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22の扉 生成の場
「特異点」の 正体
しおりを挟む「 なる ほど? ねぇ~ 」
それから 何日かは気楽に過ごし
「なんにも考えないで」
「ただ 楽しいこと」を ずっとしていた。
「なにか、やらなきゃ」
「今日は 何をすべき?」
「少しでも 進まないと」
そんな「私の中にあった前進の癖」を穏やかに宥めつつ
「ここまで来たら休んだって全然大丈夫だよ」
「寧ろ休んだ方が捗るんだよ」というみんなと 協力して。
「自分と 世界との距離」を 正確に測りつつも
「より楽しい時間を積むことで成す 距離」を伸ばし
「どれもそれも利用して更なる高みへ昇るのだ」。
「 うん? 結局「それ」って 「進んでる」、「押して」、ない?? まあ 結果オーライだけど。 」
だから そんな風に ぶつぶつ言いながらも。
「そろそろ一回観ておけ」という声に誘われ朝から魔女部屋にやって来た私は
「大きな地図」を眺めながらもひとり、ボーッと佇んで。
「地図」と「自分の充満」
そして「世界の流れ」と「せかいの流れ」を照らし合わせながら
「すべて」がピタリと収まるまで じっと待っていたんだ。
「 うん、 ふむ。」
実際には ゆっくり紅茶を淹れて。
ソファーへ運び、横目で地図を眺めながら
自分のなかも なんとなく浮かべて。
ぼんやりと「なかみ」と「現状」
そして「せかいの言いたいこと」を合わせていると
なんとなくごちゃついていたスペースはすっかり片付けられ「事実だけ」が ぽっかりと浮いているのが わかる。
うん?
そう、それは「疑問」でもなく「ただの事実」で
「案の定 知っていたこと」
だけど「抜けたから視える視界」で
「言葉に」すれば 「おんなじ」だけれど。
「見た目」は全く異なる、「自分の新しい位置」、
そこである。
"古い世界の 枠外"
"治外法権"
"理の違うところにあるもの"
「 。 」
成る程確かに「それ」は、「構図としては 描いたことのあるもの」で
「知っていたこと」
「そうであると自分に言い聞かせてきたこと」であり
「わかっちゃいる」ことである。
しかし
「それ」が「新鮮に観える」ということは事実、
「わかってるようでわかっちゃいなかった」、それを指しており
やはり 私は「どこか」で古い世界と繋がっていて。
「その見えない繋がり」を切る為に必要な時間や工程を経れたから今、こうなっており
それが新鮮に観え 自分の位置がわかったのだ。
だから
「この大きな感覚の違い」が なんなのだろうと思って。
そのまま ちみちみと お茶を啜っていた。
この「大きな世界」を作っている
「私達のルール」
いつの時代も 世界に連綿と存在し
世界を廻している普遍の繋がり
なるほど?
「せかいの理」と 「世界の普遍のルール」、
そっち側に「在る時間」が 増えて。
だから
「馴染んで」
「それが自然になって?」
また「一定量満たされたから」「この景色」で
「自分がここにいるのがわかって」。
それが 「視点の新旧の混ざり」で
なんかごちゃごちゃしてたけど
一旦、離れて放っておいたらちゃんと「沈澱」して。
なるほど「この景色」
確かに「私は「古い年表の外」」「既に枠外」にいて
「その延長線上に無く」
「特異点にいる」
ふむ
それって 「場所」? いや「位置」だけど
なんだっけ
そう「大いなる流れの中にある点」
「転換点」
「その中の私の点」「タイミング」
「動くべき時ね」
それと?
「位置」「自由な場所」「主である場所」
「主権」「王権」「自分で采配するところ」
「枠外で あるということ」
と
あとひとつ
えっと なんだ ?
