312 / 414
二章 ハーレムルート
セドリック ハーヴィルについて
しおりを挟む
セドリック ハーヴィルという生徒について…。
彼は男爵家で爵位は貴族の中で一番低いが、そんなハンデをものともしない強みがあった。
それは彼が珍しい光属性の持ち主ということ。
入学し属性検査で判明して以来、彼の存在は目立っていた。
光魔法もだが彼自身の可愛らしさが多くの人の心を惹き付けた。
誰に対しても優しく笑顔に癒されると噂だった。
ペアになった幸運な者達は「彼とペアを変わりたくない」と周囲に漏らしていたが継続されることはなかった。
それは互いに同じ気持ちではないからだ。
媚薬の検査においても彼はその他大勢とは違った反応を見せた。
催淫効果までとはいわないが自白の効果が出で、その後はすぐに眠ってしまった。
それだけでも十分といえた。
その事もあり、次第にハーヴィルのペアの相手は高位貴族に絞られていった。
きっと光魔法を高位貴族に取り入れるために裏取引があったに違いない。
彼と同じ立場の者達は男爵程度の人間が高位貴族とばかりペアになるのはおかしいと囁き、ペアが可能な者達はどうにか彼をものに出来ないかご機嫌とりになりだした。
そしてある日突然事態は急変した。
男爵である彼のペアが王子に変更。
その事実に様々な憶測が飛び交っていた。
王子のペアに問題があり急遽変更になった。
王子がペア交代を希望した。
王族が光魔法を望んだ。
教師が王族に媚を売った。
男爵家が金を積んだ。
はっきりいってしまうと全てが考えられた。
特に一番初めの王子のペアに問題ありなんて、同学年の者で知らない人間はいないだろう。
過激で苛烈、我が儘で手を焼くだけでなぐ公爵家という後ろ楯を持っている。
誰も彼には逆らうことが出来なかったし手懐けるなんてもっての他、関わらないのが一番だと結論を出していた。
彼自身に問題がなければもっと早くに王子のペアになっていたのに最終学年まで待たされたのだから、本人自身にその事に気付き性格を見直してほしいという教師からの無言のアピールだったに違いない。
それでも彼は全く変わることがなく、自分を貫き通した。
ここまで来ると天晴れでもあった。
それなのにある日突然なんの前触れもなく彼は変わった。
信じられないくらいの変わり様は王子とのペアが白紙になっても暴れる処か喜んでいるようにさえ感じ取れた。
そしてその裏で犠牲…幸運を掴んだのがセドリック ハーヴィルだった。
誰もがなりたい王子のペアにフィンコックの後押しでなった男。
王子のペアが光魔法が使えるとはいえ男爵家という不釣り合いな相手でも、誰も彼に文句など言えなかった。
彼自身はそんなつもりなくても、彼に文句を言えばフィンコックが出てくるのでは?とひっそりと恐れられていた…というより、どうにかしてでも彼を陥れたい人間がフィンコックを利用してハーヴィルの印象操作を図っていたが、大会で彼に思い知らされた。
なんと彼と過去にペアになったことがあるものが優勝争いをし始めたのだ。
ミットシュルディガーはハーヴィルの前にシャルマンとペアだったが三回目を与えられなかった男だ。
その当時はシャルマンに拒絶されたことで周囲に酷い言われようだったがハーヴィルとペアになった瞬間彼の優しさに惚れてしまい、今ではハーヴィルに夢中だ。
夢中になりすぎて勉強や訓練を疎かにしていたはず…なのに魔法大会で優勝争いをして見せた。
しかもかなりの大技を繰り広げ見るものを圧巻していた。
そして総合大会の最終日に起きた事故。
魔法が封じられている場所でハーヴィルは魔法を使い、倒れた人間を救った。
…まさに奇跡のような光景だった。
彼に心酔している者はより深く彼の虜になっていた。
特にあの時湖で溺れた男はハーヴィルしか見えていなかった。
あの時の状況を一部始終目撃した者達が「溺れたお前を湖に飛び込んで助けたのはフィンコック様だ、最低限お礼だけでも言いに行くべきだ。」と告げても一切信じようとはせず、目覚めた時に目の前にいたハーヴィルだけに助けられたと感謝し続けていた。
寧ろお前達はあの性悪に言わされてんだろ?としか思っていないようだった。
彼はハーヴィルの熱狂的な信者だ。
彼は男爵家で爵位は貴族の中で一番低いが、そんなハンデをものともしない強みがあった。
それは彼が珍しい光属性の持ち主ということ。
入学し属性検査で判明して以来、彼の存在は目立っていた。
光魔法もだが彼自身の可愛らしさが多くの人の心を惹き付けた。
