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聖女お披露目パーティー
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「王子、そろそろ」
王子がいる場所に入ることが出来るのは限られた人物。
「ジョシュアか」
「聖女補佐達が貴方をお待ちですよ」
聖女補佐……王子の有力婚約者候補。
「……令嬢達か……」
「ダンスの相手が聖女だけでは貴族達が邪推する」
「……そうだな……ふぅ……私は戻るが聖女は、まだ休んでいるといい」
一人でここにいたら、戻るタイミングが分からずパーティーが終わるまでここにいてしまいそう。
「いえ、私も戻ります」
「初めてのパーティーですよね。一人にさせられないので、俺が聖女をエスコートしますよ」
「いえ、マドリゲス様は王子の護衛ですから私の事は気にせず……」
「ジェイコブはパーティーに慣れている」
マドリゲスが王子を確認するので釣られて私も視線を向けてしまう。
「ふっ、私はパーティーに慣れている。王宮の警備は厳重、何かを口にしなければ問題ない。ジョシュア、聖女を頼む」
「はい」
王子は先に煌びやかな会場に戻って行くと、一瞬にして取り囲まれる。
あの場所が、彼にとても似合っている。
私はその光景を遠くから眺めている方が性に合っている……
「……聖女様」
「はい」
「もう少しここにいますか? 」
「……いえ、戻ります」
「では」
マドリゲスの差し出された手を取り、会場へと戻る。
会場に戻ってもどこに向かえばいいのかと悩む私とは違い、マドリゲスは明確に歩いて行く。
「マドリゲス様? 」
気が付くとダンスホールへと足を踏み入れていた。
「聖女様、俺とダンスをよろしいですか? 」
すでにダンスホールへに到着してしまっている。
ここで断っては、更に目立ってしまう。
ただでさえ私がパーティー会場に戻った時から視線を感じていた。
「……はい」
タイミングを見計らっていたのか、スムーズに展開していく。
マドリゲスは身長が高く私がダンスの相手では、難しいはずなのに一切感じさせない。
彼もまた、ダンスが上手。
こちらの国の男性は皆ダンスが上手なようで、とても踊りやすい。
「令嬢とのダンスは苦手なんだが、聖女とは自然に踊れる」
これはきっと社交辞令という物なんだろう。
「そうなんですか? マドリゲス様とのダンスはとてもしやすいですよ」
「ジェイコブとどっちが? 」
マドリゲスは護衛騎士として、主の評価が気になるのだろうか?
それとも自身のダンスが令嬢にどう思われているのか気にしている?
「二人ともリードが上手でしたので、相手となった方も安心だと思います」
完璧な答え。
「……そうか」
ダンスを終え場所を明け渡す。
代わる代わる令嬢達が目の前に立ちはだかる。
「マドリゲス様、次は私とダンスをして頂けないかしら? 」
皆同じ言葉を口にする。
そして、その返事が……
「誘って頂き光栄だ。だが、本日は聖女の護衛を任されている」
「……そうなのですね。では、次回」
そして、去り際私を人睨み。
「会場を離れるつもりはありませんし、私は一人に慣れております。ですので、令嬢の誘いに乗られても困りませんよ」
「……ジェイ……王子の命令だ」
マドリゲスは任務に忠実なようで、先程までの表情が一変。
王子の護衛騎士に選ばれるだけのことはある、精悍な顔つき。
彼が仕事である事を前面に出すと、その後ダンスに誘われていなかった。
私も数名に誘われたのだが、マドリゲスが断ってくれたので難を逃れた。
私が無事にダンスを終えることが出来たのは、ダンスが上手な二人だから。
別の人が相手では、過去のように無様だっただろう。
「聖女にジョシュア」
王子と合流した時には久しぶりに感じた。
過去とは違い、かなり受け入れられたパーティーでも疲れるものは疲れる。
これで、聖女お披露目パーティーは終わった。
王子がいる場所に入ることが出来るのは限られた人物。
「ジョシュアか」
「聖女補佐達が貴方をお待ちですよ」
聖女補佐……王子の有力婚約者候補。
「……令嬢達か……」
「ダンスの相手が聖女だけでは貴族達が邪推する」
「……そうだな……ふぅ……私は戻るが聖女は、まだ休んでいるといい」
一人でここにいたら、戻るタイミングが分からずパーティーが終わるまでここにいてしまいそう。
「いえ、私も戻ります」
「初めてのパーティーですよね。一人にさせられないので、俺が聖女をエスコートしますよ」
「いえ、マドリゲス様は王子の護衛ですから私の事は気にせず……」
「ジェイコブはパーティーに慣れている」
マドリゲスが王子を確認するので釣られて私も視線を向けてしまう。
「ふっ、私はパーティーに慣れている。王宮の警備は厳重、何かを口にしなければ問題ない。ジョシュア、聖女を頼む」
「はい」
王子は先に煌びやかな会場に戻って行くと、一瞬にして取り囲まれる。
あの場所が、彼にとても似合っている。
私はその光景を遠くから眺めている方が性に合っている……
「……聖女様」
「はい」
「もう少しここにいますか? 」
「……いえ、戻ります」
「では」
マドリゲスの差し出された手を取り、会場へと戻る。
会場に戻ってもどこに向かえばいいのかと悩む私とは違い、マドリゲスは明確に歩いて行く。
「マドリゲス様? 」
気が付くとダンスホールへと足を踏み入れていた。
「聖女様、俺とダンスをよろしいですか? 」
すでにダンスホールへに到着してしまっている。
ここで断っては、更に目立ってしまう。
ただでさえ私がパーティー会場に戻った時から視線を感じていた。
「……はい」
タイミングを見計らっていたのか、スムーズに展開していく。
マドリゲスは身長が高く私がダンスの相手では、難しいはずなのに一切感じさせない。
彼もまた、ダンスが上手。
こちらの国の男性は皆ダンスが上手なようで、とても踊りやすい。
「令嬢とのダンスは苦手なんだが、聖女とは自然に踊れる」
これはきっと社交辞令という物なんだろう。
「そうなんですか? マドリゲス様とのダンスはとてもしやすいですよ」
「ジェイコブとどっちが? 」
マドリゲスは護衛騎士として、主の評価が気になるのだろうか?
それとも自身のダンスが令嬢にどう思われているのか気にしている?
「二人ともリードが上手でしたので、相手となった方も安心だと思います」
完璧な答え。
「……そうか」
ダンスを終え場所を明け渡す。
代わる代わる令嬢達が目の前に立ちはだかる。
「マドリゲス様、次は私とダンスをして頂けないかしら? 」
皆同じ言葉を口にする。
そして、その返事が……
「誘って頂き光栄だ。だが、本日は聖女の護衛を任されている」
「……そうなのですね。では、次回」
そして、去り際私を人睨み。
「会場を離れるつもりはありませんし、私は一人に慣れております。ですので、令嬢の誘いに乗られても困りませんよ」
「……ジェイ……王子の命令だ」
マドリゲスは任務に忠実なようで、先程までの表情が一変。
王子の護衛騎士に選ばれるだけのことはある、精悍な顔つき。
彼が仕事である事を前面に出すと、その後ダンスに誘われていなかった。
私も数名に誘われたのだが、マドリゲスが断ってくれたので難を逃れた。
私が無事にダンスを終えることが出来たのは、ダンスが上手な二人だから。
別の人が相手では、過去のように無様だっただろう。
「聖女にジョシュア」
王子と合流した時には久しぶりに感じた。
過去とは違い、かなり受け入れられたパーティーでも疲れるものは疲れる。
これで、聖女お披露目パーティーは終わった。
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