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四度目の接触、反撃
11、限界
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懲りない男の手が、またきよみに伸びてくる。お尻を揉んでくるその手を、身体を起こして引き剥がす。
「ねえ、俺はいつまで耐えればいいの」
「さあ?」
きよみは首を傾げて見せた。
「手は上よ」
命令口調で言いながら、その手を頭上で押さえつける。
後ろに下がったきよみは、彼のジーンズに手をかける。ジッパーを下げてズボンを引き下ろそうとすると、彼がちょっと待って、と手を掴む。非難するように睨んでやると、彼はにやにや笑いながらポケットに手を入れた。中の避妊具を取り出して見せつける。
「必要でしょ?」
ベッドサイドの引き出しにもあるので、特に必要というわけではないけれど。
「相変わらず、ひとつしか持ってこないのね」
「箱ごと持ってきてるよ。でもポケットにはひとつだけ」
そういえば、彼はバッグを持ってきていた。部屋の隅に置かれていたのを思い出す。
「足りなかったら困るもんね」
挑発的な笑みを無視して、きよみはズボンを引きずり下ろす。靴下も一緒に取り去り、下着一枚になった彼の上に跨った。互いの性器が両者の下着越しに重なると、彼の腰がゆるりと持ち上がる。
「腰も動かしちゃダメ」
人差し指を立てて言うと、彼は下唇を噛んで身をよじる。言うことを聞く気はありそうだ。相手の動きが止まると、きよみはゆっくりと一度だけ前後に腰を動かした。熱のこもった吐息が、彼の口から流れ出る。
男の割れた腹筋に両手を滑らせ、わき腹を撫でる。腹にキスをしながら両手を上に這わせると、胸の突起に指が触れた。そのまま擦り上げ、全部の指の腹でも遊ぶように触れていく。軽くつつき、弾き、押しつぶすと、相手は熱っぽい吐息を漏らしながら腰を押し上げる。
「ダメだって言ったでしょう、先輩」
彼が動けば、密着している彼女の秘所も刺激される。奥が疼くのを感じるが、もう絶対に主導権は握らせないという強い意思が、その疼きを制御する。
突起をつまんで捏ねると、相手は熱を孕んだ喘ぎをもらす。
胸骨をなぞるように舌を這わせ、心臓の辺りにちゅうと音を立てて吸いつき、突起を強く吸い上げる。
「ぅあっ」
軽く歯を立て、甘噛みする。舌で何度もこねくり回すと、また彼の腰が上下に揺れる。
「ダメって言ってるのに。我慢できないんですか先輩は。いつもはあんなに余裕なのに」
「そりゃ、こんなふうにされたらね」
かすれた声が、懇願するように言う。きよみは薄く笑い、少し下がると、彼の下着をゆっくりと引き抜いた。硬く、脈打つ彼自身が、眼前に晒される。
「じゃあ先輩、自分でゴムつけてください。その間だけ動くの許してあげます。でもその間、私に触っちゃダメですよ」
彼は起き上がり、言うことを聞いた。期待に満ちた男の視線が彼女に注がれる。再び彼を寝かせると、きよみは下着をつけたまま、彼自身の上に跨った。
彼に見上げられながら、ブラを外し、脱ぎ捨てる。やけどしそうなほど凝視してくる男の視線を受け止めて、きよみは自らの胸に触れ、愛撫し始めた。両手で胸を包み、揉み、先端をつまむ。
「ねえ、そういうのは俺がやるよ」
また勝手に動いた男の手が、ウエストを掴んでくる。その手を叩いて払うが、きよみが自らの胸を触り始めると、また勝手に動き出す。太ももを撫でてくるその手を何度か叩き落していると、身を起こした彼が抱き着いてきた。
首筋を食み、谷間に顔を埋め、性急に胸を愛撫し始める。押しのけようとする彼女の手をものともせず、胸の先端を口に含む。ぞくぞくとした快感が駆け上り、きよみの口からも嬌声が漏れた。
「ぁっ……はぁ……」
いつもの焦らすような触れ方とは違う、余裕がないような強引な愛撫だった。がっちりと腰に回された手を引き剥がそうとするが、外れない。肩を押して頭を引き離そうとしても、びくともしない。
「ぁん、はぁ……あっ……はぅっ……んぁんっ」
快楽の波が押し寄せる。きよみは身をよじり、悶えながら腕の中から逃れようとした。やがて男は、抗う彼女を抱きかかえ、ベッドに組み敷いた。位置が入れ替わったきよみは彼に見下ろされ、彼女は相手を見上げている。
獰猛な口付けが降ってきた。口内を性急に侵されながら、力強い手に胸を揉まれる。唇が自由になったかと思うと、今度は胸にむしゃぶりつかれる。先端を強く吸われると腰が勝手に浮いてしまう。
身に着けたままだった下着の中に、彼の手が滑りこんでくる。ぬめりを帯びたそこを何度も指が行き来し、全身に強い刺激が駆け巡る。中に指を突き入れられ、出し入れを繰り返されると、きよみはあっと言う間に達してしまった。
痙攣するそこに、彼も気づいたのだろう。脱力している彼女から下着を一気に引き抜くと、素早く腰を割り入れ、彼が自身をあてがった。
「いくよ、きよみちゃん」
彼女の答えを待たずして、彼は腰を押し進めた。仰け反る彼女を抱き締めて、何度も腰を打ち付ける。