誰に対しても優しく笑顔に癒されると噂だった。
ペアになった幸運な者達は「彼とペアを変わりたくない」と周囲に漏らしていたが継続されることはなかった。
それは互いに同じ気持ちではないからだ。
媚薬の検査においても彼はその他大勢とは違った反応を見せた。
催淫効果までとはいわないが自白の効果が出で、その後はすぐに眠ってしまった。
それだけでも十分といえた。
その事もあり、次第にハーヴィルのペアの相手は高位貴族に絞られていった。
きっと光魔法を高位貴族に取り入れるために裏取引があったに違いない。
彼と同じ立場の者達は男爵程度の人間が高位貴族とばかりペアになるのはおかしいと囁き、ペアが可能な者達はどうにか彼をものに出来ないかご機嫌とりになりだした。
そしてある日突然事態は急変した。
男爵である彼のペアが王子に変更。
その事実に様々な憶測が飛び交っていた。
王子のペアに問題があり急遽変更になった。
王子がペア交代を希望した。
王族が光魔法を望んだ。
教師が王族に媚を売った。
男爵家が金を積んだ。
はっきりいってしまうと全てが考えられた。
特に一番初めの王子のペアに問題ありなんて、同学年の者で知らない人間はいないだろう。
過激で苛烈、我が儘で手を焼くだけでなぐ公爵家という後ろ楯を持っている。
誰も彼には逆らうことが出来なかったし手懐けるなんてもっての他、関わらないのが一番だと結論を出していた。
彼自身に問題がなければもっと早くに王子のペアになっていたのに最終学年まで待たされたのだから、本人自身にその事に気付き性格を見直してほしいという教師からの無言のアピールだったに違いない。
それでも彼は全く変わることがなく、自分を貫き通した。
ここまで来ると天晴れでもあった。
それなのにある日突然なんの前触れもなく彼は変わった。
信じられないくらいの変わり様は王子とのペアが白紙になっても暴れる処か喜んでいるようにさえ感じ取れた。
そしてその裏で犠牲…幸運を掴んだのがセドリック ハーヴィルだった。
誰もがなりたい王子のペアにフィンコックの後押しでなった男。
王子のペアが光魔法が使えるとはいえ男爵家という不釣り合いな相手でも、誰も彼に文句など言えなかった。
彼自身はそんなつもりなくても、彼に文句を言えばフィンコックが出てくるのでは?とひっそりと恐れられていた…というより、どうにかしてでも彼を陥れたい人間がフィンコックを利用してハーヴィルの印象操作を図っていたが、大会で彼に思い知らされた。
なんと彼と過去にペアになったことがあるものが優勝争いをし始めたのだ。
ミットシュルディガーはハーヴィルの前にシャルマンとペアだったが三回目を与えられなかった男だ。
その当時はシャルマンに拒絶されたことで周囲に酷い言われようだったがハーヴィルとペアになった瞬間彼の優しさに惚れてしまい、今ではハーヴィルに夢中だ。
夢中になりすぎて勉強や訓練を疎かにしていたはず…なのに魔法大会で優勝争いをして見せた。
しかもかなりの大技を繰り広げ見るものを圧巻していた。
そして総合大会の最終日に起きた事故。
魔法が封じられている場所でハーヴィルは魔法を使い、倒れた人間を救った。
…まさに奇跡のような光景だった。
彼に心酔している者はより深く彼の虜になっていた。
特にあの時湖で溺れた男はハーヴィルしか見えていなかった。
あの時の状況を一部始終目撃した者達が「溺れたお前を湖に飛び込んで助けたのはフィンコック様だ、最低限お礼だけでも言いに行くべきだ。」と告げても一切信じようとはせず、目覚めた時に目の前にいたハーヴィルだけに助けられたと感謝し続けていた。
寧ろお前達はあの性悪に言わされてんだろ?としか思っていないようだった。
彼はハーヴィルの熱狂的な信者だ。
24
あなたにおすすめの小説
お荷物な俺、独り立ちしようとしたら押し倒されていた
やまくる実
BL
異世界ファンタジー、ゲーム内の様な世界観。
俺は幼なじみのロイの事が好きだった。だけど俺は能力が低く、アイツのお荷物にしかなっていない。
独り立ちしようとして執着激しい攻めにガッツリ押し倒されてしまう話。
好きな相手に冷たくしてしまう拗らせ執着攻め✖️自己肯定感の低い鈍感受け
ムーンライトノベルズにも掲載しています。
挿絵をchat gptに作成してもらいました(*'▽'*)
ドジで惨殺されそうな悪役の僕、平穏と領地を守ろうとしたら暴虐だったはずの領主様に迫られている気がする……僕がいらないなら詰め寄らないでくれ!
