透明の「扉」を開けて

美黎

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22の扉 生成の場

つり合い

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 結局 「畑の現状」は。

私が 観るに
 「地に足付けることが必要な人達」が「こぞってそれを欲した為」、
 「一時的に起きている供給不足」
そんな感じの「こと」だ。

そして 確かに「この眼」で 観ると。

 ラピスの作物は「グラウンディング力」が強くて、まじない畑の作物とは「質」が違うのがわかり
「用途によって 使い分けれる」のが わかる。


「   ふむ」

 そして「この事実」が判明したのは
「まじない畑」と「グロッシュラーの畑」、そして「ラピスの畑」で出来た作物を研究していたイストリアの功績で

 だがしかし
  「その結果」に飛び付いた銀の家から。

 何処からともなく「噂」が漏れ、いろんな方向から要望が 殺到した為で ある。


「…………全く。あの者達は、何も学んじゃいないのかね。」

「直ぐに理解できる様であれば。…こうは、なってなかったという事だよ。仕方がない、どうにか調整するしかないね。」

「分かった。」


 そんな「食堂での会話」からの、この「調査検分」であったけれど
実際 私は ここに 来て。

  「想像通りの結果」よりも
 更に「面白いこと」を見つけたからして、
きっと せかいは「次にこれを観ろ」と この事実を寄越したんだろう。


「   そう、なんか。 「つり合い」って。 「翻訳」に、似てるけど 「なんか違う」んだよなぁ  」

 そうして 
テクテクと森へ向かって歩きながら「さっき思い浮かべた こと」
 それをスペースに 舞わして。


 キラキラと ひかる"つり合い"

   「星達との コミュニケーション」

    「世界との コミュニケーション」


 「強さチカラ」を
  確かめて みるけれど

 確かに「それ」は 違っていて
だけど「その違い」が 「どう違うのか」と思って。

 「チカラ」なのか
 「距離」なのか、
その「原因要因」であろうところを探るべく
 スルスルと自分のなかへ 潜って ゆく。


そう、今
「自分のやりたいやるべきこと」は
 「現実の問題点を解決すること」でなく
あくまで「私という景色くくりのなかみを視ること」

 だから「気になった点」、そこを探れば
 また「私に辿り着いて」、
  「より 広い景色が観え」「知りたいことは すべてわかる」。

だから
 ここまで導いてくれた景色
それは もう背後に置いておいて。

 「そこ」は担当者イストリア達に任せ
私は自分のなかへ どんどん進んで行けばいいのだ。


「   よし。 」

 そうやって「辺りを舞う 景色いろ」に折り合いを付けると
丁度よく入り口で迎える木々達が 私に向かって「おいでおいで」を していて。

   招かれ 「不思議狭間へ入る」

 そんないつもの気分になった私は
「そのリンク」を楽しみながら、木々に挨拶をして
 緑の口の中へ 足を 踏み入れたので ある。





  足元の 草

   そのまた下にある 土

    向こう側の遠くの木と この木


  木々を越えてある空 と

    そのまた上に 超えてある宙


  それは「距離」か

     「強さ」か


   それとも ?


    「あっち」から「こっち」へ

 そう見ると「翻訳」っぽい けど。

   ふむ


   あー  でも  そうか

  「翻訳」って「みんなに向けて」だから。

    なんか 少し「ずれ」が出ちゃって
   しっくりこない

 そう、「つり合い」って
    「個」対「個」だから。


  確かに「強さ」も「対象によって違くて」、
  「距離」が違うからそうとも言えるし
  「対象が違う」から「強さも異なる」とも言えるし


  うん?  てか  ややこしくなってきたな

 
    まあ  だから。


   「こうやって つり合いを取ること」って

   難しくて 「やって」「わかる」しか

     ないんだよ な ぁ



「   ふむ ?」

 ピタリと 立ち止まって
 「自分のくるくる」が 帰結したんだか
  なんだか
 わからなくもなって。


「  いかん。」

 ピシリと「位置」を戻し、改めて「シンプルに」こたえを視て みると

  "今 私が取っている支えられているつり合い"というのは
  「これまで回収してきた 光」、即ち「光の基盤」で あり

  "「自分」が せかいすべてから支えられて愛されている図"

 纏めると「自分のやってきたことの結果」で ある。


「   え   うん。  ふむ?」

 だから
その「何言ってんの 当たり前でしょ」と いう
 せかいからのこたえを 視て。

「自分が何を探していたのか」、わからなくなって
 再びくるりと、「向き」を変えて 観る。


   「コミュニケーションを 

 その「チカラ」

   「発する 強さ」

     「行き先」 「矛先」

  「求めている もの」

   「答えて欲しかった 」。



「   あ 成る程   そうか。」

 それを改めて観て みると。

自分が どれだけ「これまでの世界から お呼びじゃなかった」のかが わかり、
 「だから 返事はなかった」
 「私の欲しいものは そこになかった」
その事実が 観える。

そう、
 「発する強さ」も「矛先」も「欲しいこたえ」も
事実景色

 それが如実に視えて。

なんだか 「可笑しさ」と共に込み上げる納得感に頷きながら、 
 「今視るべき矛先」へ視線を向け直し
「それで、なんだっけ?」と明晰君に問い掛ける。

 すると 彼は
 「私が せかいと世界と、 つり合いを取っている図」を 持って来て。

 「これを 視て表現すれば?」と
「真ん中で光っている私の図」をみせて、促しているんだ。
   

   ふむ。

 「それ」は 確かになにか。

「私とせかいのつり合い」、それだけを示している様には観えなくて
 なにか まだ「奥」に「もっと先」が 隠れている様にも 観える。

 
   まあ 「そう」だよね
  そう、
    「つり合いを取っている」のは わかってるのよ

 そして「これまでの世界」とは 「それ」が合わなかったのも、わかるし

  ふむ  
  だから 「そこ」だけじゃなくて。


  もっと 奥
   いや 「奥」というか

  そうね なんだ? 

  「」が

   「構図」が 違う ?  ?


  そうね、「円の中心で 光り合う」、それも
 そうなんだけどまだなにか。

   なんか こう、「ずれ」「差異」

    「色調」 いや「リズム」


「  あ 」

   そうか。

  成る程「ハーモニー」だから?


「   成る程? そういうこと?」

 そうして「丁度 ピタリと嵌った 景色」、
その「泉と家の前の景色構図」に ポンと手を打ち鳴らして。

「 成る程ね 」と、庭に出しておいた椅子に座ると
 そのまんま、泉の中に浮かぶ「小鳥」と「葉」の景色構図も眺めて。

 
   なるほど   なるほど と

一人で深く 頷きながら

 その「調和ハーモニーを奏でる景色」を

  観て いたので ある。
  
 











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