爵夫人は、微笑みと共に我が道を行く ―旦那様、今更擦り寄られても困ります―

望月 或
恋愛
「お前の噂を聞いたぞ。毎夜町に出て男を求め、毎回違う男と朝までふしだらな行為に明け暮れているそうだな? その上糸目を付けず服や装飾品を買い漁り、多大な借金を背負っているとか……。そんな醜悪な女が俺の妻だとは非常に不愉快極まりない! 今後俺に話し掛けるな! 俺に一切関与するな! 同じ空気を吸ってるだけでとんでもなく不快だ……!!」 【王命】で決められた婚姻をし、ハイド・ランジニカ伯爵とオリービア・フレイグラント子爵令嬢の初夜は、彼のその暴言で始まった。 そして、それに返したオリービアの一言は、 「あらあら、まぁ」 の六文字だった。  屋敷に住まわせている、ハイドの愛人と噂されるユーカリや、その取巻きの使用人達の嫌がらせも何のその、オリービアは微笑みを絶やさず自分の道を突き進んでいく。 ユーカリだけを信じ心酔していたハイドだったが、オリービアが屋敷に来てから徐々に変化が表れ始めて…… ※作者独自の世界観満載です。違和感を感じたら、「あぁ、こういう世界なんだな」と思って頂けたら有難いです……。

私に姉など居ませんが?

山葵
恋愛
「ごめんよ、クリス。僕は君よりお姉さんの方が好きになってしまったんだ。だから婚約を解消して欲しい」 「婚約破棄という事で宜しいですか?では、構いませんよ」 「ありがとう」 私は婚約者スティーブと結婚破棄した。 書類にサインをし、慰謝料も請求した。 「ところでスティーブ様、私には姉はおりませんが、一体誰と婚約をするのですか?」

ねえ、テレジア。君も愛人を囲って構わない。

夏目
恋愛
愛している王子が愛人を連れてきた。私も愛人をつくっていいと言われた。私は、あなたが好きなのに。 (小説家になろう様にも投稿しています)

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

処理中です...