177 / 414
二章 ハーレムルート
僕たちはちゃんと兄弟です
しおりを挟む
お母様と話していると一日が早く終わってしまった。
お父様とお兄様が帰ってきて出迎えると、お兄様に抱きしめら僕の足が宙に浮いた。
お兄様はなかなか離してくれず、その体勢で食堂まで移動してしまった。
「お兄様、疲れてないの?」
「シャルの笑顔を見たら疲れなんて吹き飛んだよ。」
お兄様のその笑顔反則だよ。
思わずぎゅって抱き付いちゃった。
「こうやって観ると二人が夫婦のように見えるよ。」
「へ?」
お父様の言葉にお母様との会話を思い出した。
僕が求めたらきっとお兄様は応えてくれると…。
イケナイ事なのに、お兄様との事を妄想してしまった。
「シャル、耳が真っ赤だよ。」
「にゃっ」
お母様の言葉で更に恥ずかしくなり、誰にも観られたくなくてお兄様の首に隠れた。
「シャル、俺の可愛い奥さん。」
「ふぇっ…ふにゃぁ…」
驚きのあまりお兄様を確認すると、至近距離でのキメ顔に骨抜きにされてしまった。
「ふふふ、ドミニクあまりシャルを揶揄わないの。」
あっ僕は揶揄われたのか…。
「俺はシャルの為なら何でも出来ますよ。」
そんな言葉を聞いてしまったらイケナイ感情が膨れてしまう。
この世界はどうか知らないが、日本人の記憶がある僕には兄弟でそういうのは絶対にだめって思ってる。
けど…お兄様の誘惑には負けちゃいそう…。
流されないぞって思っていても抱き上げられているお兄様の腕の中から出ることが出来ないどころか、僕の方が抱き付きお兄様の項辺りをクンクンと匂いを嗅いでいた。
婚約者は居なくても恋人は居るのかもと勘ぐって確かめちゃってる。
今のところお兄様から他の人の匂いはしなかった。
二人が帰ってきたので皆で食堂に向かい、僕は椅子に下ろされ食事が始まった。
なんだろう…僕の味覚が変わったのかな?
味が薄く感じる。
それに食べ物の好みも変わったようにも…。
酸っぱいものが欲しくなる。
疲れてるのかな?
明日の昼には学園に戻る予定なのに風邪とかじゃなければ良いな。
食事を終えるとお兄様が部屋までエスコートしてくれる。
「今日はどうする?」
部屋に入る直前お兄様に聞かれた。
きっと「今日も一緒に眠るか?」って事なんだと思う。
昨日は淋しさから衝動的にお兄様の部屋に突撃してしまったが、今は…。
行きたいけど…なんだか…お母様やお父様の言葉を思い出して行くってなんだか言いにくい…けど。
「行っても良いの?」
「当たり前だろ」
頭をポンとされた。
これってちゃんと兄弟の距離だよねっ。
「ふふ、一緒が良い。」
…僕は誘惑にとてつもなく弱かった。
「分かった、なら着替えたら来い。」
「はい…ぁっ、お風呂入ったら行きます。」
「風呂?…あっそうか、魔力がないのか…なら俺が洗浄魔法をしてやる。」
「あっ、違うの…僕、お風呂が好きで…。」
そうだった、魔力のある人は皆洗浄魔法で身体を清潔にするだけでお風呂はあまり使わないんだった。
「風呂…好きだったのか?」
「ぇっと…好きになりました…。」
「そうか…ならゆっくり入って来い。」
「はぃ」
公爵家のお風呂でも僕が好きな石鹸が無くて残念だった。
石鹸って珍しいのかな?
