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緊急
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「聖女様、王宮へお戻りください」
いつものように大聖堂の掃除をしていると慌てた様子でマドリゲスが現れた。
「どうかされたんですか? 」
「……詳しい話はジェイコブからある。今は王宮へ急いでほしい」
「はい……補佐の彼女達は? 」
「補佐達も同行してほしい」
マドリゲスの緊迫した様子にただ事ではないと判断し、掃除を切り上げて皆で王宮へ戻る。
王宮へ到着しマドリゲスの案内で部屋に入るも、普段とは違う雰囲気に皆が緊張していた。
「聖女……」
入室すると同時に王子に呼ばれる。
王子の他にも騎士が数名。
いつも穏やかな彼が、今は険しい表情を見せるに緊急事態が起きているのが分かる。
「はい」
「サーシャリン王女に菓子を贈ったのか? 」
「はい、以前呼ばれたお茶会でお約束しましたので」
王子の質問に答えただけだが、なんだか様子がおかしい。
「……聖女自ら指示したのか? 」
「はい。補佐の皆さんとどのお菓子が良いか話し合い、皆の意見を参考にしたお菓子を王女に送るようにお願いいたしました」
「本日、王女がそのお菓子を頂き倒れた」
「……倒れた? 」
「あぁ。その菓子に毒物が混入していた可能性を検査中だが、聖女はその菓子を直接届けたのか? 」
「いえ、私は今話題のお菓子を届けるように指示をしただけで……」
直接届けてくれたワーグナーを見てしまった。
「……そちらの令嬢が届けたのか? 」
私の視線からワーグナーに詰め寄る王子。
「わ……私は届いたお菓子を王女様にお届けしましたが、箱は一切開けてはおりません」
ワーグナーは身の潔白を示そうと必死に訴える。
「では、その菓子を依頼した店は何処だ? 」
「ぉお王都にある今話題のお店です」
「そちらも調査する。補佐達は今後調査が済むまで屋敷で待機するように」
「「「……はい」」」
補佐達は騎士と共に屋敷に戻って行った。
「聖女……」
「私は王女様に毒物など送っておりません」
「……今は、聖女が無実だという証拠もない」
「……はい」
私がお菓子を贈るなどしなければこんなことにはならなかった。
信じられなくて当然だ。
「お菓子を贈る事になった経緯を教えてくれないか? 」
「はい」
私はお茶会での会話を出来る限り思い出し話す。
「なら、その場にいた全員聖女が誰にお菓子を贈るのか把握していたんだな」
「……はい」
王子の取り調べに私なりに正確に答えたつもりだった。
その後、容疑が晴れるまで私も聖女としての行動を制限されることに決定した。
いつものように大聖堂の掃除をしていると慌てた様子でマドリゲスが現れた。
「どうかされたんですか? 」
「……詳しい話はジェイコブからある。今は王宮へ急いでほしい」
「はい……補佐の彼女達は? 」
「補佐達も同行してほしい」
マドリゲスの緊迫した様子にただ事ではないと判断し、掃除を切り上げて皆で王宮へ戻る。
王宮へ到着しマドリゲスの案内で部屋に入るも、普段とは違う雰囲気に皆が緊張していた。
「聖女……」
入室すると同時に王子に呼ばれる。
王子の他にも騎士が数名。
いつも穏やかな彼が、今は険しい表情を見せるに緊急事態が起きているのが分かる。
「はい」
「サーシャリン王女に菓子を贈ったのか? 」
「はい、以前呼ばれたお茶会でお約束しましたので」
王子の質問に答えただけだが、なんだか様子がおかしい。
「……聖女自ら指示したのか? 」
「はい。補佐の皆さんとどのお菓子が良いか話し合い、皆の意見を参考にしたお菓子を王女に送るようにお願いいたしました」
「本日、王女がそのお菓子を頂き倒れた」
「……倒れた? 」
「あぁ。その菓子に毒物が混入していた可能性を検査中だが、聖女はその菓子を直接届けたのか? 」
「いえ、私は今話題のお菓子を届けるように指示をしただけで……」
直接届けてくれたワーグナーを見てしまった。
「……そちらの令嬢が届けたのか? 」
私の視線からワーグナーに詰め寄る王子。
「わ……私は届いたお菓子を王女様にお届けしましたが、箱は一切開けてはおりません」
ワーグナーは身の潔白を示そうと必死に訴える。
「では、その菓子を依頼した店は何処だ? 」
「ぉお王都にある今話題のお店です」
「そちらも調査する。補佐達は今後調査が済むまで屋敷で待機するように」
「「「……はい」」」
補佐達は騎士と共に屋敷に戻って行った。
「聖女……」
「私は王女様に毒物など送っておりません」
「……今は、聖女が無実だという証拠もない」
「……はい」
私がお菓子を贈るなどしなければこんなことにはならなかった。
信じられなくて当然だ。
「お菓子を贈る事になった経緯を教えてくれないか? 」
「はい」
私はお茶会での会話を出来る限り思い出し話す。
「なら、その場にいた全員聖女が誰にお菓子を贈るのか把握していたんだな」
「……はい」
王子の取り調べに私なりに正確に答えたつもりだった。
その後、容疑が晴れるまで私も聖女としての行動を制限されることに決定した。
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