透明の「扉」を開けて

美黎

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22の扉 生成の場

ただ 「迷い」を祓う

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「  てか。  あの、畑から始まって? いや、ずっと続いてる繋がってるんだろうけど 結局 「私という器の完成」が 言いたかったって こと ? ?」

 そんな 風に 虚空を探って。


   「器の 

 その「言葉尻」に 検索をかけるけれど
明晰君は「違和感」を持って来ず、ただ「迷いを祓え」と 言っている様だ。


「   まあ。  そう、だよね。  そう、でもある。」

 そう、この期に及んで。

しのごの言ってる時間瞬間は 「無駄」であるし
 「一旦の完成」を観ているのは真実で
だから私は「この理解」を 得ている。


そして
 きっと
 「この 理解のできない繋がりの視えない工程」こそが、
 "私が"で
それは「繋がっていない様に見えて」「繋がっているのだろうし」
 私はまた「上がればそれが観えるわかる」。


「   ふむ 」

 だから また「もじょもじょしそうな頭」
それを ポイと虚空へ放って。

「  てか。 そう、結局「 そう 」。」

 そう言って自分に太鼓判を押し、
きっぱりと 切り替えることに した。








「     成る程、そういうことか。  はぁ~ やっぱり、うん「否定」は 駄目ね。 ふむ 」

 白い壁面
 大きな採光窓

  きっちりと同じく白で塗られた手摺は 殆ど
  触れる人が いないからか。

今日も美しく艶やかで、埃一つも被っていない スルリとした手触りで ある。

 
 あの後、「いろんなもの」を 虚空へ放り投げて。

それから いつもの様に図書館にやってきた私は
 なんでか「読みたい本」を見付けられず
 「以前読んだ本」を ペラペラと捲っていた。



    はあ

       なるほど

  そう ね

    確かに 「ここから観れば」。


  そう  なりますね

   だから、か

    成る程?

  
   そういうことね 


   なる ほど ~ ~

     
     確かにはっきりと「わかる」わ。



「    ふむ」

その
 「一度読んだ本」は。

 「まあまあ面白かった」、けれど「もう一度読むのはなぁ」と感じていたもので
しかしなにも他に惹かれる本が無かった今、「なんとなく手に取ったもの」だ。

 だけど
 やはりそれには「理由繋がり」があって。


  「その時過去」に わからなかった感じなかったことが
  こと

そう、
 それは「私が拡大していること」を意味する。


  ただの「ストーリー」 
     「流れ」だと思っていたものが

  「理由繋がりあって視えて
  「そうなっていることがわかること」

しかもそれは「私がイマイチだと思っていた話の中に含まれており」、その時はわからなかっただけでなく「やや否定寄り」だったのだ。


「   うん 」

 だからそれは「わからなかった」と 言うよりは。

 「拒んだ否定したから 視えなかった」が正しくて
  だからこそ思う、「否定は可能性を潰すこと」
  「」。


まあ、確かに
 「そうじゃなくてもいい道」は沢山ある。

 だけれど「それじゃあ駄目な道」はひとつも存在していなくて
「その選択の理由繋がりこそが 自分の基盤になるから」。

 なにも
 どれも
  やっぱり無駄なんかなくて

 「どのストーリーも面白く魅力的だし」
 「いろんな色が あるから楽しい」。


「    なるほど。 」

 だから そんな納得を重ねながら。

久しぶりに読む「その本」を 新しい眼で
 ようく、観ていくことに した。







    ふむ


        成る程



     まあ    そうね


   そうだよね


     うん   それもわかる


   な~るほど


      確かに。

   

    ああ、  でも。


    やっぱり 「そういうこと」なの

                 かな 。



そうして 暫く
 「いろんな本」
 「いろんな 物語ストーリー
 その沢山の「人の人生といういろ」を 眺めていくに 当たって。

 私の なかに「積もってきた いろ」は

  「今 自分のやりたいこと」
  「歩くべき 場所」
  「いるべき 空間」

 その「いろ合わせをしている様子」で
私は幾つものストーリーを眺めながら「自分に合ういろ」を 無意識に探していると 言える。


「    ふむ 。」

 そう、今 「以前とは違う景色」が観えてきたから。

それなら「自分に合うものもあるのではないか」、と
 「いろんないろ」に当て嵌めようとしていたのだけど
 やはり「それ合ういろ」は無くて。

 そもそも
  "活躍している私"、
 「その 姿イメージ」に

  そう言えるのかも 知れない。


「   成る程確かに。 ふむ 」


  "これまでとは「違うかたち」で 生きる存在すること"

   
   "まだ 「そのかたち現物」は 視えないこと"

   "自分が 求めていること"


  "探っていること"


  "欲する欲望、それは 悪いことではないけれど"

      "適切に"


    "適当に"


      "最適なかたち で"


    
    "せかいに投げておく こと" 。



「    うん 」

 白い手摺に 反射する「美しい光」を 眺めて。

「その 自分の欲望の質」を きちんと確かめてみるけれど
 それは「見付けねば ならない」
    「ないと 歩けない」ものとは 違っていて
 
  "ソフトなチカラで せかいへ問う"こと

言わば「標準搭載された レーダー」みたいな ものだ。


「   ふむ? 確かに   」

   そう かも。

「その感覚」を きちんと真ん中ハートで確かめて。

 「いつでも」「何処でも」「何処にも」、付いて行っている
  「あらゆる世界で 自分の位置を探る機能」
 
 その「自分の部分」、
  「新しい能力」を 視て みるけれど。

確かにそれは
 「以前は 強いていたもの」だが
 「今はものこと」であり、
数多の扉を潜り抜けてきた私が技術チカラ
 そのものでも ある。


「   あ~」

 そうして ふと
   眼線を 手元の本に 落とすと。

「自然に開かれた ページ」には「器」という文字が燦然と輝いて いて
 「成る程」
 「これも 出来上がった「器」の機能」
それが自然とわかるし、だから
 「考えなくとも」「準備していなくとも」
 「その場になればわかるできる」、
 それが わかる視える


「   ふむ 。  成る程  ありがとう。」

 そう、それもまた
 「せかいからの こたえ」

  すべては「私の迷いを祓い 進ませるため」の布石導きのひとつで
  こういう「見えない 細かな捩れを解して」
  「シンプル」「単純」「ありのまま」の「わたし」へ戻り
  「より 大きなものを 創る」。


 だから   「ノーガード」

その「また出てきたフレーズキーワード」に クスリと笑って。

「  結局、 「そういうこと」。」

 そうポツリと呟いて

  本達をスッキリ
    片付けることに したんだ。
 
 






  

  



 
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