きよみはそれを受け入れた。自らも相手の首に腕を回し、突き入れられる感覚に酔いしれた。
「ねえ、俺はいつまで耐えればいいの」
「さあ?」
きよみは首を傾げて見せた。
「手は上よ」
命令口調で言いながら、その手を頭上で押さえつける。
後ろに下がったきよみは、彼のジーンズに手をかける。ジッパーを下げてズボンを引き下ろそうとすると、彼がちょっと待って、と手を掴む。非難するように睨んでやると、彼はにやにや笑いながらポケットに手を入れた。中の避妊具を取り出して見せつける。
「必要でしょ?」
ベッドサイドの引き出しにもあるので、特に必要というわけではないけれど。
「相変わらず、ひとつしか持ってこないのね」
「箱ごと持ってきてるよ。でもポケットにはひとつだけ」
そういえば、彼はバッグを持ってきていた。部屋の隅に置かれていたのを思い出す。
「足りなかったら困るもんね」
挑発的な笑みを無視して、きよみはズボンを引きずり下ろす。靴下も一緒に取り去り、下着一枚になった彼の上に跨った。互いの性器が両者の下着越しに重なると、彼の腰がゆるりと持ち上がる。
「腰も動かしちゃダメ」
人差し指を立てて言うと、彼は下唇を噛んで身をよじる。言うことを聞く気はありそうだ。相手の動きが止まると、きよみはゆっくりと一度だけ前後に腰を動かした。熱のこもった吐息が、彼の口から流れ出る。
男の割れた腹筋に両手を滑らせ、わき腹を撫でる。腹にキスをしながら両手を上に這わせると、胸の突起に指が触れた。そのまま擦り上げ、全部の指の腹でも遊ぶように触れていく。軽くつつき、弾き、押しつぶすと、相手は熱っぽい吐息を漏らしながら腰を押し上げる。
「ダメだって言ったでしょう、先輩」
彼が動けば、密着している彼女の秘所も刺激される。奥が疼くのを感じるが、もう絶対に主導権は握らせないという強い意思が、その疼きを制御する。
突起をつまんで捏ねると、相手は熱を孕んだ喘ぎをもらす。
胸骨をなぞるように舌を這わせ、心臓の辺りにちゅうと音を立てて吸いつき、突起を強く吸い上げる。
「ぅあっ」
軽く歯を立て、甘噛みする。舌で何度もこねくり回すと、また彼の腰が上下に揺れる。
「ダメって言ってるのに。我慢できないんですか先輩は。いつもはあんなに余裕なのに」
「そりゃ、こんなふうにされたらね」
かすれた声が、懇願するように言う。きよみは薄く笑い、少し下がると、彼の下着をゆっくりと引き抜いた。硬く、脈打つ彼自身が、眼前に晒される。
「じゃあ先輩、自分でゴムつけてください。その間だけ動くの許してあげます。でもその間、私に触っちゃダメですよ」
彼は起き上がり、言うことを聞いた。期待に満ちた男の視線が彼女に注がれる。再び彼を寝かせると、きよみは下着をつけたまま、彼自身の上に跨った。
彼に見上げられながら、ブラを外し、脱ぎ捨てる。やけどしそうなほど凝視してくる男の視線を受け止めて、きよみは自らの胸に触れ、愛撫し始めた。両手で胸を包み、揉み、先端をつまむ。
「ねえ、そういうのは俺がやるよ」
また勝手に動いた男の手が、ウエストを掴んでくる。その手を叩いて払うが、きよみが自らの胸を触り始めると、また勝手に動き出す。太ももを撫でてくるその手を何度か叩き落していると、身を起こした彼が抱き着いてきた。
首筋を食み、谷間に顔を埋め、性急に胸を愛撫し始める。押しのけようとする彼女の手をものともせず、胸の先端を口に含む。ぞくぞくとした快感が駆け上り、きよみの口からも嬌声が漏れた。
「ぁっ……はぁ……」
いつもの焦らすような触れ方とは違う、余裕がないような強引な愛撫だった。がっちりと腰に回された手を引き剥がそうとするが、外れない。肩を押して頭を引き離そうとしても、びくともしない。
「ぁん、はぁ……あっ……はぅっ……んぁんっ」
快楽の波が押し寄せる。きよみは身をよじり、悶えながら腕の中から逃れようとした。やがて男は、抗う彼女を抱きかかえ、ベッドに組み敷いた。位置が入れ替わったきよみは彼に見下ろされ、彼女は相手を見上げている。
獰猛な口付けが降ってきた。口内を性急に侵されながら、力強い手に胸を揉まれる。唇が自由になったかと思うと、今度は胸にむしゃぶりつかれる。先端を強く吸われると腰が勝手に浮いてしまう。
身に着けたままだった下着の中に、彼の手が滑りこんでくる。ぬめりを帯びたそこを何度も指が行き来し、全身に強い刺激が駆け巡る。中に指を突き入れられ、出し入れを繰り返されると、きよみはあっと言う間に達してしまった。
痙攣するそこに、彼も気づいたのだろう。脱力している彼女から下着を一気に引き抜くと、素早く腰を割り入れ、彼が自身をあてがった。
「いくよ、きよみちゃん」
彼女の答えを待たずして、彼は腰を押し進めた。仰け反る彼女を抱き締めて、何度も腰を打ち付ける。
きよみはそれを受け入れた。自らも相手の首に腕を回し、突き入れられる感覚に酔いしれた。
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