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二章 ハーレムルート
もうどうしてポンポンなっちゃうかな?
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「…あれ?ジュウジン?って何でしたっけ?急にど忘れしてしまいました。」
フランクリン様は獣人について知識がない訳じゃないと思う、きっと突然の告白に混乱してしまったのではないだろうか…僕の所為だよね。
やはり、事前に報告しておくべきだったのかな?
だけど学園で何の接点もない上級生が突然現れ「僕が君のお兄さんの婚約者で獣人のフィンコックです、よろしく」なんて言えない。
きっと、今より混乱させてしまう。
やはり、こういう告白は何が起きても良いよう屋敷でするべきだよね?
「はい、始業式の検査で獣人であることが分かりました。その…先程の黒猫は僕です。」
先程あった猫は僕ですと告白した。
やはり、まだ受け入れられていないのかフランクリン様の動きが鈍かった。
「…え?えっと…兄さんが抱き抱えていた黒猫がフィンコック様ですか?」
「はい、あれが僕です。」
「とととっても可愛い猫でした。」
「あっありがとうございます。」
「猫の名前は何ですか?」
「「「???」」」
フランクリン様の言葉で皆の頭の上には?が沢山生まれた。
「ぇっと…シャルマンです…。」
「シャルマンという猫なんですね。」
「…フランクリン、あの猫が目の前にいるシャルマンだ。獣人は人の姿も動物の姿にも成れる。シャルマンは猫獣人なんだ。」
「…猫…獣人?」
まだ、フランクリン様は混乱の中にいるみたいだった。
「猫獣人…猫…。」
大丈夫かな?
フランクリン様はずっと猫獣人と呟いている。
「母さん、獣人っているんですねぇ…。」
「…ぅん、いたみたいだね。」
お義母様はフランクリン様の様子を確認しながら会話をしていた。
「珍しいと聞いていたんですが、僕の勉強不足だったみたいです。」
なんだろう…確りと目があっているその目は、虚ろな目でもなく僕を捉えているのにどこか僕を認識していなかった。
僕に向けてくれる笑顔も人形のように貼り付けられていて正直…怖い。
「いや、獣人はとても珍しい存在でフィンコック様は百年ぶり…だよ?」
お義母様も真実を告げるのを躊躇っているようにも見えた。
僕の為とかではなく、フランクリン様が壊れてしまわないか不安な様子だった。
「あっやはりフィンコック様は僕が勉強した獣人ですか?」
「…ぅん、きっとそう…。」
「…母さん、僕は驚いても良いですか?」
「ん?どっ…どうぞ…。」
驚いても良いですか?なんて初めて聞いた。
驚くのは許可制なんだということを僕は今日初めて知った。
「…うわぁああああああ」
にゃ゛っ。
冷静というか静かに混乱していたフランクリン様の突然の大声に驚いた僕は皆さんの想像通りの反応をしてしまった。
ポン
折角フランクリン様が「今から驚きますよ」と教えてくれたのに、僕の方が準備が出来ていなかった。
暗闇の中から光を求めて這い出ると、一番最初に目があったのが目を大きく見開いたフランクリン様だった。
なんとなく、ヤバいと感じたその瞬間…
「ねこぉおおおおおおおおお」
「にゃ゛っ」
猫の本能から危険を察知し脱ぎ散らかした服の上でジタバタと暴れ、近くにいたリックの足から登り強制的に抱っこされに行った。
僕は混乱のあまり、頭をグリグリとリックの腕の隙間に埋め込んだ。
「ねこ…ネコ…猫…猫…兄さん、猫ですよ?猫。」
「あぁ、シャルマンは猫獣人だよ。」
リックは笑顔は優しいお兄ちゃんを発揮していたが僕の視界は真っ暗だった。
「母さん、父さんっ猫です猫っ。」
「あぁ、フィンコック様は百年ぶりの猫の獣人だ。」
お義父様も優しくフランクリン様をこれ以上刺激しないように伝えていた。
「猫…獣人…本物…。」
フランクリン様の声が落ち着いてきたのでリックの腕の中から顔を出すと、予想以上に近くにいたフランクリン様と目があった。
「猫……可愛ぃ。」
多分まだ理解は出来ていないが、落ち着いてはくれたみたい。
手を伸ばされ頭を撫でられると、リックの手のように優しかった。
フランクリン様は獣人について知識がない訳じゃないと思う、きっと突然の告白に混乱してしまったのではないだろうか…僕の所為だよね。
やはり、事前に報告しておくべきだったのかな?