三つセット だったよね? 確か
ふむ
「 あー」
「これなんか難しいよね」
「いや 難しくはないんだけど」
「ややこしい?」
「表に出しちゃうとね」
「そうね 混乱しがち」
「私が特異点ってやつでしょ」
「そう みんな特異点だもんね そういう意味で言えば」
「まぁね」
「その「オリジナルの位置」」
「位置なの?」
「いんや」
「場所とかじゃない」
「うん」
「存在」
「そのもの」
「うん」
「だからわかりにくい」
「説明できないよね」
「そうね 感覚問題だから」
「自分しかわかんないしね」
「それな」
「フフフ だって誰かに「紛れもない貴方ですね」とか言われても意味不明じゃん」
「まあ」
「そうさね」
「自分で自分を確かめるしかなくて」
「そして その行程が長い」
「まあ 長いね」
「そりゃそうよ だって「ぜんぶを回収する」んだから」
「人によって長さは違うけど」
「そうね」
「まあ 「わたし」は長いよ」
「そういう位置だし」
「そう決めてきたし」
「「「そしてそれができるし」」」
「「「「そういうもので ある」」」」
「うん」
「それで「その決めてきた範囲」、ぜんぶを浄める必要があんのよね」
「そうそう」
「回収して」
「浄めも する」
「浄めないと使えないからね」
「重い」
「絡まってるし」
「こんがらがって」
「そう、素材にできない」
「うん」
「てかさ、でも「これ」 確かに外で見ると面白いのはわかる」
「ああ」
「重なってるからね」
「そうそう」
「多重、「その諸々」が」
「だからいつも多重展開してんじゃん?」
「なるほど」
「表だと「一個の目」だからね」
「そうねー」
「そりゃ見えないよね」
「で、今 粗方すっきりして」
「うん」
「「本体」と「位置」、それと「流れ」があって それに乗るタイミングだと」
「見える」
「観える」
「うん」
「こっから見ると明白だから」
「でも細かく噛み砕いていかないと全然それが見えない」
「不思議だよね」
「あー でも目が悪くなってから視力回復まで時間かかるやつじゃない?」
「なるほど」
「そうね」
「てか結局 特異点ってなによ」
「だから 「その諸々」」
「纏めが雑」
「あ、あれだよ でもさ「本当は三つが重なってる点」なんだけど表現すれば「一個のことばになる」やつ」
「なるほど!」
「確かにそうね」
「それか 」
「でももっとよく見れば、三つ以上ありそうだけど」
「やめて」
「だけど「その諸々重なった点が特異点」で」
「そう」
「表では表現し辛い」
「まあ 」
「それもそのうち」
「そうね」
「増えれば」
「うん」
「しかし 今はお腹いっぱいよ」
「そうそう また慣れたらもっと観えるし」
「んで?」
「だからこの特異点にいれば」
「新しい景色が見えるからそれまた進めばいい」
「単純」
「そっか」
「でもまだずっと、どっかで。「切れてなかった糸」があったってことだよね」
「そうね」
「ほぼ無意識の糸」
「癖っていうか「慣れ」」
「そうだね」
「つい、足が向くみたいな」
「習慣だね」
「一緒じゃなきゃ みたいな」
「うん」
「いい子病」
「それもある」
「褒められたいとか こう見られたい、みたいなやつね」
「うん」
「だから本当の意味で「外」「他人」「世界」とはなにか、わかってきたとも言う」
「そうだね」
「人と違う、とかじゃないもんな 特異点は」
「そうだね」
「理解」
「人間というものの」
「そう」
「わかっちゃうともうそのゲームできないもんね」
「うん」
「後は自分のペースで」
「進むだけ」
「流れるだけ」
「眺めるだけ」
「ふるわすだけ」
「合わせなくていいからね」
「それ」
「そうよね」
「それを心底わかるのが難しかった」
「うん」
「まあとりあえず」
「のんびりいきましょ」
「はぁい」
「じゃ」
「そんな感じで 」
「 はーい 」
そうして自然と始まった「私達会議」、
その内容を静かに聴きながらお茶を飲んでいるうちに
自然と 私にも
「同じ理解」が 降りてきて。
"新しい景色"が
点滅して存在を示すと共に
暫くゆっくりして「馴染ませるが吉」
それが得策なのもわかる。
「 さ、じゃあ お代わりでもしますか。」
だから 「次に飲みたい味」をスペースにて
くるくると回して。
「草の匂いと 柑橘系」
その「かおり」が降りてくると
「ピタリ」と目的を定め テクテクと歩いてその袋を手に取り確かめる為に開け、匂いを 嗅ぐ。
「 うん 」
そうして「想像」と「現実」をピタリと合わせると
満足してお湯の支度を して。
再びのティータイムに向け のんびり支度を始めたので ある。
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