あの石鹸は香も使い心地も良くてすぐにお気に入りだった。
お風呂から上がりパジャマに着替えお兄様の部屋に人間の姿で向かった。
こんこんこん
がちゃ
「来たな。」
「えへ…来ちゃった。」
あっこの台詞を僕が言う日が来ようとは…。
人生何が起こるか分からないね。
「頭ちゃんと乾かしたか?」
「ふえっ、タオルでちゃんと拭いたよ?」
「ん~」
「…うわぁ…わぁ…ありがとう。」
完全には乾いてなかった僕の髪を風魔法でお兄様が乾かしてくれた。
「さっ寝るぞ?」
「はいっ」
お兄様と一緒の布団に入り眠りを目指した。
「風呂入ったから温かいな。」
お兄様を観ると優しい瞳だったので、身体を寄せてお兄様の胸の中に移動した。
許してくれるかな?と見上げるとポンポンと背中を擦られた。
お兄様の側って安心して眠れる。
やっぱり兄弟だからエッチな欲望が沸き起こることはなかった。
…良かった。
お父様とお兄様が帰ってきて出迎えると、お兄様に抱きしめら僕の足が宙に浮いた。
お兄様はなかなか離してくれず、その体勢で食堂まで移動してしまった。
「お兄様、疲れてないの?」
「シャルの笑顔を見たら疲れなんて吹き飛んだよ。」
お兄様のその笑顔反則だよ。
思わずぎゅって抱き付いちゃった。
「こうやって観ると二人が夫婦のように見えるよ。」
「へ?」
お父様の言葉にお母様との会話を思い出した。
僕が求めたらきっとお兄様は応えてくれると…。
イケナイ事なのに、お兄様との事を妄想してしまった。
「シャル、耳が真っ赤だよ。」
「にゃっ」
お母様の言葉で更に恥ずかしくなり、誰にも観られたくなくてお兄様の首に隠れた。
「シャル、俺の可愛い奥さん。」
「ふぇっ…ふにゃぁ…」
驚きのあまりお兄様を確認すると、至近距離でのキメ顔に骨抜きにされてしまった。
「ふふふ、ドミニクあまりシャルを揶揄わないの。」
あっ僕は揶揄われたのか…。
「俺はシャルの為なら何でも出来ますよ。」
そんな言葉を聞いてしまったらイケナイ感情が膨れてしまう。
この世界はどうか知らないが、日本人の記憶がある僕には兄弟でそういうのは絶対にだめって思ってる。
けど…お兄様の誘惑には負けちゃいそう…。
流されないぞって思っていても抱き上げられているお兄様の腕の中から出ることが出来ないどころか、僕の方が抱き付きお兄様の項辺りをクンクンと匂いを嗅いでいた。
婚約者は居なくても恋人は居るのかもと勘ぐって確かめちゃってる。
今のところお兄様から他の人の匂いはしなかった。
二人が帰ってきたので皆で食堂に向かい、僕は椅子に下ろされ食事が始まった。
なんだろう…僕の味覚が変わったのかな?
味が薄く感じる。
それに食べ物の好みも変わったようにも…。
酸っぱいものが欲しくなる。
疲れてるのかな?
明日の昼には学園に戻る予定なのに風邪とかじゃなければ良いな。
食事を終えるとお兄様が部屋までエスコートしてくれる。
「今日はどうする?」
部屋に入る直前お兄様に聞かれた。
きっと「今日も一緒に眠るか?」って事なんだと思う。
昨日は淋しさから衝動的にお兄様の部屋に突撃してしまったが、今は…。
行きたいけど…なんだか…お母様やお父様の言葉を思い出して行くってなんだか言いにくい…けど。
「行っても良いの?」
「当たり前だろ」
頭をポンとされた。
これってちゃんと兄弟の距離だよねっ。
「ふふ、一緒が良い。」
…僕は誘惑にとてつもなく弱かった。
「分かった、なら着替えたら来い。」
「はい…ぁっ、お風呂入ったら行きます。」
「風呂?…あっそうか、魔力がないのか…なら俺が洗浄魔法をしてやる。」
「あっ、違うの…僕、お風呂が好きで…。」
そうだった、魔力のある人は皆洗浄魔法で身体を清潔にするだけでお風呂はあまり使わないんだった。
「風呂…好きだったのか?」
「ぇっと…好きになりました…。」
「そうか…ならゆっくり入って来い。」
「はぃ」
公爵家のお風呂でも僕が好きな石鹸が無くて残念だった。
石鹸って珍しいのかな?
あの石鹸は香も使い心地も良くてすぐにお気に入りだった。
お風呂から上がりパジャマに着替えお兄様の部屋に人間の姿で向かった。
こんこんこん
がちゃ
「来たな。」
「えへ…来ちゃった。」
あっこの台詞を僕が言う日が来ようとは…。
人生何が起こるか分からないね。
「頭ちゃんと乾かしたか?」
「ふえっ、タオルでちゃんと拭いたよ?」
「ん~」
「…うわぁ…わぁ…ありがとう。」
完全には乾いてなかった僕の髪を風魔法でお兄様が乾かしてくれた。
「さっ寝るぞ?」
「はいっ」
お兄様と一緒の布団に入り眠りを目指した。
「風呂入ったから温かいな。」
お兄様を観ると優しい瞳だったので、身体を寄せてお兄様の胸の中に移動した。
許してくれるかな?と見上げるとポンポンと背中を擦られた。
お兄様の側って安心して眠れる。
やっぱり兄弟だからエッチな欲望が沸き起こることはなかった。
…良かった。
26
あなたにおすすめの小説
お荷物な俺、独り立ちしようとしたら押し倒されていた
やまくる実
BL
異世界ファンタジー、ゲーム内の様な世界観。
俺は幼なじみのロイの事が好きだった。だけど俺は能力が低く、アイツのお荷物にしかなっていない。
独り立ちしようとして執着激しい攻めにガッツリ押し倒されてしまう話。
好きな相手に冷たくしてしまう拗らせ執着攻め✖️自己肯定感の低い鈍感受け
ムーンライトノベルズにも掲載しています。
挿絵をchat gptに作成してもらいました(*'▽'*)
ドジで惨殺されそうな悪役の僕、平穏と領地を守ろうとしたら暴虐だったはずの領主様に迫られている気がする……僕がいらないなら詰め寄らないでくれ!
