【完結】ハーレムルートには重要な手掛かりが隠されています

天冨 七緒

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二章 ハーレムルート

お義母様ごめんなさい

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「にゃぁあん…んにゃむにゃんにゃ…」

「ふっ」

「んにゃんにゃ…」

「シャルマン?もうそろそろ起きて用意する?」

「…んにゃあ」

「ギノフォード先生来ちゃうよ?」

「んっ…まだリックといるぅ。」

温もりを求めて抱きついた。
勿論その温もりの正体がリックだって分かっての行動。

「ふっいいよ、一緒に怒られよう。」

「ふふ、うん。」

パタンとリックに抱きついていた身体を仰向けに倒されキスの嵐を受け、僕の方も気持ち良くて催促するように胸に吸い付くリックの頭を抱き締めた。
エッチなキスの音を聞きながら「もっと、僕の身体に夢中になって」と天井を見ながら呪いを込める。

お尻が疼きリックが欲しくなり、僕のものも反応し出して足を擦り合わせていた。
次第にリックが僕の下半身まで移動し足を開き、口に含んでいく。
リックを興奮させるように喘ぎながら頭を軽く押さえ、両足も優しくリックの身体を挟んだ。

「んぁあん…リックゥ…もっ…ちょう…ぁい…」

快楽に慣らされ愛される喜びを知っている身体はもっと奥の刺激を求めていた。指では太さも長さも足りない…もっと大きいの…リックので僕の身体を一杯にして欲しい。
指が引き抜かれれば、若干の寂しさを覚えるも次に貰える快感に期待する。
先端が触れるだけでもう我慢出来ないくらい待ち遠しかった。

「はぁはぁ…はぁんんリック…早く…」

バサッ

僕達のエッチな行為を覆い隠してくれていた布団をリックは勢い良く捲った。
もう入ってくれたらいいのに触れたままの状態で焦らされ、リックが上がってきて目の前にいた。

「欲しいよ。」

素直に欲望を伝えた。

「僕を欲しがるシャルマンの顔見たかった。」

「ぅん…リックの欲しい…お願いっ…頂戴。」

「ふふ、うんっ行くよ?」

「んっ……ぁっ…んふぁん」

…きた。
嬉しさのあまりリックのを強く締め付けた。

「…くっ…僕の事…待っててくれた?」

「うん、リックは僕のでしょ?」

「シャルマンのだよ。」

「…おかえりっ。」

「…ふふ、ただいま。」

キスするの大好きで決まりごとのように瞼を閉じちゃう。
動き始めるリックにしがみ付いて逃がさない。

お義母様ごめんなさい。

僕…リックを離してあげられそうにありません。
きっと「さよなら」を言われたらフェロモンを使って繋ぎ止めると思います。
フェロモンは卑怯だって分かってるけど、それだけリックの事も手放す気はありません。
だけと、フェロモン使う前に少しは自分の魅力で…勉強しないとだよね…。

「待っててね、リック。」

「ん?」

「僕、頑張る。」

「うん」

あっなんだか誤解を生んだかも。

リック、激しぃ。
あっ…そこ…あぁん…いっちゃう…そこおかしくなっちゃぅ…。
リックゥン…。

その後ベッドでは一度で終わるも、お風呂場でもしちゃった。
お腹に手を当てられながら出されると赤ちゃん欲しくなってしまう。
浴槽に浸かり寛いでいるとリックから「洗浄魔法しないでって言ってたね」と言われた。

全く気付かなかった。無意識です。

獣人になってから、子孫を残さなきゃって本能が凄い。
百年ぶりの獣人はやはり絶滅を恐れて子孫繁栄を願っているのかも。 

エッチの後のまったりお風呂タイムはリックの手を取り人差し指を咥え、甘噛みをしていた。

「ふふ、イタズラしてるの?」

「ふにゃぁ…ちゅぱちゅば」

違うの…でも止められない。

「美味しい?」

「にゃん」

リックは僕に指を舐められ噛まれるのを許してくれた。
いつの間にか指が僕の口の中に入り込み、立場が逆転したのか僕の舌を弄ばれていた。

「はぁんあんんはぁん」

「…もしかして逆上せた?」

「ふにゃぁ…」

エッチな事を考えながらエッチな事をしていた僕は、逆上せていることにも気付かず、エッチな妄想を繰り広げていた。
慌てたリックによってお風呂を後にし、はだけたバスローブ姿でリックの膝の上にいた。

使用人が駆けつけ急いで水を持ってきてくれた。
ぐったりしてしまい目の前の水が飲めず「やぁん…のめぇにゃい」と甘え、リックの口移しで水を飲んだ。
水を飲み終わってもリックの胸に凭れて続けた。

まだ、アレックスは来ていないと使用人の方が教えてくれ、きっと急いで支度しなくても大丈夫ですという意味なんだと思う。
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