だけど学園で何の接点もない上級生が突然現れ「僕が君のお兄さんの婚約者で獣人のフィンコックです、よろしく」なんて言えない。
きっと、今より混乱させてしまう。
やはり、こういう告白は何が起きても良いよう屋敷でするべきだよね?
「はい、始業式の検査で獣人であることが分かりました。その…先程の黒猫は僕です。」
先程あった猫は僕ですと告白した。
やはり、まだ受け入れられていないのかフランクリン様の動きが鈍かった。
「…え?えっと…兄さんが抱き抱えていた黒猫がフィンコック様ですか?」
「はい、あれが僕です。」
「とととっても可愛い猫でした。」
「あっありがとうございます。」
「猫の名前は何ですか?」
「「「???」」」
フランクリン様の言葉で皆の頭の上には?が沢山生まれた。
「ぇっと…シャルマンです…。」
「シャルマンという猫なんですね。」
「…フランクリン、あの猫が目の前にいるシャルマンだ。獣人は人の姿も動物の姿にも成れる。シャルマンは猫獣人なんだ。」
「…猫…獣人?」
まだ、フランクリン様は混乱の中にいるみたいだった。
「猫獣人…猫…。」
大丈夫かな?
フランクリン様はずっと猫獣人と呟いている。
「母さん、獣人っているんですねぇ…。」
「…ぅん、いたみたいだね。」
お義母様はフランクリン様の様子を確認しながら会話をしていた。
「珍しいと聞いていたんですが、僕の勉強不足だったみたいです。」
なんだろう…確りと目があっているその目は、虚ろな目でもなく僕を捉えているのにどこか僕を認識していなかった。
僕に向けてくれる笑顔も人形のように貼り付けられていて正直…怖い。
「いや、獣人はとても珍しい存在でフィンコック様は百年ぶり…だよ?」
お義母様も真実を告げるのを躊躇っているようにも見えた。
僕の為とかではなく、フランクリン様が壊れてしまわないか不安な様子だった。
「あっやはりフィンコック様は僕が勉強した獣人ですか?」
「…ぅん、きっとそう…。」
「…母さん、僕は驚いても良いですか?」
「ん?どっ…どうぞ…。」
驚いても良いですか?なんて初めて聞いた。
驚くのは許可制なんだということを僕は今日初めて知った。
「…うわぁああああああ」
にゃ゛っ。
冷静というか静かに混乱していたフランクリン様の突然の大声に驚いた僕は皆さんの想像通りの反応をしてしまった。
ポン
折角フランクリン様が「今から驚きますよ」と教えてくれたのに、僕の方が準備が出来ていなかった。
暗闇の中から光を求めて這い出ると、一番最初に目があったのが目を大きく見開いたフランクリン様だった。
なんとなく、ヤバいと感じたその瞬間…
「ねこぉおおおおおおおおお」
「にゃ゛っ」
猫の本能から危険を察知し脱ぎ散らかした服の上でジタバタと暴れ、近くにいたリックの足から登り強制的に抱っこされに行った。
僕は混乱のあまり、頭をグリグリとリックの腕の隙間に埋め込んだ。
「ねこ…ネコ…猫…猫…兄さん、猫ですよ?猫。」
「あぁ、シャルマンは猫獣人だよ。」
リックは笑顔は優しいお兄ちゃんを発揮していたが僕の視界は真っ暗だった。
「母さん、父さんっ猫です猫っ。」
「あぁ、フィンコック様は百年ぶりの猫の獣人だ。」
お義父様も優しくフランクリン様をこれ以上刺激しないように伝えていた。
「猫…獣人…本物…。」
フランクリン様の声が落ち着いてきたのでリックの腕の中から顔を出すと、予想以上に近くにいたフランクリン様と目があった。
「猫……可愛ぃ。」
多分まだ理解は出来ていないが、落ち着いてはくれたみたい。
手を伸ばされ頭を撫でられると、リックの手のように優しかった。
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