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一章 純愛…ルート
静かな日常
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目覚めればやっぱり一人だった。
彼と共に目覚める事はない。
身体は…綺麗になってる。
きっと洗浄魔法ってやつで彼が綺麗にしてくれたんだと思う。
「初めて…じゃないけどエッチってあんなに気持ちいいものなんだ…もっとしたいけど、次は十日後かぁ…」
そう言えば、あの人とキスしたことないな。
あの人は他の皆とはキスしてるのかな?
シャルマンの気持ちもわかるけど僕はあの人とキスがしたかった。
キスは好きな人とって思うシャルマンの気持ちもすごく分かる。
僕も初めてのキスはあの人が良いもん。
慣れないエッチに無我夢中で必死に着いていく中、耳元で彼の息遣いが聞こえると興奮する。
すごくキスしてみたいけど遠くて出来ない。
キスってどうやれば出来るのかな?
…お互い好きあってないと出来ないことだよね?
僕には…難しいな。
シャルマンも王子の事好きで追いかけてたんだよね…。
報われない思いがとれ程辛いのか僕も分かる。
もし日本人の僕とシャルマンが知り合ったら友達になれるかな?
…僕みたいな冴えない奴、嫌われちゃうか…。
段々欲張りになってきたな…。
男の人を好きになっても許される世界に来ただけでも僕にとっては夢のような出来事なのに、友達が欲しいだなんて…。
男の人と恋愛できればそれで十分だったのに、手に入った途端次は…なんて僕は強欲だね。
またひとりぼっちの静かな日常が始まる。
どこへ行くにも何をするにもシャルマンは一人だった。
誰も声をかけないし、近寄らない。
なのでシャルマンが別人だなんて誰も気付かない。
安心したけど、ちょっと淋しくもあった。
移動教室も僕は皆の後を付いていく。
誰にも気付かれず。
居るのに透明人間だった。
「今度は彼、ライアン様っ。んふふ」
「また?よくやるよね。」
「だってぇ、皆可哀想なんだもん。」
盗み聞きするつもりはないのだが聞こえてしまった。
教室に戻る途中に忘れ物をしたことに気付き、踵を返し特別教室に向かう。
その途中、顔は見えないが誰かの会話が聞こえた。
「バレても知らないよ?」
「バレないし、バレてもあの人はペアに興味ないでしょ。」
「それでも相手は公爵家だよ。」
「関係無いでしょ、それに皆僕に感謝してるよ~あの人義務でやってるから面白くないし気持ちも入らないんだってぇ。」
「あの人がよがる姿とか想像できないしね。」
「「ねぇ大丈夫?僕とするぅ?」って聞くと皆喜んで僕の所に来てくれるよ。表向きはあの人が断った事になってるけど続かなかったり二度目が無いのは、あの人の方。フフ笑えるよねぇ必死すぎて。」
「強がってるだけで本当は下手なのかもねっ。」
「あれは下手でしょ、いずれ王子とかペアになってくれたらいいのになぁ。」
「王子は無理でしょ。」
「僕ならイケるねっ。」
「だけどあの人、王子に避けられてるからペアは無くない?」
「あぁ、無いかも…あんなに嫌われるって才能だよね。」
「天才だね。」
「嫌われてくれてるお陰で僕は高位貴族と関係が持てる、ありがとぉフィンコック様っ。」
突然僕の名前が出て心臓がどくんと跳ねた。
震える足で、二人に気付かれないようにその場を離れた。
早足で去る途中、真正面から人にぶつかってしまった。
色々…頭の中を駆け巡り更に最近では周囲の人間が避けられる事に慣れてしまったので、避けるという事を忘れ勢いよく突進してしまった。
「ぅあっご、ごめんなさい。」
顔を上げず相手を確認すること無く立ち去った。
涙を流すことはなかったが、胸が苦しくなったのは確かだった。
忘れ物…取ってくるの忘れちゃった。
教室に戻り、彼らの会話を思いだしそこで初めて僕のペアである彼の名前を知った。
ライアン様って言うんだ…。
知る切っ掛けとしては良いものではないが、彼の名前を知る事が出来た。
ライアン様はあの人ともするのかな…。
そうだよね…僕たちの関係は義務であり、恋人じゃない。
誰としようがライアン様の自由、僕が口出すことじゃない。
僕がエッチが下手なのも事実だし、それで他の人としたくなるのは男の子なら当然。
僕が傷付くのは違う。
もう、あの人は来ないかもしれないんだ…。
やっぱり僕は何処へ行ってもひとりぼっちなんだ。
彼と共に目覚める事はない。
身体は…綺麗になってる。
きっと洗浄魔法ってやつで彼が綺麗にしてくれたんだと思う。
「初めて…じゃないけどエッチってあんなに気持ちいいものなんだ…もっとしたいけど、次は十日後かぁ…」
そう言えば、あの人とキスしたことないな。
あの人は他の皆とはキスしてるのかな?