迷路を跳ぶ狐
BL
いつもドジで、今日もお仕えする領主様に怒鳴られていた僕。自分が、ゲームの世界に悪役として転生していることに気づいた。このままだと、この領地は惨事が起こる。けれど、選択肢を間違えば、領地は助かっても王国が潰れる。そんな未来が怖くて動き出した僕だけど、すでに領地も王城も策略だらけ。その上、冷酷だったはずの領主様は、やけに僕との距離が近くて……僕は平穏が欲しいだけなのに! 僕のこと、いらないんじゃなかったの!? 惨劇が怖いので先に城を守りましょう!
悪役令息に転生したらしいけど、何の悪役令息かわからないから好きにヤリチン生活ガンガンしよう!
ミクリ21 (新)
BL
ヤリチンの江住黒江は刺されて死んで、神を怒らせて悪役令息のクロエ・ユリアスに転生されてしまった………らしい。
らしいというのは、何の悪役令息かわからないからだ。
なので、クロエはヤリチン生活をガンガンいこうと決めたのだった。
「出来損ない」オメガと幼馴染の王弟アルファの、発情初夜
鳥羽ミワ
BL
ウィリアムは王族の傍系に当たる貴族の長男で、オメガ。発情期が二十歳を過ぎても来ないことから、家族からは「欠陥品」の烙印を押されている。
そんなウィリアムは、政略結婚の駒として国内の有力貴族へ嫁ぐことが決まっていた。しかしその予定が一転し、幼馴染で王弟であるセドリックとの結婚が決まる。
あれよあれよと結婚式当日になり、戸惑いながらも結婚を誓うウィリアムに、セドリックは優しいキスをして……。
そして迎えた初夜。わけもわからず悲しくなって泣くウィリアムを、セドリックはたくましい力で抱きしめる。
「お前がずっと、好きだ」
甘い言葉に、これまで熱を知らなかったウィリアムの身体が潤み、火照りはじめる。
※ムーンライトノベルズ、アルファポリス、pixivへ掲載しています
姉が結婚式から逃げ出したので、身代わりにヤクザの嫁になりました
拓海のり
BL
芳原暖斗(はると)は学校の文化祭の都合で姉の結婚式に遅れた。会場に行ってみると姉も両親もいなくて相手の男が身代わりになれと言う。とても断れる雰囲気ではなくて結婚式を挙げた暖斗だったがそのまま男の家に引き摺られて──。
昔書いたお話です。殆んど直していません。やくざ、カップル続々がダメな方はブラウザバックお願いします。やおいファンタジーなので細かい事はお許しください。よろしくお願いします。
タイトルを変えてみました。
寄るな。触るな。近付くな。
きっせつ
BL
ある日、ハースト伯爵家の次男、であるシュネーは前世の記憶を取り戻した。
頭を打って?
病気で生死を彷徨って?
いいえ、でもそれはある意味衝撃な出来事。人の情事を目撃して、衝撃のあまり思い出したのだ。しかも、男と男の情事で…。
見たくもないものを見せられて。その上、シュネーだった筈の今世の自身は情事を見た衝撃で何処かへ行ってしまったのだ。
シュネーは何処かに行ってしまった今世の自身の代わりにシュネーを変態から守りつつ、貴族や騎士がいるフェルメルン王国で生きていく。
しかし問題は山積みで、情事を目撃した事でエリアスという侯爵家嫡男にも目を付けられてしまう。シュネーは今世の自身が帰ってくるまで自身を守りきれるのか。
ーーーーーーーーーーー
初めての投稿です。
結構ノリに任せて書いているのでかなり読み辛いし、分かり辛いかもしれませんがよろしくお願いします。主人公がボーイズでラブするのはかなり先になる予定です。
※ストックが切れ次第緩やかに投稿していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる