【完結】ハーレムルートには重要な手掛かりが隠されています

天冨 七緒

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四章 物語は終盤へ

見送りは…

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王子とシャルマンの出会いを知った。

シャルマンがペアに対して辛く当たっていた事実の裏に隠されていた真実も知ることが出来た。
それに、王子はずっとシャルマンを気に掛けてくれていた。
学園では常に独りぼっちだと思っていたがシャルマンは一人じゃなかったんだ…。

良かった。

王子は謝罪と真実を伝えるために王宮を抜け出してきていた。
事実を知らない皆が王子が僕の目の前にいることを目撃すれば敵対心をむき出しにする可能性がある。
なので王子は王宮へ急いで戻る事になった。

後で僕から皆に王子の誤解を解かないと。

「シャルマン…突然来てしまったことと私の話を聞いてくれたことに謝罪と感謝を送る。」

王子は頭を下げてくれた。

「いえっそんな。僕も真実が聞けて良かったです。」

王子は抱っこしていたベンジャミンをライに手渡して…僕を抱きしめた。

「お゛いっ何やってるっ」

「うわ゛ぁんうわ゛ぁん」

「あっすまんベンジャミン…よしよし…」

ライが大きな声をあげてしまいベンジャミンが泣き出してしまった。
僕もベンジャミンが気になるも王子に抱きしめられ動けない…。

「…シャルマン…愛してる。」

「…へっ?」

耳元で囁かれた王子の言葉に混乱した。

今…なんて?
…あい…してる…って言ったの?

王子が僕を?
愛してる?

言葉がうまく理解できないまま、王子の腕の中から解放された。

「私は王宮に戻る…見送りは結構だ。」

ライはベンジャミンをあやしながら王子を睨み続け、僕は呆然と王子を見送った…。

「あいつ…最後なんて言ったんだ?」

「へ?ぁ…よく…聞こえなかった…。」

多分だけど、王子の声は泣き出したベンジャミンの声に掻き消されライには届いていなかった…はず…。

「………。」

疑いの目でライに見つめられるも僕は真実を伝えられなかった。

だって…王子が僕の事を愛してるなんて…。

ライはそれ以上詰め寄る事はなかった…が、ベンジャミンを寝かしつけたあと僕は違った意味でライに追い詰められていた。
僕のフェロモンで鍛えられたのか、ライの体力は以前より増し獣人の僕の方が翻弄されっぱなしだった。

あれから僕達で話し合い、八人産んだばかりなのであの子達が落ち着くまでは必ず洗浄魔法を忘れないようにするということになった。

今までは沢山して翌朝洗浄だったのに、今日のライは一回一回洗浄してきた。

「それヤダぁ」

って抗議するも聞き入れてはもらえず、気持ちいい余韻に浸っていたいのにすぐに空っぽにされてしまう。

王子に抱きしめられ告白を受けたのを隠しているのを怒っているからか、それとも王子の時に洗浄魔法を忘れてしまったので今後忘れない為にこまめにしているだけなの行為なのか…過剰にされる。

これ…絶対、怒ってるんだ…。

王子に抱きしめられたのは同意はしていないし告白されたのを皆に言いふらすのも良くない…それらは…浮気とは違うのにぃっ…。
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