シャルマンの気持ちもわかるけど僕はあの人とキスがしたかった。
キスは好きな人とって思うシャルマンの気持ちもすごく分かる。
僕も初めてのキスはあの人が良いもん。
慣れないエッチに無我夢中で必死に着いていく中、耳元で彼の息遣いが聞こえると興奮する。
すごくキスしてみたいけど遠くて出来ない。
キスってどうやれば出来るのかな?
…お互い好きあってないと出来ないことだよね?
僕には…難しいな。
シャルマンも王子の事好きで追いかけてたんだよね…。
報われない思いがとれ程辛いのか僕も分かる。
もし日本人の僕とシャルマンが知り合ったら友達になれるかな?
…僕みたいな冴えない奴、嫌われちゃうか…。
段々欲張りになってきたな…。
男の人を好きになっても許される世界に来ただけでも僕にとっては夢のような出来事なのに、友達が欲しいだなんて…。
男の人と恋愛できればそれで十分だったのに、手に入った途端次は…なんて僕は強欲だね。
またひとりぼっちの静かな日常が始まる。
どこへ行くにも何をするにもシャルマンは一人だった。
誰も声をかけないし、近寄らない。
なのでシャルマンが別人だなんて誰も気付かない。
安心したけど、ちょっと淋しくもあった。
移動教室も僕は皆の後を付いていく。
誰にも気付かれず。
居るのに透明人間だった。
「今度は彼、ライアン様っ。んふふ」
「また?よくやるよね。」
「だってぇ、皆可哀想なんだもん。」
盗み聞きするつもりはないのだが聞こえてしまった。
教室に戻る途中に忘れ物をしたことに気付き、踵を返し特別教室に向かう。
その途中、顔は見えないが誰かの会話が聞こえた。
「バレても知らないよ?」
「バレないし、バレてもあの人はペアに興味ないでしょ。」
「それでも相手は公爵家だよ。」
「関係無いでしょ、それに皆僕に感謝してるよ~あの人義務でやってるから面白くないし気持ちも入らないんだってぇ。」
「あの人がよがる姿とか想像できないしね。」
「「ねぇ大丈夫?僕とするぅ?」って聞くと皆喜んで僕の所に来てくれるよ。表向きはあの人が断った事になってるけど続かなかったり二度目が無いのは、あの人の方。フフ笑えるよねぇ必死すぎて。」
「強がってるだけで本当は下手なのかもねっ。」
「あれは下手でしょ、いずれ王子とかペアになってくれたらいいのになぁ。」
「王子は無理でしょ。」
「僕ならイケるねっ。」
「だけどあの人、王子に避けられてるからペアは無くない?」
「あぁ、無いかも…あんなに嫌われるって才能だよね。」
「天才だね。」
「嫌われてくれてるお陰で僕は高位貴族と関係が持てる、ありがとぉフィンコック様っ。」
突然僕の名前が出て心臓がどくんと跳ねた。
震える足で、二人に気付かれないようにその場を離れた。
早足で去る途中、真正面から人にぶつかってしまった。
色々…頭の中を駆け巡り更に最近では周囲の人間が避けられる事に慣れてしまったので、避けるという事を忘れ勢いよく突進してしまった。
「ぅあっご、ごめんなさい。」
顔を上げず相手を確認すること無く立ち去った。
涙を流すことはなかったが、胸が苦しくなったのは確かだった。
忘れ物…取ってくるの忘れちゃった。
教室に戻り、彼らの会話を思いだしそこで初めて僕のペアである彼の名前を知った。
ライアン様って言うんだ…。
知る切っ掛けとしては良いものではないが、彼の名前を知る事が出来た。
ライアン様はあの人ともするのかな…。
そうだよね…僕たちの関係は義務であり、恋人じゃない。
誰としようがライアン様の自由、僕が口出すことじゃない。
僕がエッチが下手なのも事実だし、それで他の人としたくなるのは男の子なら当然。
僕が傷付くのは違う。
もう、あの人は来ないかもしれないんだ…。
やっぱり僕は何処へ行ってもひとりぼっちなんだ。
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