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22の扉 生成の場
テンポ
しおりを挟む確かに
「つり合い」、それは
私の中での「リズム」、それも 表している。
回る レコード
捲られる 楽譜
交差する 旋律
「主旋律」と「対旋律」
そして 「メロディを奏でる目立つ音」と
「リズムを刻む ベースの 音」。
「 はあ。 ふむ。 ほぅ ?」
そうやって 自分の中で
「いろんなテンポ」を 鳴らしながら。
「 確かに。」と
「現状」をきちんと眺めてみれば
「今 世界は一旦終わり」
「崩壊から再生の流れに入っていて」
「既に新しい世界ではあるが」
「現場はまだ荒廃しており」、
「正しいテンポへ戻るのには
まだ時間が かかる」。
だから私は
「ただ自分のチカラを全開で出す」のではなくて。
「世界」に対して
「現状のリズムに合わせて始め」、
「そこから調を徐々に変えて高く謳うのだ」。
「 その、「間合い」? だから「つり合いを取る」のが、今の仕事 ってことか 」
そう、「せかい」に対しては
「いつだってストレートで いい」。
星々に対しては 「本来の私」であれば良くて、
ある意味ここまで来たならば
「世界に対して」の方が「本来の私」からは 距離がある。
「 成る程? 」
だから 「そのぜんぶ」に納得しながら
「小鳥の波紋」と「落ち葉の波紋」、それがぶつかって混じり合い
「また違う波紋を創り出す」のを 観て。
ふぅむ なるほど
と 大きく息を吐きながら
光る水面を 眺めて いた。
小さな 微細な 「波紋」
それを起こす「小さきもの達」
鳥達が起こす 大きく 広く拡がる「波紋」
だがそれも 「小さき波紋」に 出会うと。
「共に ひとつの紋様を描き」
「異なるかたちが生まれ 拡がってゆく こと」。
「 そう 、なんだよ ね。 」
ふぅむ 。
ただじっと 「小さな泉」の方の 水面を観ながら。
私が
想像していたのは
「世界に合わせて謳う」のところで
そのイマイチ掴み難い、「点」を。
きちんと 「今の自分」のレンズに合わせて視ることで
「正しく描く」、そんな様な ことだ。
「 だよね。 多分、これまでは「他の世界」に 合わせようとしてたから。 なんか、どうしてもずれてたんだけど 私が今 合わせるのは自然で ふむ」
もう、「他人の世界」は 完全に放って おいて。
私が「合わせる」のは 「現状」「自然」、
「このテンプレート」である、「世界」で
「ゼロスタート」している世界は 疲弊してもいるから
「それなりの手当」が必要であり、
それが 「目線を合わせること」
「必要な分、手を掛けること」で
言い換えれば
「世界に責任を取り 共に歩むこと」で ある。
「 成る程私は 「指揮者」、だからな 。」
そう言いつつ、オーケストラを想像するけれど。
確かに「パートのバランス」が悪ければ
そこに手を掛け アドバイスし
共に練習して 「思うところ」まで上げ
そこからまた「他のパートと合わせ」、徐々に「全体が 練り上がってゆく」。
だから そんな風に。
私は
「天から降ろした楽譜」を
「この場で奏でる為の必要をこなし」
全体の指揮を取って
「私の世界」を実現させる道筋をつける。
ふむ。
そう、「最高のハーモニーを奏で続けていれば」、
「それ」が 「形に成り」
「実際に 目にできる」。
「 だよね 。」
そして おまけに
「それって どう」「やるの?」と いう「いつもの質問」が出て来たところで ゆっくりと立ち上がると。
なにしろ 「お茶でも飲もうか」と
テクテク 家の中へ入って 行った。
お湯を 沸かしている間に
茶器を用意して
「カップ」「ポット」「茶葉」のお気に入りを自然と揃え
小さく息を吐くと
窓の外に見える、泉に「キラキラと反射する光」に 気付く。
「 美しい な。」
ポットに手を 掛けたまま
じっと「遊ぶ光」を 眺めて。
「私が 世界に対して取れる 責任ってなんだろう」って
虚空へ尋ねてみるけれど
今、「これ」というこたえは見当たらず
だから「それは まだ時期でない」のが わかる。
「 そう ね。 」
「コンコン」と 沸き始めるお湯の 加減を見ながら。
自分の「真ん中」でも その感覚をきちんと確認してみるけれど
「確かに「今 やるべきこと」があるならば」
「必ず私に「それ」はわかる様になっていて」
「今視えないということは それはまだ」か
「やるべきことは ない」ということだ。
そう、
私が
この立ち位置で。
"やること"
それは
「普通の行動」とは違っていることが多く、
「従来のやり方」や「実際の行動」ではないことも 多い。
「チカラを失っている 土を耕す」とか
「汚れてしまっている環境の浄めを行う」とか
自然に対する行動は 「今現在 みんなが取り組んでいることの一つ」で
だから ‘そこへ入っていって参加する’
「その光景を想像しても」、なんだか
なにかが違うのが わかる。
「 うん 」
沸いたお湯を 「ベストな瞬間」でポットへ注ぎ
ティーコゼを被せ
お盆へ乗せて カップと共にテーブルへと 運ぶ。
"スペースを 観察しながら
茶葉を蒸らし過ぎない様に すること"
"自分のベストタイミングを 見極めること"
「その点」を きちんとスペースに据えて。
だがしかし
「その なかにあるこたえ」も 同時に観察する。
静かで 「人間の音」のしない
この 緑の繭の中で。
今「視えるか」「視えないか」は わからないけど
「確かにこたえは ここにあるし」、
「私はある程度の「こたえ」は視たいと 思っている」。
そう、
その「こたえそのもの」でなくてもいいのだけど
「だからまだなんだ」とわかる片鱗や
「それっぽいいろ」、それはきっと目の前にあって
"私があの景色を観て ここに来た理由"に紐付くものは
必ず 今 わかる。
「 うん。 」
だから それを 視る為に。
丁度いい「いろ」になった紅茶を ゆっくりとカップに注いで。
「 オーケー 」
きちんと確かめた「いろ」に頷きながら
茶葉を取り出し、小皿に置いて
優雅な手つきで カップを手に取ったので ある。
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