迷路を跳ぶ狐
BL
いつもドジで、今日もお仕えする領主様に怒鳴られていた僕。自分が、ゲームの世界に悪役として転生していることに気づいた。このままだと、この領地は惨事が起こる。けれど、選択肢を間違えば、領地は助かっても王国が潰れる。そんな未来が怖くて動き出した僕だけど、すでに領地も王城も策略だらけ。その上、冷酷だったはずの領主様は、やけに僕との距離が近くて……僕は平穏が欲しいだけなのに! 僕のこと、いらないんじゃなかったの!? 惨劇が怖いので先に城を守りましょう!
悪役令息に転生したらしいけど、何の悪役令息かわからないから好きにヤリチン生活ガンガンしよう!
ミクリ21 (新)
BL
ヤリチンの江住黒江は刺されて死んで、神を怒らせて悪役令息のクロエ・ユリアスに転生されてしまった………らしい。
らしいというのは、何の悪役令息かわからないからだ。
なので、クロエはヤリチン生活をガンガンいこうと決めたのだった。
「出来損ない」オメガと幼馴染の王弟アルファの、発情初夜
鳥羽ミワ
BL
ウィリアムは王族の傍系に当たる貴族の長男で、オメガ。発情期が二十歳を過ぎても来ないことから、家族からは「欠陥品」の烙印を押されている。
そんなウィリアムは、政略結婚の駒として国内の有力貴族へ嫁ぐことが決まっていた。しかしその予定が一転し、幼馴染で王弟であるセドリックとの結婚が決まる。
あれよあれよと結婚式当日になり、戸惑いながらも結婚を誓うウィリアムに、セドリックは優しいキスをして……。
そして迎えた初夜。わけもわからず悲しくなって泣くウィリアムを、セドリックはたくましい力で抱きしめる。
「お前がずっと、好きだ」
甘い言葉に、これまで熱を知らなかったウィリアムの身体が潤み、火照りはじめる。
※ムーンライトノベルズ、アルファポリス、pixivへ掲載しています
姉が結婚式から逃げ出したので、身代わりにヤクザの嫁になりました
拓海のり
BL
芳原暖斗(はると)は学校の文化祭の都合で姉の結婚式に遅れた。会場に行ってみると姉も両親もいなくて相手の男が身代わりになれと言う。とても断れる雰囲気ではなくて結婚式を挙げた暖斗だったがそのまま男の家に引き摺られて──。
昔書いたお話です。殆んど直していません。やくざ、カップル続々がダメな方はブラウザバックお願いします。やおいファンタジーなので細かい事はお許しください。よろしくお願いします。
タイトルを変えてみました。
寄るな。触るな。近付くな。
きっせつ
BL
ある日、ハースト伯爵家の次男、であるシュネーは前世の記憶を取り戻した。
頭を打って?
病気で生死を彷徨って?
いいえ、でもそれはある意味衝撃な出来事。人の情事を目撃して、衝撃のあまり思い出したのだ。しかも、男と男の情事で…。
見たくもないものを見せられて。その上、シュネーだった筈の今世の自身は情事を見た衝撃で何処かへ行ってしまったのだ。
シュネーは何処かに行ってしまった今世の自身の代わりにシュネーを変態から守りつつ、貴族や騎士がいるフェルメルン王国で生きていく。
しかし問題は山積みで、情事を目撃した事でエリアスという侯爵家嫡男にも目を付けられてしまう。シュネーは今世の自身が帰ってくるまで自身を守りきれるのか。
ーーーーーーーーーーー
初めての投稿です。
結構ノリに任せて書いているのでかなり読み辛いし、分かり辛いかもしれませんがよろしくお願いします。主人公がボーイズでラブするのはかなり先になる予定です。
※ストックが切れ次第緩やかに投稿していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる