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国民の声
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『聖女と直接会話できる』という噂が拡散され、大聖堂は朝から順番待ちとなる。
先着にてしまうと前日から並ぶ者が現れてしまう恐れを考え、決められた時間内に並んだ者の中から抽選とすることにした。
それでも限定三十人、更には初日となれば多くの国民が並ぶ。
そして抽選に外れた者は、到着した聖女を一目見ようと大聖堂周辺を人がひしめき合っている。
「これって……」
「聖女様を待ち望んでいた国民の姿です」
聖女召喚の儀式を知らなかった国民は、突然上がった煙が信じられず公表されるまで落ち着かないでいた。
大衆は漸く姿を確認した『聖女』に興奮している。
集まった人達に馬車からお辞儀をする。
「聖女様ぁ」
馬車から降り立つだけで、大歓声が上がる。
いつものように修道士が私を出迎えるのだが、いつもと違う事もある。
「聖女様、お待ちしておりました」
補佐達も修道士と共に私の到着を大聖堂前で待っていた。
令嬢達は普段大聖堂の時、建物の外ではなく中で待っていたと記憶している。
彼らの方へ向き直り、大聖堂へ入る前に再びお辞儀をする。
「おぉー」
それだけで、再びの歓声。
大聖堂へと入り、扉が閉まる。
「すごい歓声でしたね」
修道士は扉が閉まると同時に今見た光景の感想を口にする。
「当然です、聖女様なんですから」
何故か、イニアスが自慢気に答える。
「まぁ……たまには、あぁ言うのも悪くないですね」
ゼルーガも満更ではない様子。
「本日は掃除はせず、皆様とお会いしますか? 」
冷静さを保とうとするも、サラディーンも先程の歓声をもう一度体験したいようだ。
エリクソンとワーグナーは何も言わない。
「いえ。予定を変えるつもりはありません。これからも掃除の後に国民との時間を取りますので、彼らにも慣れて頂かないと」
「「「「「……はい」」」」」
補佐達は、普段の掃除から逃れられると思っていたのかもしれない。
私が掃除を行うことに渋々従う。
「聖女様はやはり、聖女様ですね」
修道士が独り言を呟き、去って行く。
今日は普段通り仕事をするも、少し手が止まるとこの後の事を考えてしまう。
「私……聖女……できるかな? 」
先着にてしまうと前日から並ぶ者が現れてしまう恐れを考え、決められた時間内に並んだ者の中から抽選とすることにした。
それでも限定三十人、更には初日となれば多くの国民が並ぶ。
そして抽選に外れた者は、到着した聖女を一目見ようと大聖堂周辺を人がひしめき合っている。
「これって……」
「聖女様を待ち望んでいた国民の姿です」
聖女召喚の儀式を知らなかった国民は、突然上がった煙が信じられず公表されるまで落ち着かないでいた。
大衆は漸く姿を確認した『聖女』に興奮している。
集まった人達に馬車からお辞儀をする。
「聖女様ぁ」
馬車から降り立つだけで、大歓声が上がる。
いつものように修道士が私を出迎えるのだが、いつもと違う事もある。
「聖女様、お待ちしておりました」
補佐達も修道士と共に私の到着を大聖堂前で待っていた。
令嬢達は普段大聖堂の時、建物の外ではなく中で待っていたと記憶している。
彼らの方へ向き直り、大聖堂へ入る前に再びお辞儀をする。
「おぉー」
それだけで、再びの歓声。
大聖堂へと入り、扉が閉まる。
「すごい歓声でしたね」
修道士は扉が閉まると同時に今見た光景の感想を口にする。
「当然です、聖女様なんですから」
何故か、イニアスが自慢気に答える。
「まぁ……たまには、あぁ言うのも悪くないですね」
ゼルーガも満更ではない様子。
「本日は掃除はせず、皆様とお会いしますか? 」
冷静さを保とうとするも、サラディーンも先程の歓声をもう一度体験したいようだ。
エリクソンとワーグナーは何も言わない。
「いえ。予定を変えるつもりはありません。これからも掃除の後に国民との時間を取りますので、彼らにも慣れて頂かないと」
「「「「「……はい」」」」」
補佐達は、普段の掃除から逃れられると思っていたのかもしれない。
私が掃除を行うことに渋々従う。
「聖女様はやはり、聖女様ですね」
修道士が独り言を呟き、去って行く。
今日は普段通り仕事をするも、少し手が止まるとこの後の事を考えてしまう。
「私……聖女……できるかな? 」
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